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    ちょこ

    主に企画参加の交流小説、絵など投稿してます
    よその子さん多め

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    ちょこ

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    アイドラ小説

    真くんとの出会いの話(あと少しだけくまくんお借りしてます)

    アイドルを育成する学校に入学して暫くたった。あの時みたライブに電撃が走ったような衝撃を受けた。特に久間田初雪、というアイドルに。自分もHackをもっており、彼もおなじHackを持っているのを知った。 恐らく彼も自分のことを知らないだろう、だが同じステージに立てば……世良はそう考えた。入学したばかりの世良にとってライバルだと思える相手に出会えた日でもあった。

    それから1年、2年生になった世良はソロで活動していた。ユニットの相手を探してはいたが、どうもしっくり来なかった。このままソロで活動をするか……?と中央噴水広場を通った時、誰かが歌の練習をしていたからか声が聞こえた。灰色の髪にピアスが何個もついているのが見えた。チラリと見た時、1年前と同じあの感覚が蘇った。恐らくミュージカルで歌われてる歌を歌っていたのだろう、歌も上手いと思ったしなにより表情に惹かれるものがあった、もしかしたらHackを持っているのかもしれない、自分の脳内に彼とステージ上に立っているイメージが流れた。彼となら……いつの間にか彼の目の前に出ていた。突然自分が出てきて驚いた顔になっているのを気にしていないのか彼に指を差しをして言った。
    「君!俺とユニット組まないか!」
    突然言われたにも関わらず誘われて嬉しかったのかへにゃり、と笑顔を向けた彼。
    「え?俺でいいの?照れるなぁ」
    「君がいいんだ、ビビっときたんだ!!俺、ずっとユニット組んでくれる相手探してて、君が良ければ!俺は白石世良、2年だ!」
    「そっか、ユニットとか憧れてたんだ。オレは椎名真、3年生だよ」
    「そっかそっか3年………え、3年生……!?」
    上級生に敬語で話さずにいきなり砕けた話し方をしてしまって焦り出す。焦り始めた世良をみてあははと笑う真。
    「大丈夫だよ、ユニット組むならもっと親しくなるでしょ。タメでも大丈夫だよ」
    「よ、よかった……。ならこれからよろしく!またユニットの名前とか、衣装とか、得意なの聞きたいからまた明日の放課後ここに来ないか?」
    「うんいいよ」

    「あれ世良どうしたの」
    「あぁ、ちょっと前の事思い出してた」
    「前?」
    ステージ上のわき、ちらりとみると観客席にはたくさんの人がいた。ユニット衣装を着た真が世良が何か考え事をしているのが気になって話しかけたのだ。
    「真と初めて出会った日のこと思い出してた」
    「あぁー、いきなり前から出てきたよね。あれには笑ったよ」
    「いや本当にビビっときたんだって」
    和気あいあいと話しつつ帽子を被り直す、スタッフが出番ですと2人に声をかけると真に向き合う。
    「……なら行こうぜ」
    「今日も楽しく出来たらいいな」
    お互いに拳をコツン、と当てるとステージへと行く。観客の甲高い声と共に、2人のユニット【chic】のライブが始まる。
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    ちょこ

    DONEダミアさんお誕生日小説
    ダミアさんお借りしました!お誕生日おめでとうございます!
    モンブラン「ダミア、お誕生日おめでとうございます」
    「おー! ありがとな!」
     レイフが借りている拠点と言っていい住まいにダミアを呼び、目の前にケーキを出す。ダミアと前もって連絡を取っていたため、こうして呼べたのだ。ケーキはレイフの手作りだ。本当なら、料理も出そうかと言ったのだが、間髪入れずに断られてしまった。今度こそ上手く作れるような気がしたのにな、とレイフは残念そうに思いながらも、ダミアを見た。
    「このケーキ……モンブランか?」
    「そうです、アマロンを使ってます」
    「へー! 王様って呼ばれてるやつじゃん!」
     ダミアは感心したようにケーキを眺めた。アマロン、様々な栗の中で特段に甘い栗の事だ。身も大きいのだが、育てるのが難しく、しかも、大きく育てようと魔力を使うと、すぐに枯れるという性質を持っていた。なので、完全な手作業、時間をかけてゆっくりと育てる。そのため、栗の中の王様、という意味で【アマロン】と呼ばれるのだ。一粒だけでも驚くほどの高額で取引される。その高額さに、一時期偽物のアマロンが出回るほどだった。偽物のアマロンと区別を測るための道具すら開発されるほどに。
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