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    7ちゃん

    松ぬいと共に生きる、内向型ぬいぐるみ依存症な成人腐女子!
    相棒CP同軸リバ民。←ここ重要!!
    たまに 見せない構図なR18描くよ注意。
    ウマ娘ではタキオンのモルモット。
    ここでは主に完成させたいなーと思うらくがきを載せるじぇ!
    小説は表紙ができたらピクシブに載せるよてーい★

    (画像を追加・差し替える機能に今更気づいたにょで、
    2020年11月20日以降の投稿は完成したら完成版を先頭として追加します)
    (その際、旧らくがき下書きは2枚目としてとっときます)

    ツイッター https://twitter.com/neko7chan

    インスタ http://instagram.com/neko7chan

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    7ちゃん

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    文章がかなり長めのタキモル♀

    調子が下がる『コーヒーの罠?』イベのネタ。
    覚醒スキルの独占力とは全く別物の効果である。

    カフェちゃん育成実装はよ。



    学園卒業後も
    コーヒーの罠?に引っかかるので

    トレーナーは仕切り板を注文する。
    ところが更に、タキオンはとんでもない薬を用意し…

    おかしいな、さわやかに書くつもりが
    何故ヘンタイ的な展開になった?

    #タキモル♀
    #百合
    Lesbian

    新薬『独占力』----------------------------------------------

    「タキオンただいまー…って、あれ?」


    ある夕方の事。

    トレーナーが帰宅すると、

    机の上で ぐでーんと脱力するタキオンがいた。
    耳がぺたんと垂れている…元気ないのかな?


    「どうしたの?何か嫌な事でもあったの?」

    「うぅ~…また引っかかってしまったぁ…苦ぁいぃ…」


    そう唸り、タキオンは甘える様に
    引っ付いてきた。

    「トレーナーくぅ~ん、あまーいミルクをおくれよぉ~
     口直しがしたいんだよぉ~
     口内に残る、コーヒーの苦さがとれないんだよぉ~…」


    その言葉で察したトレーナーは
    呆れる様に叫ぶ。


    「また間違えてコーヒー飲んじゃったの!?」


    幸い牛乳は冷蔵庫に残ってたので
    コップに注いでシロップ1杯を混ぜ、
    コトッとタキオンの机に置いた。

    「ほい、甘い牛乳できたよ。」

    「うぅ~、ありがとう…」ゴクゴクゴク


    シロップ入りの牛乳で苦味を取り除いた後、
    砂糖入りの紅茶で心身共に落ち着きを取り戻す。


    「ふぅ…全く、ひどい目に遭ったよ。」



    「学園卒業しても、カフェさんのコーヒーを
     いつも間違えて飲んじゃうよね。」


    「あぁ、気を付けてるつもりでも
     研究の事で頭いっぱいになる事が多くてね。
     おかげで『天才なのに相変わらずドジっ子ですね』何て言われるよ。」

    そう苦笑するタキオンに、
    トレーナーはどこか不機嫌だった。


    「…カフェさんはコーヒーを間違えて飲まれない様に、
     タキオンの手の届かない所に移動しないのかな?
     食いしん坊な私ならそうするけどなぁ。

     まぁ研究で頭いっぱいなタキオンも問題あるけど。」



    「ほぅ、それは盲点だったね。
     ま、お互いそこまで考えつかなかったのかな?」


    「そうかもね」



    そう一言返すと
    トレーナーはノートパソコンを開き、
    通販サイトへアクセスして何かを注文した。


    「んん?トレーナー君
     何を注文したんだい?」


    「仕切り板。」


    「えっ?」

    何故唐突に仕切り板?
    と一瞬思ったが、
    先程の会話の流れですぐに察する。


    「なるほど…その発想はなかったね。
     仕切り板を置いておけば、間違えてコーヒーを手に取ってしまう心配がない。」


    「そういう事。
     じゃあタキオン、明日コンビニ支払いするから ついてきて。」



    そう誘うトレーナー君の表情は、どこか曇っていた。
    ふむ、もしかしてトレーナー君はまさか…?


    「あぁ、もちろんついて行くとも!
     調子が悪くなったらトレーナー君とデート!
     実に効率が良いし、セトロニンも幸せいっぱいに分泌されるからね!」

    ---------------------------------------------------------------------

    そしてデート当日。


    「やあやあ、待たせたね!」

    トレーナーと久々のデートだからなのか、
    タキオンはとても張り切っていた。

    そんなタキオンに、トレーナーはちょっぴり驚く。


    「早いね。もしかして、もう研究を終えたの?」


    「あぁ。
     フジキセキ曰く『レディーを待たせてはいけない』というアドバイスを元に、
     薬品の完成を確実に間に合わせる為に夜明け頃から始めてたからね。」


    「そ、そうなんだ…
     てか!結局徹夜してたんかい!」


    「ん?夜明けから起床して研究したんだから
     徹夜とは言わないだろう?細かい事は気にするな。」


    そう言うタキオンに
    少々呆れるが、

    確かに今日のタキオンは顔色が良い。
    夜明けまでしっかり睡眠をとったのだろう。

    「じゃあ行こうか。
     まずはコンビニへ行くのだろう?」

    ガシッ☆

    「∑ひゃっ?//// う、うん。」

    長い袖から伸ばす手で掴まれ、
    そのまま引っ張られる様に出発した。


    ---------------------------------------------------------------------

    真っ先にコンビニで支払い、

    その後は卒業生も利用可能な
    カフェテリアで外食する。


    「いや~カフェテリアの紅茶や料理は
     何年経っても美味しいねぇ♪
     むしろ、以前よりも味が格段と上がっている様だ♪」

    「うん、そうだね。」


    そう返答するトレーナーは、
    テンションが低いまま 黙々とヨーグルトを食べる。


    「トレーナー君、今日は少食だね。
     食欲があまりないのかい?」

    もちろん美味しそうに食べているが、
    トレーナーが注文した食べ物は
    野菜ジュースと低カロリーのヨーグルトだけなのだ。


    「んー…何かねぇ。
     体調が良いからって理由もあるけど…」



    「ふむ、もうひとつ理由があるんだね?
     心が元気ないとか?」


    「あー…わかる?」


    「そりゃわかるさ。
     何年 君を観察していると思っているんだい?
     何か悩みがあるなら遠慮なく相談したまえ。」



    「んー…じゃあ食べ終わったら
     場所変えよ。」


    そうして食後、会計を済ませて
    カフェテリアを後にした。

    ---------------------------------------------------------------------

    夕方。

    公園のブランコで
    トレーナーはどこか不機嫌そうに こいでいた。

    地面をやや乱暴に蹴り、
    まるで怒りを発散するかの様に
    空高くブランコをこいでいた。


    そんなトレーナーの様子を観察するタキオンは、
    トレーナーが元気がない原因を何となく察するのだった。


    「トレーナー君、
     もしかしてカフェに妬いているのかい?」


    「…!」


    中々言い出さないので
    こちらから聞いてみると、

    トレーナーはブランコをこぐのを止め、
    しばらくして首を傾げるのだった。

    「うーん…そうなのかな…?
     怒っているのは確かだけど。」


    「ふむ、怒っているのは自覚しているんだね。
     何年経っても、カフェがコーヒーを手の届かない所に置いてくれないから?」


    「そう!それなんだ!」


    ダン!と地面を思いっきり蹴るトレーナーは、
    今にも泣きそうになっていた。


    「何故カフェさんは、タキオンが間違えて飲んでしまう対策を考えない?工夫をしない?
     流石に怒りを覚えるし、こんな気持ちになるのは嫌だけど…正直疑うわっ!」


    「ほぅ、やはり妬いているではないか。
     とりあえずトレーナー君?」

    タキオンは目の前で袖をヒラヒラと誘う。
    それは『私に抱き着きたまえ』という合図だ。

    「ん…」

    ギュッと抱き着くトレーナーは、
    タキオンの黄色いセーターをハンカチ代わりに顔を埋める。


    「嫌なんだ…タキオンが誰かのせいで調子を下げられるのは。」


    「ふむ。そこまで思い詰めてたのか。
     誤飲を避ける努力をせず、
     知らずにトレーナー君を悲しませている事に気付けなかった、私の落ち度だね。
     ごめんよ…トレーナー君。」

    そう謝罪し、トレーナーの頭をなでなでする。


    「薄々感づいてたが、
     そういえばトレーナー君は私を含む担当ウマ娘が
     調子を下げられる度に怒ってたね。

     例をひとつ挙げると…
     確か、悪気がなくともバクシンオー君の元気を無くさせた担任を厳重注意していたね。」


    「うん…だけど、
     調子を下げられたバクシンオーやウララちゃんよりも遥かに怒っている。」


    「ほう、それはやはり
     私に狂ってる程 惚れてるから?」



    「うん。ぶっちゃけ、
     タキオンの調子を下げてしまうのは私だけでいい。」



    「…!////」


    驚いた。

    トレーナー君は元々
    独占欲が強いのはわかっていたが、
    まさかこれ程まで強かったとは。


    「ククク…ハーッハッハッハ!
     君は思ったよりも嫉妬深いのだな!
     素晴らしい!実に素晴らしいよ!

     流石 私だけの従順なモルモットだ!」


    「む~…////」



    自分の嫉妬深さを自覚させられて
    ふくれっ面するトレーナーの表情をじっくり観察するタキオンは、

    とある薬品をポケットから取り出す。


    「え?その薬は何…?」


    「今朝完成させた新薬だ。
     今夜 君に飲ませるつもりだったが、気が変わった。」

    そう言って、タキオンはその薬をゴクンと飲み干した。


    「えっ!?タキオンが飲むの!?」


    突然の状況に戸惑う中、
    タキオンはワイシャツの襟をクイッとめくって
    自分の首筋をさらけ出す。

    「さてモルモット君、さっそく実験だ。
     私にキスマークを付けたまえ。」


    「∑えッ!!??///// いきなり何故!?」



    「今私が飲んだ薬は、
    『飲んだ者にキスマークを付けた者』の独占欲の強さを測る薬だ。

     付けられたキスマークは
     独占欲が強ければ強い程 強く発光し、

     下心や敵意を持つ者や
     命を奪いかねない速度と重さを兼ね備えた車、銃弾等を弾くバリアも作られるんだ。

     もちろん独占欲が強い程 バリアの強度、弾く力も上がる。
     

     更に!飲んだ者にキスマークを付けると、
     自分の性格を表す色に発光する!

     素晴らしいだろう?
     まるで自分色に染めた気分に浸れるから支配欲が沸くし、
     目でも楽しめるぞ~♪」



    「マジですか…何て凄まじい薬つくってんの…」


    ぶっとんだ薬だなぁと呆れるトレーナーに、
    タキオンは自分の首筋をトントン、と指して煽る。


    「ほらほら、キスマークを付けないのかい?
     この薬の効果は24時間だから、まだ時間はある。
     何なら帰宅後につけても良いぞ?」


    「~~~~;;;;/////」


    突然の誘惑に困惑するトレーナーだが、
    そんな様子を見るタキオンは
    スッと真剣な表情になり、止めの如く釘を刺す。


    「君は攻めの適正が低く、攻める勇気も無いのはわかっている。

     だがこの実験は、
     私を守る為でもあるんだよ。」


    「!」


    「君のほんのちょっとの勇気で、
     私を守れるんだ。」


    「……」


    その瞬間、トレーナー君の瞳に狂気が宿った。

    ククク…良いねぇ、その目だよ。
    その狂った目が私を高揚させ、身も心もゾクゾクさせるんだ…!!


    「わかった…。
     でもここでは見られるとヤバイから、家でシようね。」


    「ククク、ようやく決意を固めてくれたのだね!
     よろしい!では帰宅しようか!」


    意を決したトレーナーは、

    タキオンの腕を引っ張って
    我が家へ向かうのだった…。


    「あ、言っとくけどモルモット君?
     この新薬『独占力』は予備も作ってあるから、君も1本飲むんだよ。」


    「あ…やっぱり?(フラグ」

    ---------------------------------------------------------------------

    翌日。


    激しい雨の中、

    カフェテリアで
    お茶をするウマ娘が2人いる。

    その内の一人は色々な事で目立ち、
    痛い視線が注がれるのだった。




    「…それで首筋が青く発光しているのですか。
     あなたのトレーナーさん、どれだけ嫉妬深いんですか。
     眩しくて困ります。」


    「そういう事さ!
     いや~この実験は成功だね♪

     カフェテリアへ向かう途中、運悪くゲリラ豪雨や強風による飛来物に見舞われたが、
     薬のバリアは問題なく作動して全て弾いてくれた。
     副作用もなし!

     そしてトレーナー君が用意してくれた仕切り板のおかげで、
     今日は無事に紅茶が美味い!」


    満足そうに紅茶を飲むタキオンに、
    カフェは呆れてコーヒーを飲む。


    「全く…確かにコーヒーの位置を考えなかった私にも非はありますが、
     まさかあなたのトレーナーさんに妬かれてしまうとは。
     今思えば、タキオンさんが間違えて口付けたコーヒーをよく飲んでましたからね。
     何はともあれ、誤解が解けてよかったです。」


    「あぁ、私も安心したよ。
     もしカフェが私に恋愛感情を抱いていたら、
     今頃私の隣にいない。薬のバリアで弾かれてただろうからね。」


    はぁ~、とため息をつくカフェ。


    「デジタルさんが持ってる薄い本みたいに思わないでください。
     私にはちゃんと想い人がいるというのに…」


    「ふぅン、そういえばいるんだっけね?
     想い人は確か君のトレーナー君かな?」


    「人前で聞かないでください。」


    「おっと、これは失礼。
     睨まないでおくれよ~。」


    キッと睨まれて怯む中、
    カフェは存在しないはずの誰かと話していた。

    おそらく、イマジナリーフレンドと会話しているのだろう。


    「え?でも…ううん、そうね。あなたがそう言うなら…」

    「おや?君のイマジナリーフレンドとやらが、何か意見しているのかい?」



    「えぇ、色々迷ったけど…最近私のトレーナーさんが
     異性の人と楽しく話してるのをよく見かけるせいで、不安が消えないんです…
     もし余っていたら良いので、その新薬を分けて下さい。」


    「ほぅ!実験に協力してくれるとは珍しい!
     嬉しいよカフェ~♪♪♪」


    「勘違いしないで下さい、あくまでも取引ですから。」


    「ふぅん、取引とは?
     新薬を分ける代わりに、何かくれるのかい?」


    そう聞くとカフェはショーケースの方へ行き、
    テイクアウトでスイーツを追加注文した。


    「やる気スイーツを2つ買いました。
     以前あなたのトレーナーさん、
     このスイーツを食べてみたいと言ってたのでしょう?

     不安にさせてしまったお詫びです。
     2つ買ったので、あなたのトレーナーさんと仲良く食べてくださいね?」


    「おぉ!気が利くねぇ♪
     もちろんだとも!感謝するよカフェ~!」


    新薬を渡すタキオンは、
    大喜びでスイーツを買い物袋へ大切にしまった。


    「ところであなたのトレーナーさん、今日は見かけませんね?
     デイリーレースやチームレースはどうするんです?」


    「あぁ、今日のトレーナー君は例の新薬で出勤できなくなったんだ。
     だから代わりに私が、食材の買い足しを引き受けたのさ。」


    「えっ、まさか…
     出勤できない程、発光しちゃったんですか?」


    「その通り!トレーナー君の独占欲は中々の強さだったが、
     私の方が何十倍も強く重たいからね!

     あまりの眩しさに目を開けられず、料理も出来ない程
     青緑色に発光してしまっているのだよ!ハッハッハッ!!」


    そう高笑いするタキオンに、
    カフェはトレーナーに同情する。

    「トレーナーさん可哀想に…
     だったら早く帰宅してあげてください。」


    「あぁ、もちろんだとも!
     買い物は済ませたし、丁度食事も終えたところだし、
     そろそろ帰宅するよ!」


    そう高らかに会計を済ませ、
    愛しいトレーナーがいる我が家へ
    猛ダッシュで帰宅するのだった…






    アグネスタキオンはやる気スイーツを2個貰った。
    アグネスタキオンとマンハッタンカフェの絆が5上がった。


    帰宅後、やる気スイーツを仲良く食べて
    アグネスタキオンとトレーナーの絆が30上がった。

    アグネスタキオンは絶好調になった。
    トレーナーは絶好調になった。

    =======================================================
    おしまい★
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