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    ふすまこんぶ

    @Konbu_68
    ワンクッションイラスト/小説置き場

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    ふすまこんぶ

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    旦那氏×将軍。クーデター収束1周年記念パーティーに参加する2人のお話。

    分つ「ギルモアくん、糸くずついてる」
    真っ赤な絨毯が敷き詰められた、ギルモアの執務室。外への扉に手をかけた部屋の主は、背後から老齢の男に話しかけられた。
    民間人である彼──夫のダンダが執務室にいるのには理由がある。今日の夜はクーデター収束1周年を記念して官邸パーティーが開かれるのだ。ギルモアだけでなく彼もその催しに参加することになっている。淡いライトブルーの正装に身を包んだ夫は、ギルモアの背中からひょいと糸くずを掴んで捨てた。もう大丈夫だよ、と微笑む彼を見て、ギルモアは口を引き結んだ。
    クーデターの収束、すなわち自由同盟の勝利を祝うパーティーに、そのクーデターを起こした張本人であり敗北者をも招待する。官邸としては、かつて反乱を起こした男は今や我々の配下であり何の危険もないのだと、そう内外にアピールしたいのだろう。屈辱だ、何もかも不愉快だ。
    だがそれよりも嫌だと思うのは、官邸が自身の職務に夫を巻き込んでくることだ。昔から、夫や子供たちの存在は誰にも、近しい部下や上司にすら明かしたことはなかった。だが最近、軍事パレードやパーティーなどといったイベントで、夫を同伴させるよう官邸から指示を下される。正直夫がいなくとも何も問題はない。おそらく上の連中は、夫をある種の人質にするつもりなのだろうとギルモアは思っていた。夫は、小説家ということで元から一部の本好きには顔と名前は知られていたが、ギルモアが配偶者であることは一切秘匿されていた。しかし、今はイベントの中継ニュースを通して顔が世間に広く知られている。もしギルモアが不穏な振る舞いを見せたなら、また政府に反旗を翻そうものなら、世の中に顔が割れた夫がどんな目に遭うか。政府はギルモアとダンダの子や孫たちの情報も把握しているだろう。長男は今もピシアで働いているが、他は全く関係のない民間人だ。
    夫がそんな官邸の思惑に気づいているのかは分からない。仕事についてきて欲しい、と言えば夫は二つ返事で了承してくれる。しかし、体が弱く、そもそも公の場に出た経験がない夫には大きな負担となるようで、翌日はぐったりしていることが多い。
    無理をさせたくない。しかし官邸からの指示を突っぱねることもできない。
    苦々しい顔で俯いていると、横からぎゅるるると低い音がした。顔を上げると、夫がお腹を押さえていた。
    「えへ、お腹ぺこぺこでさ……美味しい料理食べられると良いなあ」
    頬をかきながら呑気に笑った夫が、ちょっぴり腹立たしくもあり、羨ましくもあった。



    「では自由記念日1周年を祝して、乾杯!」
    すっかり大人の顔をするようになったパピ大統領の音頭を合図に、各々の参加者が手にしたグラスを掲げる。
    澄んだ薄ピンクのエールを口に含み、ギルモアはそっと隣にいる夫を見やった。飲み慣れない高級な酒の味に、不思議そうに首を傾げている。ただ香りは気に入ったようで、何度もグラスに顔を近づけて表情を和らげていた。
    「あ、ドラコルルくん」
    夫が声を上げる。ピシア長官を務める男が、グラスを片手にこちらへ歩み寄ってきた。
    「お久しぶりです」
    ドラコルルは空いている手で軍帽を少し上げて挨拶をした。
    「先月のパレードぶりだね。お仕事どう?
     ギルモアくんが無理難題押し付けてない?」
    「おい!」
    夫の言葉にギルモアは小さく抗議の声を上げた。
    「ご心配ありがとうございます。ですが、将軍の素晴らしいご采配に異存などありませんよ」
    ドラコルルはにこりと笑った。余所行きの顔だな、とギルモアは思った。
    「そう? 何かあったら遠慮なく僕に言ってね」
    歓談する2人をよそ目に、ギルモアは周囲をぐるりと見渡した。ギルモアとダンダ、そしてドラコルル以外は皆自由同盟のメンバーばかりだ。反乱の首謀者と協力者に好き好んで近付いて来る者はおらず、あからさまに距離を取られている。
    と、思ったが。
    「やあ、私も混ぜてもらって構わないかな?」
    大人ばかりの集まりに、小さな背の少年が輪に加わった。
    「パピ大統領!」
    夫は目を丸くした。パピは胸に手を当て、男に軽く会釈をした。
    「お会いするのは初めてですね。私はパピです」
    「いえ、こちらこそ妻共々お招きいただきありがとうございます。ダンダと申します」
    ぺこ、と夫がお辞儀をしたと同時に、またしても腹の音が鳴り響く。顔を赤くして俯いた男に、パピは微笑みながら声をかけた。
    「テーブルの方へ行きましょうか。ダンダさん、魚介料理はお好きですか?」
    「はい」
    「ではあちらのマリネはいかがですか?」
    「わあ、美味しそうですね!」
    自然に導かれ、ダンダは大統領と共に料理の方へ向かった。海の幸で作られた一級品を眺めて感嘆の声を上げ、側にいる少年と談笑する。少し離れた場所からその様子を眺めていたギルモアの耳に、遠くの方の話し声が届いた。
    「意外なものですな、あの男が既婚者だったとは」
    「しかもあのダンダ先生でしょう? 息子がファンで家に何冊か小説があるのですが、いやはや驚きです」
    「一体どのようにして出会ったのか気になりますね」
    「確か子供が4人だったか5人だったか……先生も大変だったでしょうなあ」
    声の主は政界の古株たちだ。声音と言葉を取り繕っていても、その裏に潜んだ真意を推するのは容易い。彼らは、巷で流れるワイドショーの言葉を借りれば「ピリカ史上最悪の大罪人」である己と家庭を持った夫を憐れみ、揶揄している。最後の男は、子を産んだのがダンダの方だと思い込んでいるのだろう。力づくで結婚し孕ませたとでも思っていそうだ。
    夫には彼らの話は聞こえていないらしく、笑顔で大統領と会話している。先程まで隣にいたはずのドラコルルは、いつの間にやら補佐官と治安大臣と言葉を交わしていた。
    ぼつりと立ったまま、手にしていたグラスに口をつける。悪くない味だ。夫も気に入っていたようだから後で買い求めよう。

    催しも半ばを過ぎた頃、ギルモアは部屋の隅の椅子に座ってぼんやりと夫を見ていた。大統領と補佐官、治安大臣と歓談に興じる夫は、アルコールが回ってきたせいもあるのか楽しそうに見える。
    トイレに向かうギルモアは、近くにいたドラコルルに声をかけた。
    「少し席を外す。周囲を見張れ」
    「はっ」
    それは、夫に危害を加えようとする者がいないか見ていろ、いれば即取り押さえろという暗黙の命令であった。クーデターの首謀者の家族ということで、見当違いも甚だしいが夫も少なからず恨みを持たれている。あの3人のそばにいるのなら安全だと思うが、念には念を入れなければ。
    頷いた部下を横目にトイレへ。用を足して冷たい水で手を洗い、またパーティールームへ戻る。
    すると。
    「……ダンダ?」
    部屋の端の方、人に囲まれる中、夫が椅子に座っていた。膝に肘をつき頭を手で押さえるようにして支えていた。わらわらと集まっていた群衆を押し退け、ギルモアは夫に駆け寄った。
    「ギルモア将軍!」
    夫のそばで心配そうに声をかけていた大統領が声を上げる。夫を挟んで反対側に立っていたドラコルルは、ギルモアに耳打ちした。
    「突然ふらつかれまして、どうやら体調が悪くなったようです」
    ギルモアは胸元のポケットから携帯端末を取り出した。今日のお天気アプリを開く。予報は晴れだったはずだが、今確認すると雨になっていた。しかも気圧が急降下している。眉を顰め、端末をポケットに仕舞い直す。夫の目の前に立ち、その肩に手を置いた。
    「頭痛か?」
    夫の顔が上がる。弱々しくも苦しげな表情だった。いつもなら顔色で夫の体調を判断できるのだが、今回分からなかったのは酒を飲んで顔が赤らんでいたせいか。
    「ん……」
    呻きにも似た肯定の声に、ギルモアは口を開いた。
    「薬は……いや、酒を飲んだから無理か」
    手袋を脱ぎ、夫の額に触れる。手を洗ったばかりだからか余計に熱く感じられた。
    「おい、どこかにベッドはないのか」
    振り返って、背後にいる大統領に声をかける。
    「ベッドはないのですが、応接室に大きめのソファがあります。そこなら……」
    ギルモアはすぐに夫の方を向いて、静かに語りかけた。
    「立てるか?」
    「んー……むり、かも……」
    小さく呟くような声だった。突然の天候の変化に体が耐えられなかったのか、ここまで苦しそうな夫を、ギルモアは久々に見た。
    「そうだ、担架を使って──」
    パピが言いかけたところで、ギルモアは夫の目の前で背を向け、その場にしゃがみ込んだ。
    「乗れ」
    夫は薄らと目を開けた。妻の意図を理解したのか、おずおずと相手の肩に手を伸ばし、ゆっくりとギルモアの背中に体重を預けた。
    「ふん!」
    掛け声を発しながらギルモアが立ち上がる。少しふらついたが、しっかりと夫をおぶったまま歩き出した。野次馬の如く群がっていたパーティー参加者たちは慌てて身を引き、2人が通るための道を形成した。
    「おい、その応接室はどこだ」
    「私が案内しよう」
    黒髭の治安大臣が先導する。殿としてドラコルルがお供し、4人が去った後のパーティー会場はしばらくざわついたままであった。



    「どうですか、ダンダさんの体調は」
    もうパーティーも終わる頃、応接室の扉を開けたのは大統領だった。心配そうな顔で近寄って来た少年に、ギルモアは目線を向けずに答えた。
    「眠ってしまったようだ」
    官邸のスタッフが持ってきてくれた毛布と額冷却シートを身につけ、ギルモアの夫は膝枕をされながらすうすうと寝息を立てていた。眠りの間は頭痛も感じないからか、表情も幾分か和らいでいる。
    「申し訳ありません。ダンダさんの体調が悪いのに気づかず」
    パピの丁寧な謝罪に、ギルモアは僅かに顔を顰めた。気に食わない。かつての敵に対してもすんなりと頭を下げる、その誠実さが。
    「……別に、よくあることだ」
    「そうでしたか……」
    緑色の目が揺れた。何か言いたげに見えたが、結局言葉を続けぬまま、少年は頭を下げてパーティーへと戻って行った。
    大統領個人としては、夫を己の職務に同行させることを止めるべきだと思ったのだろう。だが議会がそれを許すはずがない。クーデターを起こした犯罪者を飼い慣らすための餌を、彼らは易々と手放さないだろう。
    「……ん、ぎるもあ、くん?」
    色の薄い目がゆっくりと開かれる。寝起きで頭が回っていないのかぼんやりした顔つきをしていた。
    「具合はどうだ?」
    「あたまいたい……けど、ねる前よりマシ、かな」
    老人はよたつきながらも起き上がった。その背中をギルモアが支える。
    「ここは?」
    「官邸の応接室だ」
    「パーティーは?」
    「そろそろ終わる時間だな」
    ちらと時計を見やってからギルモアは答えた。夫は「そう……」と呟いて、大きく息を吐いた。
    「ごめんね、せっかくのパーティーだったのに……」
    「あんなもの、参加せずに済むならその方が良い」
    「でもさ、アピールできる貴重な機会だよ」
    アピール、とは何だ。ギルモアは振り向いた。夫と目が合う。弱々しい目つきだったが、瞳の奥に強い意志の色が見えた。
    「他の人たちに、ギルモアくんは、ピシアは大丈夫ですよって、もうあなたたちの敵じゃないですよって、宣伝する良い機会でしょ?」
    夫は微かな笑みを浮かべていた。
    「いつまでも疑われたり、いがみ合ったりって、結構しんどいものだから……事が事だから、完全に許してもらうことはできないと思うけど……でも、良い印象を与えておくに越したことはないしさ」
    老人は俯いて、太ももの上に置いた自分の手を見つめた。
    「僕もその手伝いができればと思ったんだけど……」
    ギルモアは、口をつぐんでしまった夫の腰に手を回した。優しい力で抱き寄せ、ぼそりと言った。
    「ワシは、今日のようにお前が仕事に同行するのは反対だ」
    夫はぱちりと目を瞬かせた。
    「お前には負担が大きすぎる。どうせワシ1人でも構わ──」
    「ううん」
    やおらに首を横に振り、夫はギルモアの方を見つめた。緩やかに垂れた目を細め、柔らかい笑顔を浮かべる。
    「僕、やるよ」
    夫の頭がギルモアの肩にもたれかかる。
    「全部ギルモアくんが背負うんじゃなくて、2人で分け分けしよう。そしたら、ちょっとは軽くなるでしょ?」
    ギルモアは目を見張った。夫は、己が背負わなければならないものも、課せられた罰も、周囲から向けられる冷たい眼差しも、憎悪も、共に分け合うつもりなのか。
    今日のパーティーでやけに楽しそうだったのも、彼なりに目的があったのではないだろうか。夫への評価は、多少なりとも伴侶たる己の印象と連動する。社交的な振る舞いを見せることで、己への心証を少しでも良くしようとしたのでは。
    「……これからもずっと、世間に叩かれ続けることになるぞ」
    「うん」
    ギルモアの言葉に、夫は穏やかな声音で答えた。
    「催しに参加すれば体力を持っていかれる。体調も崩しやすくなるだろう」
    「うん」
    「……お前は、反乱とは無関係だ」
    「うん」
    クーデターについて夫に情報を漏らしたことはなかった。決行日が近づいてきた頃、生活の場を本部に移した上、まともに連絡を取り合うこともしなかった。
    そしてピリカ政府に反旗を翻し、失敗し捕らえられた。様々な思惑と事情が交差し、幸いにも刑務所に入れられることはなく、復興の任務に従事するようにと大統領命令を下された。
    留置所を出る時、迎えに来たのは夫と子供たちだった。久しぶりに再会した夫に抱きしめられ、「ギルモアくんの馬鹿!」と泣きながら叫ばれたことを、ギルモアは思い出した。
    夫に、子供たちに、その伴侶や孫たちにも多大な迷惑と心労をかけた。だからこそ、これ以上彼らに負担となるようなことはしまいと、どんな批判や中傷を受けても耐えてひたすらに任務に身骨を砕いてきた。だが、そんな日々に心が少しずつ擦り減っていたのもまた事実であった。
    「それでも良いのか、ダンダ」
    夫は迷いなく答えた。
    「うん」
    夫の細い腕がギルモアの腰に回される。互いに互いの腰を抱き、ぴったりと体をひっつけた。いつもよりほんの少しだけ温かい夫の体に、ギルモアは表情を和らげ、その頬を夫の頭頂に擦り寄せた。



    「な、な、何だこれは〜〜〜っ!!!」
    翌朝のギルモア邸に野太い悲鳴が響き渡る。
    「どうしたの?」
    白髪の老人はパジャマのまま、眠そうな顔でリビングにやって来た。
    ギルモアは口をあんぐりと開けたままテレビを指さす。ピリカ全国で放送される朝の情報番組だ。
    『──でもほら、ダンダ先生の愛妻ぶりはファンの間では有名だそうですよ』
    『あのギルモア将軍がというのが信じがたいですが』
    『信じらんなーい』
    コメンテーターたちがワイワイ騒ぐその後ろ、スクリーンに写真が表示されていた。撮影された場所に見覚えがある。昨日に訪れた、官邸の応接室だ。そのソファで眠る夫と、膝枕をするギルモアが、天井から見下ろす形で映し出されていた。
    「えっ!?」
    ダンダは驚いて目を丸くし、慌ててテレビに駆け寄った。
    『しかも官邸スタッフによると、ギルモア将軍は夫であるダンダ氏に、パーティーなどのイベントに同行することについて「世間から叩かれ続ける、体力を持っていかれる、体調も崩しやすくなるが、それでも良いのか」と尋ねたそうです。それに対しダンダ氏ははっきりと「うん」と答えたと』
    『ええ〜めちゃめちゃアツいじゃないですか』
    『愛妻のレベル高すぎでしょ』
    若い女性タレントや芸人がコメントを添える。
    『さらに寄せられた情報では──』
    アナウンサーがそう言った途端、ぷつりとテレビ画面が黒に染まる。夫が後ろを振り返ると、顔と触覚を真っ赤にしたギルモアがリモコンをソファにぶん投げたところだった。ぼふ、とリモコンはソファの上で跳ねた。
    「官邸……ぐぐ、あの小僧め……」
    忌々しげに言葉を絞り出したギルモアは、ハッと何かに気づきリビングの窓の外を見やる。すぐに勢いよくカーテンを閉めたのを見て、夫は尋ねた。
    「どうしたの?」
    「マスコミがいる」
    ギルモアは素早く家中のカーテンを閉めに回った。リビングに舞い戻って来た老人は、ため息をついてなだれるようにソファに座り込んだ。
    と、テーブルの上に置かれた夫の携帯端末が通知音を鳴らす。メッセージアプリを開くと、子供たちから沢山の文章が届いていた。
    「あ、子供たちもテレビ見たって」
    「はぁ〜……」
    ギルモアは顔を覆ってため息をついた。
    「監視カメラでもあったのかな、あそこの応接室」
    「だからといってマスコミに流す奴があるか!」
    「子供たち、『テレビでやってること本当なの?』ってさ。多分本当って送っとくね」
    ソファに座った夫はぽちぽちと端末をいじり、子供たちへ向けて返信した。横で首を垂れるギルモアに気づき、肩をトントンと叩く。顔を上げたギルモアに笑いかけ、太ももを手で二度叩いた。
    ギルモアは機嫌悪そうな顔のまま、ソファの上でごろりと横たわった。夫の膝の上に頭をゆっくりと置く。
    「そういえば、もう体調は良いのか?」
    真上を向いたギルモアを、夫は優しい眼差しで見つめた。
    「うん、家の中にいる分には大丈夫だと思う」
    「どうせ今日は家から出られん」
    「ふふ、そうだね」
    夫がギルモアの額を撫でる。顰めっ面がふわりと和らいだ。
    今日は丸一日、ギルモアは休みだ。あの少年大統領に色々と問い詰めたいことはあるが、それは明日。
    今はただ、穏やかな時間を分け合いたい。ギルモアは目を閉じ、満足そうな微笑みを浮かべた。(終)
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