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    Jukiya_d

    ウリサンとかマキリオとかガブクラとかイチ桐とか腐った小説書いてる人

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    Jukiya_d

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    バブイルの塔攻略直後のキャンプ・ブロークングラスの妄想。
    実際ユルスを取り押さえてたのはアルフィノ、アリゼーなんだけど、こういうパターンもあったらいいなっていう妄想をしてて形にならないままボツってしまったあらすじ的なものです。
    あらすじなんでざっくりとしててちゃんとした描写とか台詞はほとんどありません。エマシカが協力してユルスくんを救うっていうのが見たかっただけです!w

    #エマシカ
    emaciatedDeer

    エマシカボツ供養 バブイルの塔攻略後。
     ヴァリス帝(アニマ)が崩御した場合は周りを巻き込んでことごとく殉じよ、という命令がテンパードに施されていた為、ユルスも例外なくキャンプブロークングラスで暴走を始める。
     陽動班として動いていたシカルドとエマネランも立ち向かってくる帝国兵を退けつつキャンプブロークングラスへと帰還。そこで目にしたのは暴走を食い止めようとしている派遣団の皆と保護したテンパード達だった。
     殉じよ、という命令通り命を捨てる覚悟で襲いかかるテンパード達をルキアの指示で各々が必死に止めにかかっていた。その中でマキシマが抑え込んでいたのは他でもないユルスその人だった。
     マキシマは今やこのキャンプでの中心人物。失うわけにはいかないとシカルドとエマネランは駆け寄る。目からは青い光が溢れ、理性を失って叫び暴れるユルスの姿にエマネランは一瞬狼狽えるが、ユルスがこのキャンプに訪れて涙ながらにスープを飲んでいた姿を思い出して決意を固める。
     オレ達が代わりに抑え込む。あんたは全体を把握してくれ!と暴れるユルスの両手を掴んで抑え込むシカルド。が、ユルスも元第Ⅰ軍団の軍人である。抵抗する力も理性を失っているせいか強く、シカルドだけでどうにかなるものではなかった。
     そこへエマネランが駆け寄り、両足に抱きつくような形で拘束をした。手足の自由を奪われたユルスは思い切りシカルドの首筋に噛み付いて歯を立てる。
    「くっそ……痛ってェ…」
     唸り声を上げながらシカルドに噛み付いたまま離れないユルス。ギリギリとシカルドの皮膚に歯が食い込み、このままでは出血の恐れすらあると危機を感じたエマネランはくっ…と歯を食いしばると
    「シカルド、手を離せ!!」
     エマネランがいつもは出さないような大声を出し、それを聞いたシカルドは何か策があるのだと指示通りに掴んでいたユルスの両手首を離した。
     それを合図にエマネランが足を大きく開いて床を踏みしめ、思い切りユルスの両足を自分の方へと引く。
    「ごめんな…!」
     両足を横に引かれ、ユルスはバランスを崩してその場に倒れ込んだ。咄嗟のエマネランの判断にシカルドはニッと口の端を持ち上げると
    「上出来だぜ」
     と雪の中にも関わらず汗を流しながらユルスの背中の上に乗って再び両腕を掴み、背中で拘束した。
    「グリダニアのテントにロープがある!お前はそれを取りに行ってくれ!」
     暴れるユルスの上で抑え込みながらシカルドが言う。首にはくっきりと痛々しい歯型が残っており、血も滲んでいた。
    「でも今お前を1人にするわけには…!」
    「いいから行って来い!!お前にしか頼めねェんだよ!!」
     怒号にも似たシカルドの声。躊躇う気持ちは消えなかったが、エマネランはここまでのシカルドを見て状況把握と的確な指示には優れている人物だということを知っていた。
    「オレ様が戻るまで絶対堪えてみせろよ!」
     抱いていた両足を離せばユルスは否応無しに暴れ出す。シカルドはそんなユルスをなんとか床に抑えつけながらエマネランへと歯を見せて笑い。
    「ったりめーだろうがよ!」
    と駆け出すエマネランを見送った。
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