クレイグ、演技指導への不満(演技未経験のクレイグに演技指導をすることになったロージー。クレイグはそんな彼女の「演技指導」に不満を持つ)
ロージー「クレイグ、演技なんかしなくて良いわ。本当に好きになっちゃえば良いのよ。私のこと」
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居酒屋
サーカスの仲間たちが集まり、クレイグを茶化しながらも彼を賑やかに応援する。楽しい雰囲気の中、クレイグは虚空を見つめている。
ワシリー「良いよなぁクレイグは!! あんなかわいこちゃんと? 密室で?2人っきり?手取り足取り演技指導ってか!!」
グスタフ「ズリーよ!こちとら弟の方だぞ!?イケメンに興味ねぇんだよ!!代われ!!」
ハンジ「2人とも下品過ぎるよ…」
シェン「そうだよ!クレイグはうちのサーカスのために未経験の演技してくれてるんだよ?茶化すなよ」
ハンジ「ごめんね、クレイグ。 2人とも相変わらずアホでさ…」
クレイグは少し気まずそうに笑う。
クレイグ「何も…」
全員が不思議そうにクレイグを見る。
クレイグ「散々好き勝手煽られて弄ばれた挙げ句、何も無いけど…それでも羨ましい?」
彼の言葉に、周囲の男性たちが肩を叩きながら励ます。
ワシリー「クレイグ今日は食いたいもん全部食え…」
グスタフ「俺達の奢りだ…な」
クレイグ「どうも…」
その後、ロージーとすれ違う一行。
ワシリー「アァッ!悪女発見!!」
ハンジ「うちのクレイグいじめないで!!」
グスタフ「公演終わったらデートしよ!!」
シェン「ロージーちゃんうちのアホどもがごめん!!」
ロージー「何言ったのよ、斬首するわよ?」
クレイグ「申し訳ありません、陛下…」