最近の検索
    ログインするともっと絵文字を送れます
    持っているアカウントではじめる

    rubbish_2ss

    @rubbish_2ss
    ✉️: https://odaibako.net/u/rubbish_2ss

    ☆こそフォロ 絵文字で応援する 💪 👀 👍 ✨
    ポイポイ 22

    rubbish_2ss

    ☆こそフォロ

    2023.4.29「キミとじゃなければ」に出展した、スイとシキの漫画です。アナザークリアまで(とエンドオブファントムも少し)のネタバレを含みます。

    タップで全画面(原寸:3175x4415)無断転載禁止
    🙏☺☺☺👏👏👏😭😭😭🙏🙏🙏👏👏👏💖😭😭😭🙏🙏😭👏❤❤❤👏👏👏😭😭😭👏👏👏👏❤❤❤✨✨😭👍😭😭😭😭😭👏👏👏👏😭😭🙏👏👏👏
    リアクションをたくさん送って応援しよう!
    作者からのリプライ

    おすすめ作品

    Satsuki

    らくがき雪女パロ的なシルとフェリ。書いた人はフェリを美人だと思っています。
    山の天気は変わりやすい。サク、と、踏み出した足は膝までパウダースノーに埋まり、幼いシルヴァンは自分の吐き出した息の白さに視界を阻まれ途方に暮れた。
     数を教えてくれたのは兄上だった。1から1000まで数えられるようになったから、ウサギを見に連れて行ってやる。そう言う兄の温かな手に引かれて、シルヴァンは父や母に黙って家を遠く離れる不安に蓋をしていたのだが、マイクランが山の中腹で手を離したので途端にさびしくなった。
    「いいか、俺がうさぎを巣から追い立ててくるから、お前が捕まえるんだ。ここで、1000を1000回数えて、待ってろよ」
    「1000を1000回も?」
     シルヴァンはびっくりした。そんなに数えられるだろうか。両手の指は10本しかないのに。しかし泣き言を言ったら兄は怒り出してしまうかもしれない。マイクランはどうも、弟がわがままを言うのが世界で一番嫌いらしいのだ。仕方なく、シルヴァンはマイクランの背を見送って、数を数え始めた。だんだん心細くなってきて、どうして兄について行かなかったのだろうと後悔し始めた。そのうちに天気が変わって、ちらちら雪が降り始め、シルヴァンは自分がいくつまで数えたのか分からなくなってしまった。
    4022