アンガ王カルナさんとわし様烈火担の補佐さん これは多分書かないネタなんですが、アンガ王になったばかりのカルナさんはひとりでは執務をこなせないので、わし様が補佐をつけるのです。
御者の息子の補佐でも文句を言わずに、しかも王の仕事をこなせるクシャトリヤというのでわし様烈火担が派遣されるんですね。
「アンガ王の評価はスヨーダナ様の評価」
「貴様が御者の息子だろうが犬の息子だろうがスヨーダナ様に登用されたのならそれだけの働きはしろ」
「ドゥリーヨダナ?俺の前でその蔑称を口にするな。その呼び名を広めた奴を引きちぎってガンガー河に撒いてやりたい。なぜ俺は無力なのか」
「俺は貴様を早く一人前にして首都のハスティナープルに帰る」
そういう補佐さんなので教え方がスパルタ。めっちゃスパルタ。カルナさんじゃなきゃ泣いちゃってたね。
でも、カルナさんが害されそうになると「スヨーダナ様に対する反逆か貴様ー!」と下手人をぶち殺すし。わし様烈火担なのでわし様の不利になるような、私服を肥やすとか、密通するとか、カルナさんの足をひっぱるとかは全くしない。
付き合いが長くなると、補佐さんもカルナさんがわし様強火担なのが分かってきて、補佐さんの態度も柔らかくなる。
カルナさんがクル国首都ハスティナーブルに単身赴任する度に、補佐さんに向けたわし様からのお手紙を預かってくるのもある。
わし様はカリスマなのでカルナさんがこんなに立派になったのは補佐さんのお陰。おまえは偉い!こんな出来た部下を持ってわし様は幸せだ!とお手紙に書いてあるので、補佐さんは家宝にする。
そしてわし様にお会いしたいと嘆くので、カルナさんは補佐さんを首都にお使いに出した。
つやつやになって帰ってきた。補佐さんの好感度が上がった。
補佐さん。クルクシェートラの戦いでカルナさんやわし様が出撃したけどついていかない。カルナさん不在のアンガ国を守ってる。
それで敗北の知らせを聞いて、カルナさんの妻たちを逃し、財宝を全て国中に撒いて、宮殿に火をかけそう。そして炎の中で死ぬ。
出来るならわし様と一緒に死にたかったけど、補佐さんは戦えないので。事故で足に怪我をしたので。
でもわし様はそれでもいい、おまえは変わらず戦士だと言ってくれたし、そう扱ってくれたから。
「スヨーダナ様のものを1片たりともお前たちに渡すものか。私自身もだ!」
クル戦争後。わし様に脳を焼かれた人がこんな騒ぎを起こしてそう