アシュヨダをエロトラップダンジョンに放り込んでみたXでの妄想ポストのログを加筆修正したもの。このアシュヨダは未成立です。
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小説で書こうとして挫折したので、エロトラップダンジョンのアシュヨダの妄想を呟くね。
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このアシュヨダは未成立。
気がついたらレイシフトの失敗で二人だけ変な部屋にいたアシュヨダ。
入口はなく、通路だけがある。
アシュくんの宝具で脱出しようとしても壁に傷さえつかない。
諦めて通路に入る二人。
バーサーカーのヨダナさんの盾になって、アーチャーで対魔力A、精神衰弱無効のアシュくんが先に進む。
その足が床のトラップを踏み抜いた。
吹き出したガスに咳き込むふたり。
アシュくんはなんともないけど、ヨダナさんは体が熱くなってふらふらしている。そう媚薬入りのガスだったのである。
「旦那!大丈夫か!?」
駆け寄るアシュくんに今の状態を言えるはすがないヨダナさんは大丈夫だと答えるしかありません。
自分の状況から聖杯知識を検索したヨダナさんはここがエロトラップダンジョンだと気づきました。
何が起こっているか分からないアシュくんに、何があっても振り返るな(自分を見るな)と言い含めますが、アシュくんはそれだとヨダナさんを守れないので困ってしまいます。
でも、ヨダナさんはアシュくんにエロトラップに襲われる自分など見られたくはないのです。
今ですらガスのせいで体に力が入らず、棍棒を振るうことも難しい。
定番通りならこの後激しくなるエロトラップにどんな目に合わされるか。
アシュくんが守ってくれるといっても、初手のガスのように守りきれないことがあった場合のことを考えるとヨダナさんは退去したくなります。
ヨダナさんはそういう意味でアシュくんのことが好きなのに、自分の意思ではない痴態をどうしても見せたくないのです。
一方アシュくんは、ヨダナさんの様子がおかしいのは分かっていても、なんで突然見るなと言い出したのか分かりません。
アシュくんは精神弱体無効なのでガスが効かなかったのです。それでもヨダナさんが要求するので、アシュくんは考えました。
「じゃあ旦那。その肩掛け貸してくれ」
手でヨダナさんが外した肩掛けをアシュくんは頭にぐるぐる巻いて固定します。目を覆ったのでこれで何も見えません。
「これならいいだろ。道は旦那が指示してくれ」
「…ああ、…わか、った」
ふらふらのヨダナさんと目隠ししたアシュくんでのエロトラップダンジョン攻略が始まりました。
とりあえず、音と気配がしたら全部ぶっ潰すアシュくん。
なんかねちゃねちゃしたりぐにぐにしたり、機械っぽかったりしましたが、ヨダナさんが止めないので床から壁から天井から出て来ようが容赦なく動かなくなるまで壊しました。
ノーダメのサーヴァントつよぃ。
一方、ヨダナさんはアシュくんが壊したエグい形状のもろもろを見て自分ひとりだけだったらどうなっていたかと冷や汗をかいていました。
段々体の熱さが増してきますが、その程度ならなんとかなる。そう思った時、ふたりは新しい部屋に入りました。
先に進むアシュくんが数歩進んで立ち止まります。
「旦那、気をつけてくれ」
ヨダナさんが見た所何も起こっていません。
不思議に思いながらヨダナさんは部屋に入りました。
床を踏みます。
電流が流れました。
「っ!!!!」
なんとか声を噛み殺して、絶頂したヨダナさんは蹲ります。
そう、ここは電流トラップの部屋。
アシュくんにはちょっとビリっとする程度の無害な部屋ですが、ヨダナさんにとっては最悪の部屋です。
「旦那?」
事態が分からず声をかけてくるアシュくんに気づかれないように、はあはあとなんとか息を整えたヨダナさんは出口までの距離を測ります。
絶望的でした。
なので
「…わし様、も…、疲れた。歩きたく、ない」
突然わがままを言い出したヨダナさんにアシュくんは首を傾げます。
「旦那。いいのか?」
ヨダナさんを抱えてアシュくんの両手が塞がれば、なんか変なのが出てきても蹴り倒す事しか出来ません。
しかも、普通に抱きかかえれば目隠しをしているアシュくんの前面にヨダナさんがいることになります。リスキー過ぎます。
「おぶろうか?」
「いやだ。抱っこがいい」
おぶったら何とはいいませんが、ヨダナさんのなにかがアシュくんの背中に当たってしまいます。
こんな状況でも、アシュくんに自分の状態を知られたくないヨダナさんは頑なに抱っこを主張しました。
アシュは折れました。
ヨダナさんをお姫様抱っこするとアシュくんはビリビリする部屋を軽々と抜けて行きました。
ダンジョンは後少し。
さて、ヨダナさんを抱えて目隠ししたアシュくんは音と気配がするものすべてを蹴り壊しながら進みます。
それ自体はアシュくんにとってはさほど難しいことではないのですが。
問題は腕に抱えたヨダナさんの体が熱く、荒い息と長い髪が裸のアシュくんの上半身にかかる事です。
アシュくんは、そのそういう意味でもヨダナさんの事が好きなのです。
「アシュヴァッターマン?」
ヨダナさんの手がアシュくんの肌を撫でます。びくりっと反応したアシュくんにヨダナさんは息を吐きました。
「…おまえもか」
「え?」
聞き返すアシュくんにヨダナさんは応えません。
その時、ゴオオンと四方から大きな音がしました。
同時に響いた音のどれから対処すべきか、アシュくんが迷った時にヨダナさんは叫びました。