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    shinyaemew

    @shinyaemew
    訳あってすけべなのはすべてリス限にしてるが、成人検査しかしてませんのでお気軽にリプやらリス限告知ツイやらでそっと挙手頂ければすっとリスインいたします

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    shinyaemew

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    一個前のリス限ルツの朝。ギャグ気味。リス限のほう読まなくても多分話はわかる。多分。

    ##類司SS

    天使の笑顔でこの後よく眠れた「類、顔色悪いぞ。食べ終わったらもう少し寝てろ。今日は講義もシフトもないだろ?」

     夜更かしした上に早起きした僕の代わりに、司くんが朝ごはんを用意してくれている。蜂蜜入りホットミルクの甘い匂いが疲れた体に沁みる。今は目玉焼きを焼いてくれているのか、ジューと、美味しそうな音が聞こえた。

    「んんん……いや、いいよ、今寝るとまた変な夢見てしまいそうだ……」
    「夢?」
    「あっ」

     しまった。頭が回らなくて口が滑った。

    「どんな夢だ?」
    「い、いや……なんでもないよ」

     コトン、綺麗な形をしたしょうゆかけ目玉焼きの乗った皿が僕の前に置かれる。可愛いことにたこさんウインナーも二匹ついている。

    「気になるだろう」
    「う……そうだよねぇ……食卓で話すような内容じゃないんだけどねぇ……」
    「? 汚い夢なのか?」
    「うーん汚いっていうのもちょっと違うような気がするけれど……」
    「ええいもどかしい!! まだ食べてないから今のうちに話せ!!」

     ドーンと司くんは僕の向かいの席に座って、杏色の目を大きく見開かせ、言うまで食べないとでもいうように腕を組んだ。

    「う……、えっと……言っても怒らないでくれるかい……?」
    「毎回それ言われると悪い予感しかしないが、まあ類だって見たくて見てるわけじゃないからな。怒らないぞ」
    「ありがとう。えっと…………




     寝てる司くんに手を出したって夢だよ……」

    「…………」


     黙られてしまった。怖くて目があわせられない。やっぱり言わなきゃよかった。墓まで持っていきたかったこんな夢。

    「ご、ごめんね、反省はしてるんだ、何でこんな夢見てしまうのか朝からずっと考えてるんだ、まだ原因は突き止めれてないけれど、今日中にはきっと、」
    「具体的にどういう流れだったんだ?」
    「……へ?」
    「オレを後ろから抱きついてそのまま……って感じか?」
    「…………!!!? 何で知って」
    「それ、夢じゃなくて現実だぞ」














     ま


    「ま、」


     まって


    「まってくれ」


     ただでさえ思考がうまく回らない頭が更にこんがらがってしまった。え?

     あれって、現実?

    「四時ぐらいだっけな、作業終わったお前にキスで起こされて、布団に迎え入れてやったと思ったら急に下半身触られるわ下半身押し付けられるわで、スターのオレでも流石にちょっと驚いてしまったぞ」

     それはスター関係ないのでは? いや違うそれは今はどうでもいい。司くんの話が僕の夢(だと思ったもの)と一ミリも相違ないのが問題だ。間違いなく現実だ。いやあ夢の中で寝込みを襲ってしまったよびっくりしたねぇ! では済まされない由々しき事態なんだ。もうここは、ここは。




    「…………許してとはとても言える立場ではないのだけれど……何卒……どうか……別れるのと別居だけは……勘弁して……頂けますでしょうか…………」
    「おう、許すぞ」




     て




     天使~~~~~~~………!!!!!!


     なんだその話か、何か汚い話かと思ったぞ、と笑って言いながら、いただきます、と司くんはたこさんウインナーを口に運んだ。ああ、天使がたこさんウインナー食べてる……

    「だき……抱き締めてもいいかい……」
    「それは駄目だ。目玉焼きが冷めてしまうから早く食べてしまえ」
    「い、いただきます……っっ」

     しょうゆでいい香りに包まれた目玉焼きを喉に通し、ちょうどいい温度になったミルクを一口飲んだ。短期間で様々な感情を経験した体を落ち着かせながら、目の前の天使を一生大事にしていこうと思った。






     都内のある車両の中。大学へ向かっている天馬司は、金髪にかかっている赤橙色のグラデーションが反射したからか、少し赤くなった顔を緩ませながら、電車に揺られていた。

    「……いつもと様子が違うから多分寝ぼけているなーとは思ったが……ああいう状態でもちゃんと綺麗に拭いてくれるんなら、許すしかないじゃないか……」

     小さく呟かれたそれは、彼自身しか聞こえなかった。



     END
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