破廉恥でみっともなくて恥ずかしいのに、さわらないでとは言えなかった。何度さわっても、ずっとさわっていたい。と、善逸は言ってくれたけど、きっとそれは襧豆子を思っての言葉。
さわってほしい。ふれてほしい。
襧豆子の体はほんの五日前から、どうにかなってしまっていた。
その日は少しだけさみしかった。善逸の仕事が忙しくて、時間が取れなかったことも関係していたのかもしれない。
七日ぶりのお稽古。さわってもらうと慎みのない甘えた声が抑えきれずに、ずっと善逸に甘えていた。我慢しなくていいよ、と善逸はひどく優しく襧豆子を甘やかして、うんと可愛がってくれた。
そして、耳元で甘い声で「大好きだよ」とささやかれ、破廉恥になった乳房の中心を少しだけあやされた瞬間、どうにかなってしまった。