ロマンスグレーヴァンパイアと就活女子あらすじ就活中、体調の悪そうな人が駅ホームにいたので、大丈夫ですか? と声をかけたらガッとされて「へ?」と思ったら、いつの間にか豪勢なベッドで寝ており、先程とは違うオジサマに「兄さんの運命の吸血相手」とかナントカ言われ……ん?なんて…?
困惑する最中、先程のロマンスグレーな方が
「違います。いや、そう、かもしれませんが、多分、違います」と困惑気味にモゴモゴ。
よくわかりません。
といったラブコメ()を目指したかった…。
◇ロマンスグレーヴァンパイア
高圧的ではないが、紳士ぶってるのがとっつきにくい。ですます調。
運命の吸血相手と出会えたのは喜ばしいが…。
無理矢理(突発)隷属化してしまい、申し訳ない・若い者の人生台無しにした気持ち。
◇就活女子
気絶?してる間にエライことになった。
両親と自分にひたすら謝るロマンスグレーに対し、むしろ申し訳ない気持ちになった。両親は最終的に泣きながら諦めた(納得はしていないが、状況を受け入れざるを得ない)。
人生を邪魔する気はないといわれ、就活は続けるものの履歴書落ちが増えて辛くなる。
血の安定まで大変だった。
2度目の血を飲まなければ1週間ほどで衰弱死する、という事実が両親も自分も受け入れられず2、3日何もしなかったせい。その時の両親は嘘つきとしてロマンスグレーを追い出した。
弱って動けなくなったあたりでロマンスグレーが再度訪問し、私が元凶で大変申し訳なく、差し出がましいですが、このまま死なせてしまうか隷属化するか決めてください、と来た。木の杭を渡し、許せないのなら私を滅ぼしても構わない、とも。
彼女は死にたくない——と思い血を飲んだ。
◇オジサマヴァンパイア
ロマンスグレーの兄弟の1人。弟。
若かりし頃に運命と出会えた強運の持ち主だが、相手は雌牛ジョゼットで、周囲は驚愕した。
また彼は驚くべき事に隷属化をジョゼットと相談して行った。
母乳が出る母牛なので永久に牛乳が飲める(ストレスなどあると出ない。味は普通の乳牛と同じく変わる)
彼の献身によりいつも美味しい牛乳!
65℃で30分加熱し、30分間かるく牛乳を混ぜ続ける。
関係は良好で、曰く、健全でプラトニックな純愛で愛し合ってる…らしい。
◇乳牛ジョゼット
ジャージー種。習慣で牧草などを食べている。
非常に思慮深く慈愛深い。長く生きたためか、普通の人語も大半理解している。
唐突に現れたオジ吸血鬼にビビり散らした(牛は臆病)ものの、何日も真剣に愛を訴えられ、最終的に受け入れた。周りの牛からは、よしなよ・あれはおかしいよ…と等と心配された。
自身が幸せかはわからないが、穏やかな日々で嬉しい。
詳しくこの世界のヴァンパイアは運命の吸血相手が存在する。出会えるかどうかは運命次第。
会えるのはかなり運がいる。
尚、ヴァンパイアは会えば相手がわかる。
もう香りから何から違うらしい、極上で他が飲めなく(喰えなく)なる。
そのため、出会った瞬間にヴァンパイアは自らの意思に関係無く隷属化をしてしまう可能性がある。
運命の相手:伝説のアイテム的な立ち位置。
本来飲みやすい健康体の処女・童貞かどうかは関係無い。
人間であるとは限らない。
吸血鬼:ヴァンパイア。協力者や眷族になっていない人間にマインドコントロール(精神操作)ができる(通りすがりの他人にも可能)など多様な能力はあるが、ルール(太陽光で死ぬ、木の杭で死ぬ、招かれないと入れない等々)に縛られる。
眷族化:吸血鬼の劣化版。
ほぼ全て飲み尽くし、自らの血を与え、夜の住人吸血鬼になる。
協力者:生ける血液パック。
契約印を施し、自分以外の他吸血鬼は手を出し辛くなる。上位吸血鬼の協力者には下級吸血鬼などは手を出せなくなる。
協力者は金銭やいずれ眷属化など、相手が欲しいもの(可能なもの)を見返りに貰える。ただし偽りの場合もある。
隷属化:相手が運命か、違うかで違いがある。
眷属化と違い、太陽の下で活動でき、飲食可能(必要ではない)。
吸血鬼が相手の血を一口以上飲み、吸血鬼が自らの血を口移しで与え仮隷属になる。
この血は眷属化と違い、血に呪がある。
仮隷属時に飢えはなく、吸血鬼の血を飲まなければ2・3日で歩けなくなり、1週間ほどで衰弱死に至る。
2度目に吸血鬼の血を自発的に飲んだ時から不老になり、隷属化が完了する。
隷属化は安定するのに3ヶ月ほどかかる。
仮隷属と違い血の飢えに苦しむ。安定すると飢えの苦しみは、普通の食欲レベルに軽減される。
血が1番短時間で与えやすい。血はコップ一杯(約120〜150ml)ほどの量があれば十分。
隷属は吸血鬼が滅んでも解術されず、死に至るが、吸血鬼が滅んだ場合は仮隷属時と同じ死に方になる。
※寿命が止まるだけで、肉体や精神の成長はある。病はないが怪我や死はあるので注意。記憶容量はその者による。
人間も人間の記憶容量は超えられず、古い記憶から無くなっていくらしい。大人が子供や幼児時代の記憶があやふやな感じと一緒。
*運命の相手の場合*
吸血し吸血される関係。
(吸血以外の解消法も一応あるが)
運命の相手を隷属下その後、定期的にお互い血を飲むか他方法をとらなければ、強い発作や体力低下、軽度の呼吸困難、意識障害などが起き、心身ともに束縛がかかる。
血:約1ヶ月毎、体液:場合によるが約1週間毎
血の供給は安定すると半年くらい期間を離れても大丈夫(吸血鬼の食欲と同じく、大丈夫だが欲しい気持ちはある感じ)。
吸血鬼の方が耐えられる期間は長く、上記の倍以上。
*運命の相手ではない場合*
一方的な隷属が可能(相手の血を欲する事がなくなるため)
ただし、隷属化は昔であれば沢山の奴隷がいればスゲーな感じだったが、現在では忌むべき・恥ずべき事(そんな力づくの呪じゃなきゃ奴隷もつくれないの?)になっている(個人間の趣向は別)。
但し、運命の相手への隷属化は、本人の意思ではく吸血本能より強い本能で行うものなので「仕方ない」といった認識と、羨望がある。
血:約1ヶ月毎、体液:場合によるが約1週間毎
血の供給は安定すると半年くらい期間を離れても大丈夫(吸血鬼の食欲と同じく、大丈夫だが欲しい気持ちはある感じ)。
吸血鬼は貰う必要がない。