薔薇の誕生日薔薇　ただいまー、城の中真っ暗、

未来　せーの

全員　お誕生日おめでとう！

(クラッカーの音🎉)

薔薇　みんな本当ありがとう😌

未来　飾りとかもみんなで頑張った、今日は楽しんで欲しい！ケーキやシュークリームも沢山あるから遠慮せず食べな〜

薔薇　うん、

未来　んじゃあみんな！盛大に薔薇の誕生日を祝おうか！

(食堂へ移動中)

薔薇　わぁ、凄い、

鳳仙花　ワインとかもあるから飲みたければ言えよ

昏襠蘇　あぁ、いつものお礼だ！

薔薇　お前ら、ありがとう、

紅輝　年に一回の記念日だからね

蕨　いい一年になるよう祈るよ🙏

桔梗　ぼくもそう願う

薔薇　☺️

未来　みんなからのプレゼントもあるから

束沙　あぁ、薔薇のために時間をかけて選んだんだ！

おわりにぜんぶ真夏の夕方。
「うち来る？」
迷子の子猫に話しかけるような声で聡実は問いかけた。
「おっさ…お兄さん、いくつ？」
「45」
「えぇ、見えへん…」
狂児は素直に驚きの声をあげた。
「年下扱いされ続けた結果かな、いつも実年齢より若くみられんねん。結構気にしてんねんけど、一向に追い付かんな年齢に…」
「ええことやん、若いの」
「そうとも言えへん。ほんで、うちくるか？」
「あぁ、えっと…残念やけど俺男無理やねん。ごめんね」
「行くとこあんの？」
「ないねんけど、まぁどっか当たってみるわ」
「見つかるまででもええよ」
「あぁ、うん。」
「いやなら無理強いは出来へんけど」
「ちゃうねん、あんな、男のお兄さんにお礼したくても俺上手に出来へんねん。ていうか無理やねん、さっきも言うたけど。何もせん奴が家におるだけやったら邪魔やろ」