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    ガチャのやつ

    無題(にょ配墓)同棲現パロ

    玄関の扉を開けた。
    いつもなら程なくしてアンドルーさんが出迎えてくれるのだが、今日は出てこない。
    代わりにかすかに声が聞こえた。

    声がするのはぼくらの寝室。
    扉がうっすら開いてて声が漏れていたのだ。

    そっと覗いてみると…

    「はぁっ、んっ♡」

    アンドルーさんがベッドに横たわり、ブラウスの前をはだけてブラのカップをずらして、あらわになった胸を揉んでいた。
    こ、これは、もしかして、その…。
    声をかけるわけにもいかず、しかし目も離せずぼくは息を殺した。

    するりとスカートに伸びる白い腕。
    そのスカートをたくしあげると、大きく脚を開いて下着越しに敏感な部分を擦り始めた。

    「や、ぁ、きもちぃ…♡」

    手の動きに合わせて揺れる腰。
    なんて卑猥なんだろう。
    ぼくは自然と早り荒くなる呼吸を懸命に抑えた。
    こんな機会滅多にない、めちゃくちゃに興奮していた。

    次第に大胆になる声と手の動き。

    「あぁん、そこだめっ♡きもちぃ、ビクター♡」

    ふいに名前を呼ばれてビクッとしたが、アンドルーさんはぼくには気づいておらずお構いなしに続ける。

    「びくたぁ、もっとこすって、…あっ、そう、気持ちいいびくたー好き、もっと、びくたー♡あ、しゅき♡びくたぁ、あ!」

    ガクンと腰が跳ねてベッドのスプリングが大きく軋んだ。
    その後もうわごとのように「びくたー、すき…」と呟いていた。

    (か、かわいい…)

    ぼくはそこを動かずにいたが、いつまでもこうしてるわけにはいかない。
    玄関に戻りドアを開け閉めし、今帰ってきました!と言う顔をした。

    「あ、ビクターおかえり」

    これもまた何食わぬ顔でぼくを迎えてくれるアンドルーさん。
    あまりにも自然体だったが現場を見たぼくのことは誤魔化せない。 

    ぼくはアンドルーさんに抱きついた。
    まだ残る雌の匂い、落ち着き切ってない心臓。

    「な、どうした…?わっ!」

    ぼくはアンドルーさんのスカートのスリットから手を突っ込み下着の中に触れた。

    「どうしてこんなに濡れてるんですか?」
    「どうして、だろうな…おかしいな」

    ぼくは彼女が先ほどまで行為をしていた寝室に引っ張ってくとそのまま押し倒した。
    さらに強く匂いが残っていてぼくはますます興奮した。

    「ぼくも貴女のこと大好きだってこと、伝えなきゃ」
    「ど、どういうことだ?!」

    目を白黒させているアンドルーさんそっちのけで、ぼくは先ほど聞いた声に応えるように彼女をめちゃくちゃに愛してやろうと思った。

    後で実は見ていたことを伝えたら、布団にくるまって出てこなくなってしまった。
    さて、どうしたものか。


    おしまい
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