Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    HATOJIMA_MEMO

    @HATOJIMA_MEMO

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 9

    HATOJIMA_MEMO

    ☆quiet follow

    5月賢マナで出す本の話の一つです!とても途中!

    #星満つ0212
    0212WithFullStars
    #まほやく男女CP
    Mahoyaku BG CP
    #ミス晶♀

    5月賢マナで出す話(途中) ──本当に?
     ──ええ、本当に。

     ◆

     爽やかな風の香りに誘われ、晶は目を開ける。
    「わ、すごい……!」
     視界いっぱいに広がる草原に果てはなく、世界を空の青さと鮮やかに二分していた。晶は「ここはどこ?」と疑問を抱くよりも先に、その光景に心奪われる。
    (これだけ広いと、魔法舎の皆でピクニックが出来そうだなあ)
     そんな楽しい想像をしながら歩いていた晶だったが、青と緑だけの視界に突如ぽつんと現れた白に気付いて足を止めた。
    (何だろう、動いて……というか、こっちに来てる?)  
     そう思っている間にも、豆粒ほどだった白はサッカーボールくらいの丸になり、次に晶が目を瞬いた時には、そのもこもこふわふわとした形がはっきり分かる程度になっていた。
     羊だ。羊が一匹、メェメェと鳴きながらこちらへと駆けて来る。
    (というか、レノックスの羊だ)
     ぬいぐるみと言っても通じる愛らしいフォルムは他と見間違えようもない。今も、その短く丸い脚を一生懸命にばたつかせている姿に晶は自然と相好を崩してしまう。
     羊はどんどんこちらへと近付いて来る。そして、どんどん大きくなっていた。……元の大きさを超えて。
    「え? ……え⁉︎」
     気付いたが、時既に遅し。どう少なく見積もっても己の背丈の二倍以上の羊は、真っ直ぐ晶の元へと突っ込んで来る。
     メェメェ、という鳴き声がかつてない程不気味に聞こえた。
    「ちよっ、待って待って待っ……!」
     悲鳴の代わりに漏れた制止の言葉を言い終えるよりも先に──目が、覚めた。
    「……っ、あ?」
     一瞬、自分が今どこにいるのか分からなかった。しかし肌慣れたシーツの感触と天井からぶら下がるシャンデリアが、夢と現のあわいで漂っていた意識を引っ張り起こしてくれる。   
    (なんか、すごい夢だったな……)
     心なしか動悸が早くなっている。追い立てられるような夢を見たのだから当然といえば当然だが、あまり頻繁には迎えたくない目覚めだ。
     カーテンの向こう側から漏れる光は、既に朝を迎えている事を報せている。
     起きようか、と晶が首を傾けた時だった。
    「メェ!」
    「うわっ⁉︎」
     突如視界に生えた羊に、心臓がひっくり返りそうになる。
    「メェー」
    (あっ普通の大きさだ……当たり前だけど)
     本来の、抱える程の大きさの彼または彼女を驚かさないようにそっと撫でる。
    「どうしたの? 迷子、じゃないよね……」
     魔法使い相手にあまり意味を持たない部屋の鍵ではあるが、羊が勝手に開けたとは考えづらい。体を起こした晶は、枕元にいた一匹をよいしょと抱き上げる。
    「とりあえず、レノックスに知らせた方がいいかな」
    「メェメェ」
    「うん?」
    「メェー」
    「メェメェメェ‼︎」
    「メェ〜〜‼︎」
    「……ん⁉︎」
     明らかに目の前の羊が発したものではない鳴き声を追い、ベッドの下を見た晶は仰天した。
     わらわらわら。
     効果音を付けるなら、まさにそんな感じ。
     白いふわふわの羊……達。二匹や三匹ではない。寝起きの頭ではちょっとすぐに数えられないくらいの数の羊が、部屋の床一面にひしめいていた。 
    (な、なんでこんなに?)
     魔法使い達と過ごす中で、不思議な出来事に慣れてきたと思っていたのだが、やはりこうした事態には一向に慣れそうもない。羊達もどうやら混乱しているようで、つぶらな瞳が「ここはどこ?」と天井に向かって問い掛けている。
    「とにかく、レノックスに知らせないと」
     きっと羊達の行方を探している事だろうレノックスを思い、晶は何とか隙間を見つけて床へと降り立った。抱えていた羊を戻し、踝にふわふわの毛が当たってくすぐったいという気持ちを抑えて扉の方へと向かう。
     しかしその出鼻を挫くように、足裏にぐにゃりとした感触が走った。
    「わっ⁉︎」
     反射的に脚を引いた晶は、ベッドの上へと逆戻りする。慌てていたとはいえ、こんな愛らしい生き物を踏んでしまうなんて。顔から血の気が引いた。
    「ご、ごめんなさい! 怪我、は……」
     語尾が消えたのは、痛みを訴える羊があまりに悲壮だったから、ではない。
     羊達は、揃ってつぶらな瞳でこちらを見上げていた。怪我をした様子の者はいない。しかしその事に、ああよかったと晶は安堵出来なかった。まさに、晶が悲鳴を上げるタイミングが訪れていたから。
     お、と掠れた声が喉から漏れる。
    「オーエン‼︎」
     普段以上に青白い顔と、胸から腹に掛けて尋常ではない血痕を残した彼が、床に横たわっていた。先程まで羊達に群がられていたせいで、寝起きの晶からは見えなかったらしい。
    「お、オーエン、オーエン!」
     空気を読んだ羊達が空けてくれた隙間に膝をついて呼び掛けるが、返事はない。触れた腕は死人のように冷たかった。
    「し、死んでる……」
     彼が本当の意味で死ぬ事は無いと知っていても、晶は動揺を抑える事なんて出来ない。それでも、さっきから背中に張り付いたままの疑問までは消えはしなかった。
    (どうして? なんで……?)
     無数の羊達。死んでいるオーエン。いかな名探偵でも迷宮入りにしてしまいそうな状況に、晶が目を回しかけた時だった。
     部屋のドアノブが、ガチャリと音を立てて回る。ゆっくりと開いていく扉に、晶は何故か反射的に肩を強張らせた。
     入ってきた人物は部屋の惨状に触れる事なく、起きている晶を見て、一言。
    「ああ、起きたんですね」
    「み、ミスラ……」
     この部屋に馴染みがないようでいて、魔法舎内ではかなり馴染みのある人物──北の魔法使いの名を、呆然と晶は呟いた。
     ミスラは普段と変わりない常人離れした美しい顔立ちのまま、幼子のようにきょとんと首を傾げる。
    「何ですか、そんなに怯えて。悪夢でも見ました?」
    「ミスラ、あの、オーエンが!」
     死んでいると晶が訴える前に、ミスラは下草のように群がる羊達の群れを分けて部屋へと踏み込んで、あれ、と口にした。
    「まだ死んでます? その人」  
     まだ、という単語に、十中八九この怪我を負わせたのが誰か分かった気がした。晶はそろそろと頷く。ミスラは「そうですか」と何でもない事のように応えながらオーエンの傍にしゃがみ込んだ。血塗れの身体を観察する眼差しは眠たげではあったが、真剣味を帯びている。自然と、晶は息を詰めた。
    「……死んでますね。俺がこんなに近付いても反撃してこない」
    「そうでしょうね……」
     その未来が実現していたら、部屋も羊も、勿論晶も無事では済まなかっただろう。もしもを想像しつつ晶が今の状況──オーエンの痛ましい死は除いて──に安堵していた時。
     ぐちゃり。
    「うわー⁉︎」
    「うるさ……急に叫ばないで下さい。びっくりした」
     眉を顰めるミスラに、謝罪より先に別の言葉が晶の口をついて出る。
    「びびびっくりしたはこっちの台詞です! 何やってるんですか⁉︎」
     信じがたい気持ちで、晶はミスラと、彼が思い切り片手を突っ込んだオーエンの傷口を交互に、いや、八対二くらいの比率で見た。直視するには傷を掻き回した手に一切の遠慮が無く、痛々し過ぎる。晶が何もない己の腹を思わず撫でたくらいだ。
    「そんなにする程、オーエンに腹が立ったんですか……?」 
     晶はそう問い掛けながら、ミスラが「そうなんですよ」と頷くと思っていた。痛めつけてやらねば気が済まない、邪魔をするなと言われるのを想像していると、ミスラはあっさり首を横に振った。
    「いえ、別にそういうのじゃないです」
    「え」
     そう返されて言葉を失った晶は、彼を思い留まらせる為に用意していた台詞が使えなくなる中、自然とこう尋ねていた。
    「じゃあ、何の為に?」 
     傷に向けられていたミスラの顔が上がる。ぼんやりとした表情に変わりはないが、いつもより幾らか邪気が少ないように見えた。
    (……いや、理由もないのにこんな事する方が怖いな?)
     そんな晶の静かな戦慄を素通りして、ミスラは血塗れの片手を引き抜かないままやや首を傾ける。視線を宙に彷徨わせているそれは、何かを思い出しているような仕草だった。ややあって、答えが返ってくる。
    「腹に石を詰めます」
    「やめてあげて下さい‼︎」
     晶の、本日二度目の悲鳴が上がった。
     

     お待たせ、と労りと同情の滲む柔らかな声と共に置かれた皿に、晶は疲れきっていた体を何とか起こした。心が解れる湯気と香りに、うっかりすると泣いてしまいそうになる。
    「おじやだ……! ありがとうございます、ネロ、ほんとに」
     身に染み付いた習慣に、更に感謝を上乗せしながら両手を合わせる。料理と共に拝まれたネロは、苦笑しながら片手を振った。
    「いいって。大変だったな」
    「はは……でも、片付け終わったのでよかったです」
     あの後。
     悲鳴を聞きつけてやって来た同階の魔法使い達を皮切りに、何だかんだほぼ魔法舎の全員を巻き込んで晶の部屋の片付けは行われた。
    (羊はレノックスがすぐに連れて帰ってくれたけど、オーエンとミスラが大変だったな……)
     意識を取り戻したオーエンは、すぐさま報復に取り掛かった。具体的には、部屋に居座っていたミスラに向かってケルベロスをけしかけた。いつもの光景だ。
    「二人には悪いけど、オズが来てくれて助かりました」
    「ああ、昼前に雷鳴ってたのってそういう……」 
     若干頬を引き攣らせるネロに眉を下げつつ、晶は彼特製のおじやを口に運ぶ。元は晶が伝えた料理だが、もう自分が作る物とはいい意味で別物だ。胃に優しい滋味に本気で泣きそうになりながら匙を動かしていると、視線を感じた。
    「ネロ?」
    「あー……悪い」
     やや気まずそうに目線を泳がせる彼に、悪気がないのは百も承知している。手を止めて見上げれば、ネロは観念したように困り顔で笑った。
    「体とか、本当に大丈夫か気になってさ。昨日、あんなことがあったばっかりだし」
     あんなこと。それは、遡ること一日前に起きた事件を指す。
     魔法で出来る事は幾らもあるが、そうでない事も勿論ある。晶がこの世界に来たばかりの頃に教えられた内の一つだ。
     死者の蘇生。無から有を生み出す。そして──時間を巻き戻す事。
     しかし、それに近い事は出来るのだと漏らしたのはスノウだったか、ホワイトだったか。談話室で交わされた他愛無い会話の数日後である事件当日、晶はうきうきした様子の双子に呼び止められた。そこで、小さな香炉を見せられた事までは覚えている。しかし立ち昇った煙に妙な懐かしさを感じた直後──そこから、晶の記憶はすっぱりと途切れていた。
    (目が覚めたら羊にオーエンにミスラに忙しくて……詳しくは聞けて無いけど)
    「ええと、私、子供になってたんですよね?」
     晶はネロに向き直りながら、どこか他人事のように尋ねる。ただでさえ想像し難い状況なのに、記憶が無いのでいっこうに実感が湧いてこない。出会う魔法使い達の第一声の殆どが、晶を心配するものなのが申し訳なくなるくらいに。
    「ん……四、五歳くらい」
     躊躇いがちに頷くネロに、晶は殊更元気に笑って見せる。
    「後遺症みたいなものも無いし、大丈夫ですよ! 覚えてないのは、ちょっと勿体無いなって思いますけど」 
    「……そっか」  
     ネロは僅かに口元を緩めてくれたものの、その後もずっと気遣わしげな様子だった。デザート代わりにと貰ったクッキーを手に部屋へと戻りながら、晶は、自分だけが空白の一日を思う。
     双子が持って来たあの香炉は「煙を吸った者を子供の姿に変える」という効果を持つ魔道具だという。元の姿から一番それらしい子供の姿に強制的に変身させるものであり、肉体の時間を巻き戻している訳ではないのだそうだ。魔法が使えない身からすれば、それだけで十分過ぎるくらい凄いが。
     それはそれとして、今、晶の懸念は別のところにあった。
    (なんか、皆が妙に優しい気がする)
     朝から災難に見舞われたせいで意識するのが遅れたが、まず部屋に駆けつけてくれる魔法使いが多かった。同じ階のカインやシノなら不思議もないが、あまり自分から部屋を出ないオズが来てくれたのは心のどこかで「あれ?」と感じていたのだ。
     晶の部屋が、北の魔法使い同士の喧嘩で半壊するのは(悲しい事に)そう珍しくもない。確かにミスラが関わる場合はオズに頼りがちではあるが、それは最終手段だ。騒ぎを聞いてすぐに駆け付けるのは、彼らしくないように思える。
    (シュガーもやたら、しかも沢山貰ってるような)
     大丈夫か、気を付けての一言を添えて貰った心の欠片で、既に瓶が一つ埋まっている。
    「何か、しちゃったのかなあ……」
     記憶に無い自分の振る舞いが、皆を不用意に傷つけてしまったか、心配させるような事をしてしまったのでは無いだろうか。朝の騒動の波が引いてからというもの、その懸念が心から拭えずにいる。
     誰かに事情を聞きたいと思うも、もし本当に晶が「仕出かして」いたのなら相手も話しづらいだろう。どうしたものかと悩みながら、晶はほんの数時間前は大破していた自室の扉を開けた。
     その筈だった。
    「遅かったですね」
    「あれ、ミスラなんで──っうわ⁉︎」
     足を踏み入れた先は、どう見ても外。魔法舎近くの森のど真ん中だった。呆然とする晶の傍で、ミスラはやる気なさそうに首を掻いている。
    「あともうちょっと待たされたら、空間魔法を解くところでしたよ」
     まるでこちらが悪い事をしたかのような物言いだが、今の晶は驚く事に手一杯で反論する余裕はなかった。
    「えっと、ミスラ? これは一体な、に……」
     続きを言おうとしたところで、ミスラが手にしている物が目に入り晶は反射的に口を噤んだ。
    「なんです? 急に黙って」
     不意に訪れた沈黙に首を傾げる彼に、晶はぎこちなく首を横に振る。
    (何で、斧持ってるんだろう)
     それは力仕事をするレノックスや、森で罠を作るシノに付き合った時にも見掛けた事があった。晶なら両手でなんとか持ち運べるそれを、ミスラは軽々と片手で掴んでいる。よく手入れされている為か、太陽の光を受けてぎらりと光っている姿は何やら迫力があった。ミスラと合わさると、ちょっと目を合わせるのを躊躇うくらいだ。
    「あの、ミスラ。その斧は何に使うつもりで……?」
    「それは──あ」
     ミスラが口を開いたタイミングを見計らったかのように、傍で流れる川の上流、木立の向こうから鳥の群れが飛び立つ。それも金切り声に似た鳴き声を上げ、何かから逃れるように。
    (今度は何?)
     ひたひたと、こちらに迫るものがいる。そんな想像に思わず後ずさった晶の腕を、ミスラが引き止めるように掴んだ。
    「ちょうどいい。来ますよ」
    「何がですか⁉︎」
     川の水嵩が不自然に増え、溢れる。あっという間に晶達の足元はずぶ濡れになったが、寒いとか冷たいとか、そんな感情に揺れる暇はなかった。上流から姿を現したものに、視界も思考も奪われたからだ。
    「な、な、な──」
     大きな、丸く、桃色をした何か。それが、川の端から端までを埋めていた。ぎりぎり水面に収まった体を窮屈そうに揺らしながら、ゆっくりとこちらに流れてくる。時折川縁に引っ掛かると、己を阻んだものを叱りつけるように水面下から伸ばした蔦が地面を叩き、土を削った。
     丸い体には、目も鼻も口もない。近付いてくるにつれはっきりしてきた表皮は傷だらけだ。桃色なのは生来のものでなく、傷で埋め尽くされたせいでそう見えるのだと理解した時には、もうそれは晶達の目と鼻の先に迫っていた。
    「何ですかあれはー⁉︎」
    「北の山奥で自生する果物です」
     何とか声を出した晶に向かって、ミスラは至極あっさりと信じがたい答えを寄越す。
    「果物なんですか⁉︎」 
    「ええ。周囲の動物を匂いで引き寄せて餌にするんです。北の痩せた土地でもよく育つんで、昔はよく見たんですけど」
    「けど?」
    「人間も食べられる事があるせいか、最近は見かけなくなりました」
     食虫植物ならぬ食人植物。晶は目眩がした。ふらついた体に何を思ったのか、ミスラは少し黙ってから、ぽつりと言葉を足す。
    「……あれは人のいないところで育ったから、多分大丈夫ですよ?」 
     珍しい。ミスラが気遣ってくれている。
     場違いに感動しそうになった心は「ギシャアアア」という鳴き声に引き戻された。
    「ああ、こっちに気付きましたね。捕食対象がいるからかな」
    「わああ来てる! こっち来てる! どうするんですかあれ⁉︎」
     何故か川から自力で上がり、蔦を使い這い寄ってくる姿に悲鳴を上げる晶。ミスラは何て事ない素振りで、晶の腕を掴んでいるのとは反対側──斧を持つ手を高々と振り上げた。
    「えーと、こうでしたっけ……《アルシム》」
    「ぎゃー‼︎」
     そして、ぶん、と振り下ろす。まだ距離があったが、魔法によって巨大化した斧の一閃はあやまたず果実を真っ二つにする。吹き出した果汁は血の如くに赤く、晶達を含めた周囲一帯に降り注いだ。
    「……」 
     もう声も出せないでいる晶の顔を、顔も服も真っ赤に染めたミスラが覗き込む。
    「こんな感じでしたっけ……賢者様?」
     晶は答えられなかった。何がどうで「こんな感じ」なのかも分からないが、それ以上に。
    「もう、むり……」 
     度重なる疲労が、今度こそ晶から意識を奪ったのだった。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    😍👏👏👏☺💕🍑🍑🍑🍑🍑💕👍👍💖☺🙏💖💖💖💖☺☺🙏🙏🍑🍑🍑🍵🍡🙏🍑🙏
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works