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    なかなかくっつかないミス晶♀シリーズ最新 6話目

    深夜の話

    #まほやく男女CP
    Mahoyaku BG CP
    #ミス晶♀
    #まほしめ

    タイトル未定 第6話 真夜中のキッチンは、息をするのを躊躇う程に静かだ。
     蛇口から落ちた水滴の音に鼓膜を打たれながら、晶はコップを傾ける。程よく冷えた水に、より思考が研がれていくのを感じた。
    「余計に目が冴えちゃったな……」
     零した声が、コップの水面を揺らす。窓越しに映り込んだ月が歪んだのを見下ろし、晶はそっと息を吐いた。
     ミスラが眠るのを見届けて、諸々の寝支度を終えてひとり寝台に転がってから、今に至る。いくら目を閉じても一向に訪れない眠気は、もしかしたらミスラの部屋で使い尽くされてしまったのかもしれない。
    (それならそれで、よかったかな)
     おかしな想像が、少しだけ晶の心を慰める。しかしすぐ、その口元から笑みは薄れていった。
     ……本当は分かっている。眠れないのは、ずっと、考えているからだ。
     調理台に身を預けながら、晶は月明かりの落ちた中庭を眺める。キッチンの暗がりの中ガラスに映る己と目を合わせ、既に何十回と繰り返したミスラとの会話を反芻した。正確には、ブラッドリーの言葉だが。
    (ミスラが、私に、懐いてる)
     それを聞いた瞬間に、晶の胸には様々な思いが渦巻いた。
     そんなふうに見られていたのかという純粋な驚きや、ブラッドリーとの衝突への納得。あと、ほんの僅かな、本当にちょっとだけの……喜び。しかしそれらを含んだ上で晶が最も強く抱いたのは──恐れ、だった。
    (今のミスラは、昔のミスラとどのくらい違うんだろう)
     同じ北の国の出で、ミスラとは「長くない数百年」の付き合いであるブラッドリー。かつて盗賊団を統率した彼は、他の北の魔法使い達──特にミスラやオーエン──よりも他者を推し量る術に長けている面がある。そんな彼の細やかさに救われた事も、一度や二度ではない。
     そのブラッドリーの評を無視する事は、晶には出来なかった。
    (前にルチルと、変化を受け入れるか選ぶのは本人だって話をしたけど……ミスラには、選んだ自覚はないかもしれない)
     ミスラは忘れっぽいところもあるが、意外と人の話を聞いているし、覚えている人だ。加えて、相手の言う事をありのまま受け止める素直なところもある。
     その素直さで晶の言葉や行動を受け入れてくれた結果が「今のミスラ」なのかもしれないと思うと、胸の奥が締め付けられるような心地がした。
     北の魔法使いとして生きるのには、不要な種を植えてしまったのかもしれない。
     いつかその種は、彼の身を危うくさせるかもしれない。
     晶のそんな恐れが、自分の言葉が確かに届いていたという嬉しさを塗り潰していた。
     ……まだまだ、眠れそうにない。完全に睡魔の去った頭を抱えた晶は、いつの間にか俯いていた顔を上げ──びくりと肩を揺らした。
     窓に映った入り口に、いつの間にか影があった。
     晶が反射的に振り返るのと同時に、その人物が声を上げる。驚きの表情のまま自分を見上げる晶に、彼──ブラッドリーは、軽く片眉を上げただけだった。
    「なんだ、賢者か」
    「ブラッドリー」
    「明かりも点けねえで何やってんだ」
     そう言ったものの、ブラッドリーも明かりを点けないまま入ってくる。コンロに置かれた鍋の蓋を遠慮なく開け、空だと分かるとあからさまに顔を顰めた。
    「何もねえな」
    「食材使い切りデーでしたからね」
     大人数が共に暮らす中で、どうしたって半端に余る食材というのは出てくる。魔法である程度保存が効くとはいえ、食材達を余す事なく使い切る為のメニューが組まれる事は度々あった。例えば、今日のように。
    「仕方ねえか。余り物だろうが美味かったし」
     顰めっ面で蓋を戻すブラッドリーに苦笑を漏らしつつ、晶はその横顔を見上げる。
    「どこまで飛ばされたんですか?」
    「中央の端だ。北寄りの」
    「……怪我は、大丈夫ですか?」
     おずおずと尋ねた晶を、ブラッドリーは事もなげに見下ろして小さく笑う。
    「見れば分かるだろ?」
     確かにブラッドリーの言う通り、晶も分かっていた。キッチンに入ってきた時点で彼の体はおろか服にだって、ミスラとの乱闘の気配は残っていなかったから。
     それでも、と思う。
    「ブラッドリーの口から聞きたいです」
     「魔法が使えるのだから大丈夫」「強いから大丈夫」と、勝手に納得したくはなかった。誇り高い北の魔法使いである彼に、侮辱と捉えられるかも知れなくとも。
     晶が視線に込めた意味に気付いているのか、いないのか。ブラッドリーは口元を緩めた。
    「とっくに塞いだ。……見てえか?」
     目を細めてにやりと笑い掛けられる。幼な子を脅かすような戯れ方に、晶もくすくすと笑みを零した。
    「ちゃんと治ってるなら、いいです」
    「はは、そうかよ」
     ブラッドリーは軽く息を吐いて笑うと、くるりと背を向けた。
    「じゃあな」
    「あっ……」
     用は済んだと告げていた背中が、ぴたりと止まる。なんだ、と振り返った瞳に問われ、晶は心の準備も無く呼び止めてしまった事をほんの少し悔やんだ。しかしそれでも、背筋を伸ばしてブラッドリーを再度見つめる。暗がりの中、彼の瞳は冴え冴えと光っていた。
    「聞いてもいいですか。ミスラと、喧嘩した理由」
    「ミスラに聞いてねえのか?」
    「……ミスラが怒った理由だけなら、聞きました」
     ミスラが、晶に懐いている。そう言われて怒ったという彼の言い分を告げれば、ブラッドリーは「その通り」と軽く肩を竦めて見せた。
    「ちょっとした腹いせさ」
    「腹いせ……?」
    「ちょうど賭けに負けて苛ついてたんだよ。酒も入ってたし、軽い気晴らしに……まあ、はっきり言ってしくじった」
     ブラッドリーの語り口は軽い。ちょっと揶揄ってやるつもりが見誤った、と己への呆れを滲ませた声には、嘘がないように思える。実に北の魔法使いらしい、自由で、勝手な物言いだ。
     しかし、晶は何故か「そうですか」と頷く事が出来なかった。
     根拠はないが、はぐらかされているような、あやされているような、そんな感じがしたのだ。ブラッドリーが時折見せる、かつて彼を慕った仲間達へ見せていただろう振る舞いとは違う、どこか甘やかすような目線と仕草が心に引っ掛かった。
    「ビビらせたんなら悪かったな」
     そう言って口の端に笑みを乗せた彼をしばし見つめてから、晶は躊躇いがちに口を開く。
    「あの……ブラッドリー」
    「ん?」
     続きを言うべきか、迷った。とんだ勘違いかも知れなかったし、下手をすればブラッドリーを怒らせかねないとも。
    (でも、ブラッドリーは、多分)
     心からの言葉なら、受け止めてくれる。そう思わせてくれるだけの経験を、晶は彼に貰っていた。
     まだ半分背中を見せたままのブラッドリーを、晶は真っ直ぐに見つめた。
    「優しくしてくれて、ありがとうございます。でも……大丈夫ですから」
    「……そうかよ」
     返事と共に、ブラッドリーの背中が見えなくなる。代わりに、薄闇に月光を受けて鋭く光るワインレッドが二つ並んだ。
    「いいんだな?」
    「はい」
     さっきまでの、薄膜が掛かったような優しい雰囲気が消え失せる。代わりに、いつの間にか丸まっていった背筋を正したくなる緊張感が場に満ちていた。
     ブラッドリーは入り口近くからあっという間にシンクの傍へと寄ると、軽く背を預けて晶を見下ろした。笑っても、怒ってもいない静かな表情に、彼の生きてきた歳月を感じて不思議な気持ちになる。
     口火を切ったブラッドリーの第一声は「喧嘩じゃねえ」だった。
    「あれは試し撃ちみてえなもんだ。ミスラの野郎がどこまで分かってるのか、確かめとこうと思ってよ」
    「分かってるか、確かめる……?」
     一体何が、と晶が問い掛けるよりも先にブラッドリーの声が響く。
    「お前にもな、賢者」
    「私も?」
    「てめえはどう思った? ミスラがお前に懐いてると聞いて」
    「私は──」
     近づいた距離を、嬉しいと思った事。でもそれ以上に、恐ろしいとも思った事。試すような眼差しに気負わず、素直な気持ちで語れたのは胸の内で何度も繰り返していたからだろう。
    (それに、ブラッドリー相手だから)
     晶の話を、ブラッドリーは相槌も打たずじっと耳を傾けてくれていた。そんな聞き手を、信頼しない方が難しい。
     そうして晶がひとしきり話し終えた後、彼はようやく「そうか」とだけ呟いた。
    「じゃあ……ちょいと質問を変えるぜ、晶」
     月明かりとは別の光を宿した双眸に射抜かれ、息を詰めた。
    「俺が怖いか?」
     シンプルな問いと、限界まで張り詰めた空気が、曖昧な返事やおうむ返しという選択肢を晶から奪う。緊張で、少し、呼吸が震えた。
    (ブラッドリーの意図は、よく分からないけど)
     真剣な、大事な質問だという事は、よく分かる。
     晶は一度深く息を吸って、吐いた。震えが収まって、いつの間にか逸っていた気持ちが落ち着くのを感じながら、ブラッドリーを見つめ返す。
    「ブラッドリーが、理由もなく誰かを傷つけたりしない人だと信じてます。でも……」
    「でも?」
    「それをただ信じて、甘えたり、頼りきりになっちゃいけないとも、思ってます」
     ブラッドリーは、確かに賢者の魔法使いだ。しかしそれ以前に、ブラッドリー・ベインというひとりの魔法使いなのだ。彼の絶対に譲れない矜持と、賢者の魔法使いとしての役目がぶつからない日が来ないとは、晶には言い切れない。
    「誇りを大切にする、北の皆さんの生き方を尊敬してます。あなた達の強さも、畏れてしまう時もあるけど、頼りにしてます。だから」
     一呼吸置いて、続ける。
    「怖い、です。あなた達と向き合える自分で居続ける自信が、私には無いから……」
     晶には、命と引き換えにしてまで己の意思を貫き通す自信はない。万が一そんな状況に陥った時、ブラッドリーも含めた魔法使いの皆から貰った信頼を裏切らずにいられるのか、分からなかった。
     悩みながらの、途切れ途切れの答えは果たしてブラッドリーの眼鏡に適ったのか。話している内に徐々に落としてしまった視線をそろそろと上げる晶だったが、その視界は不意に何かに覆われてしまう。
     何か、が何なのかはすぐに分かった。ブラッドリーが片手で乱雑に、晶の頭をぐしゃぐしゃとかき混ぜていたのだ。
    「わ、ぶ、ブラッドリー?」
    「──お前は本当」
     やめて下さいと言うより先に、指の隙間から見えた彼の表情に晶は目を丸くした。
     仕方ない奴だなと眼差しが、口元が語る。撫でる手つきは雑なままだが、痛みなどは感じなかった。
    「変な奴だよ」
    「そう、ですかね……?」
    「そうだよ。このブラッドリー様が言ってるんだからな」
    「わあっ」
     ぽかんとしたまま首を捻る晶にブラッドリーはぱっと破顔してそう言うと、一際大きく晶の髪を乱して手を離した。
    「まあ、お前は分かってるみたいだし……このくらいにしといてやる」
     晶はもたもたと野放図になった髪を整えながら、ブラッドリーを見上げる。
    「分かってる、って……」
    「こっちの話だ」
     その一言で晶の問いを封じ、ブラッドリーは今度こそ颯爽と入り口へと向かった……が、今度は晶が声を上げる前にぴたりと立ち止まる。
    「賢者」
    「はい」
    「怖えが、離れる気はねえんだな?」
    「……はい」
     しっかりと頷いてから、不意に懐かしさを感じて晶は小さく笑った。
    (前に、似たような事をファウストと話したな)
     そんなに昔の事でもないのに、不思議と遠い記憶の中のファウストの問いが蘇る。
     北の国の魔法使いであるミスラ。
     異界から来た人間の晶。
     違いすぎる自分達を案じ、また信じてくれた彼に告げたあの日の決意を、晶は再び口にする。
    「ミスラに、話をしようと言ったのは私なので。私から、離れるような事はしません」
     そう、話をしよう。
     もし晶がもたらした変化が、ミスラを変容させるのを目の当たりにしても、逃げたり、見ない振りはしないで、向き合おう。
     それを忘れなければ……果てに何が待っていても、乗り越えられる気がした。
     ……やはり、人と話すのは大切だと身に沁みる。自身の原点に立ち戻れたように思えて、晶は肩の力が抜けるのを感じた。
     こちらを見ていたブラッドリーは一度にっと目を細めてから、やれやれとわざとらしいくらい大袈裟に肩を竦めて見せる。
    「誰も、ミスラだけとは言ってねえがな」
    「えっ……あっ、いえその」
    「いい趣味してるぜ、賢者サマはよ」
    「趣味って……あの、待って下さいブラッドリー!」
     晶の制止虚しく、今度こそ本当の本当に、ブラッドリーの姿は入り口の向こうに消えた。
    「行っちゃった……」
     勘違いされたかもと仄かに熱くなった頬を抑える晶だったが、その辺りの自覚が曖昧な為否定もしづらい。まだ着地点の分からない心を持て余しながら、もう一杯水を飲んだ。部屋に戻れば、もうゆっくりと眠れるだろう。
     見上げた月は、遠くない未来で立ち向かわなければいけない相手だと分かっていても尚、綺麗だった。


     厨房を離れたブラッドリーは、階段近くまで来たところで立ち止まった。
    「おい、そろそろ顔見せろ」
     誰の姿も見えない廊下を振り返ったその顔に、特段の動揺も不快感もない。「おい、そこのソース貸せ」と台詞を入れ替えても問題ないブラッドリーに対し、誰もいなかった筈の空間から現れたネロは、苦虫を噛み潰したような顔をしていた。
    「気付いてたなら言えよ……」
    「隠れて入って来たてめえを気遣ってやったんだろうが」
    「てめえが厨房荒らしに来たと思って……」
    「はは、殺気がダダ漏れだったのはそのせいか」
     気分を害した風もなく、ブラッドリーはからからと笑う。ネロは気まずそうに視線を逸らした。
    「まあいい。ネロ、お前の部屋なら何かあるだろ」
    「はあ⁉︎ 朝まで我慢出来ねえのかよ」 
     ぎょっと目を剥くネロに、階段に足を掛けたブラッドリーがにやりと笑う。悪い顔だ。
    「別に、俺は厨房でも構わねえぜ。賢者も誘うか?」
     ぐ、とネロが言葉を詰まらせたのは、ほんの数秒の事。そのつもりは無かったとはいえなかなかに踏み込んだ会話を盗み聞きしてしまった罪悪感が、ネロの首を縦に振らせたのだった。
    「──で、なんだったんだよ。さっきのあれは」
     ネロが口火を切ったのは、ブラッドリーが彼の作ったつまみを片付けた頃だった。問われた側のブラッドリーは涼しい顔で「あれって?」と聞き返す。
    「怖いかどうかってやつ。どういうつもりだよ、賢者さんにあんな話して」
    「どうも何もねえ。ただの確認さ」
     からん、と綺麗な皿に匙を落としてブラッドリーは淡々と告げる。
    「賢者が、ミスラの奴を人馴れしないでけえ猫みたいに扱うつもりなら釘刺しとこうと思ってな」
    「……しねえ、だろ。賢者さんは」
    「まあな。元々そこは疑ってなかったが……」
     酒は無しと突っぱねられた為、ブラッドリーが傾けた杯に入っているのはジンジャーエールだ。氷のぶつかる高い音が響く。
    「怖いのが、俺達に向き合えなくなる事ってのは、呑気すぎて気が抜けたな」
    「おい……」
    「馬鹿、褒めてんだよ」
     険しい表情になるネロをその一言で宥め、ブラッドリーは小さく笑う。
    「俺も、ミスラも、オズもオーエンも双子も、あいつから見れば化け物の範疇だ。そんな連中相手に、てめえの道理を曲げず、こっちも歪めねえように気遣って……大したもんだってな」
     ブラッドリーにしては珍しい賛辞の連続に、当人でないネロは座りが悪い心地で「まあ……よくやってるよな、本当」と返すのが精一杯だった。
     ブラッドリーはその返しを聞いているのかいないのか、静かにグラスに視線を落とす。
    「賢者は、晶は分かってる。覚悟もある。……ただ、ミスラの野郎は分かってねえだろうからな」
    「……何を?」
     最初の問答へと逆戻りした状況で、ネロは何故か、先だって中央の依頼で秘密裏に動く賢者への菓子をミスラへと預けた時の事を思い出していた。
     あの時のミスラは酷く苛立っていて、それでいて自身が何に苛立っているのか分かっていないように見えた。その原因を、ネロは「もしかして」程度に考えてはいたが、本当に「そう」なのかもしれないと、ブラッドリーを前にして思う。
    (ブラッドが言いたいのは、そういう事か?)
     ネロの強張りに気付いているのかいないのか、ブラッドリーは軽くグラスを空けるとさっさと立ち上がる。
    「ご馳走さん。美味かったぜ」
    「あ、ちょ、おい! だからミスラは何を分かってねえって……」
     あっという間にドアに手を掛けたブラッドリーに慌てて声を掛けたネロは、どきりとした。こちらを見たブラッドリーの瞳が、あまりに醒めていたからだ。
    「あいつが──北の魔法使いだって事さ」
     そう言い残したブラッドリーが去ってからも、ネロの耳には何故か、今は遠い筈の北の風の音が唸っていた。
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