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    okakimt_311

    @okakimt_311

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    okakimt_311

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    #猗窩煉ワンドロ
    現パロ猗窩煉

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    #猗窩煉

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    ほしいも

    DONE先生と生徒の猗窩煉
    ■現代パロディ
    理不尽な校則、退屈な授業、目まぐるしく変わる流行。草臥れて色褪せた大人の中で、唯一煌めいて見えた先生がいる。 

     理科室が好きだ。他教室と違って黒い天板の机も格好いい、背凭れのない真四角の椅子も自然と姿勢が正されていい感じだ。それから、教室内に流し台があるのもいい、気になったら手が洗えるし、お手洗いよりも水圧が高い気がして洗い上がりもサッパリ。
     うそだ。本当は、理科準備室の隣だから。隣の部屋に行くと、何時も先生がいる。真っ新な白衣が眩しい人だ。

     理科室を訪ねて補習を受けるようになってから、何度目かの放課後。受験を控えた二月の在りし日。
    「先生の事が好きです。」
     廊下まで練習場所を広げている吹奏楽部の演奏が漏れ聞こえてる中、衝動などではなく、しっかりと自分の意志でそう告げた。
     鮮やかな赤色のインクが入った0.7のゲルインクペンを右手に握ったまま、時が止まったように硬直する先生の顔を見ながら、この人を好きになった切っ掛けを思い返していた。小さな風圧くらいなら感じられるんじゃないかと思う、長い睫毛が色素の薄い瞳を囲んでいる。一回、二回、素早く瞬きが繰り返されている。

     初めて見 1025

    ほしいも

    DONE自分にしか見えないお友達の猗窩煉
    ■少年煉獄と鬼の猗窩座

    イマジナリーフレンドの猗窩座っていう素敵な夢を見せて頂いたので。
    おやすみなさい、と母の優しい声がして肩まで柔らかいブランケットが掛けられる。目蓋が重くなって、睫毛越しに映る母の姿が霞んでいく。自分の耳に届いた最後の音は、ゆっくりと吐いた自分の息と静かに閉じられたドアの音だった。後は夢の中の世界だ、と思って眠りに落ちたつもりだった。

    「杏寿郎。」
     凛とした鐘が響くような母の声でも、背筋が正されるような荘厳な父の声でもない、家族ではない"鬼"の声で目が覚める。親戚や近所の人たちが膨らんだ母の腹に話しかけるような調子の、声音が高く、機嫌を取るような声だ。ご機嫌取りのつもりかもしれないが、寝入り端を邪魔されたのだ、「誰にでも笑顔で挨拶を」という両親の教えも今ばかりは従えない。ごめんなさい、と離れた寝室に居るはずの二人に謝罪しながら、きつく目を瞑った。
    「杏寿郎は寝ています。」
    「起きてるじゃないか。」
    「寝ているんだ!」
    「そうか。」
     鬼が俺の目の前に現れるようになったのは、何時だっただろうか。つい最近、初めて会ったような気もするし、もっと前から一緒に居たような気もする。眠れない夜に気が付いたらベッドの近くに立っていたり、窓の外で月を見ていたりするこ 3254

    ほしいも

    DONEエプロンと猗窩煉󠄁
    ■現代パロディ
     琥珀のように透き通った黄金色の瞳が、そのまま零れ落ちるかと思った。
    「杏寿郎。」
     めいっぱい見開かれた両目が、瞬きを忘れてしまったかのように睫毛だけを細かく震わせている。こんなに動揺をしている彼を見るのは随分と久し振りで、このまま涙の一粒でも落ちてきそうだと何処か冷静にその表情を見詰めた。

     袖無しのインナーに羽織っていたパーカーを手早く脱ぐと、肌を晒したままの俺の肩に掛けてそのまま体を支えるように抱き寄せられる。寒さに震えた体にするように腕を撫で擦る猗窩座の手でパーカーの裏地が素肌を擦って擽ったい。
    「誰にやられたんだ。」
    「誰にって…。」
    「誰が、こんな、」
    「そんな顔するなよ。」
    「こんな顔にもなる!」
     焦ると言葉付きが強くなるのは、猗窩座の癖だった。
     想像していたどの反応とも違っていて、正直困惑する。もっと慌てるかと思ったし、もっと浮かれたものかとも思っていた。彼はどんな反応をするのだろう?という好奇心が生んだ結果なので、想像と相違があったとて、目の前のこの表情が結果なのだけれど。

    「誰の入れ知恵だと聞いているんだ!」
     パイル生地の裏地が素肌の上を滑る。
     俺と猗 864