Knockin' on your Door大魔導士ポップはパプニカのレオナ女王に呼び出されることは日常茶飯事で、王宮の一室を与えられている。
だが、勇者ダイが見つかっても正式に王家に仕えることはせず、自由気ままな身分のままでいたいと告げた。
「あんたの部下にはなりたくねえよ」
「キミらしいわね」
そう微笑んで、引き留めることもしなかったが
「でも用事があるときは呼びつけるわよ」
「へえへえ。そのほうが気楽でいいや。あと、ときどきダイも借りるぜ」
ダイもまたパプニカを拠点として魔界や世界を飛び回っている。
「ええ、どうぞ。ダイ君はみんなのダイ君なんだから」
「本当は独り占めしたいんじゃないのか」
「変なからかいはやめてよね。別になにもないわよ私たちには」
手をひらひらと振る。
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