うちの子設定まとめ(完全版)①東惣太郎
②寿敬一
③東結衣
④東陽太郎
①東 惣太郎(アズマ ソウタロウ)
性別:男
年齢:37歳
一人称:「僕」(親しい人の前などでは「おれ」)
職業:児童相談所職員
身長:168cm
血液型:B型
誕生日:3月3日
■仕事
大の子ども好きで、大学卒業後から児童相談所に勤めている。「子どもを幸せにしたい」という気概が誰よりも強く、児相の激務もものともしない。
もともと温厚で物腰が柔らかいことに加え、20代前半にも見える童顔のため、子どもに親しまれやすいらしい。なおナメられやすいとも言う。
■プライベート
趣味は生け花。華道の先生である父の影響。
特技は柔道と空手。兄の陽太郎に仕込まれた。
■結衣とのこと
心から愛する妻。結婚して10年以上経つ。
「結衣さん」と呼んでいる。
馴れ初めは惣太郎(当時20)を結衣(当時21)がカツアゲから助けたこと。
情けないやら悔しいやらで、惣太郎が武道を始めたきっかけでもある。
常に「かっこいい」結衣を好ましく思っているが、どちらかといえば「かっこよくあろうとする」彼女の健気さに惚れ込んでいるらしい。
彼女との子を熱望していたが、不妊治療で授かった子を5年前に死産で亡くす。「もう結衣さんを苦しませたくない」と惣太郎から懇願し、諦めた。
その直後に海外転勤するという彼女を引き止めようとするが叶わず、ここしばらくは年に1〜2回しか会えていない。
■寿とのこと
2年前、子の月命日参りのため訪れた墓地で出会う。平日昼から猫とたわむれる彼を見て「(児相的に)気になる子」と判断。そこで話し掛けたことが知り合うきっかけとなった。
「寿」と呼んでいる。
家が近く、3日に1回は会っている。一緒に食事することもしばしば。
会う人全てに敬意を持ち、誰よりも素直な彼の性格に引き込まれた。
そんな彼を大層可愛がっており、「息子のようなもの」と感じている。だが死んだ実子への罪悪感と、寿にドン引かれることへの恐れで口には出せない模様。未だ本名すら教えてもらえない自分は、彼にとってそこまで重要な人物じゃないのかも……という思いも手伝っている。
「仕事の一環で会ってたのか」と思われたくない一心で、児相の職員であることを隠し続けている。
■陽太郎とのこと
3歳上の実兄である陽太郎のことは、「兄さん」と呼んでいる。
声の大きさと暑苦しさがやや苦手で、37歳にして常に反抗期のような態度をとりがち。
とはいえその振る舞いは「兄さんは自分を見捨てない」という絶対的な信頼と甘えの上で成り立っている。
空手や柔道を教わったり、仕事で直面したトラブルを警察視点で見てもらったりするほか、大きな悩みや相談事も最終的には彼の元に持っていく。
陽太郎が事故で生死を彷徨った時、病室で泣き出してしまう程度には大切にしているが、本人にそれを直接伝えることはない。
自分だけ陽太郎の愛犬に全く懐かれないことを不思議に思っている。
■よその子交流
[鵜野澪]
仕事の調査依頼中に出会った。
「鵜野さん」と呼んでいる。
調査対象である「深夜徘徊している子ども」の正体が彼だと知ったのち、落とした携帯を一緒に探してもらった。
自分の感情メインで喋る自身に対し、事実を淡々と述べる鵜野をとっつきにくい人だな〜と思う場面も。生真面目だが、やや変わった人だという印象を抱く。とはいえ初めて会うタイプの人というだけで嫌悪はまったくなく、むしろ新鮮さを覚えている。
麻衣花らに呼ばれたコストコパーティーにて偶然再会。彼の妹とのやりとりに、どこか微笑ましさと親しみを覚える。
シナリオ「空中ブランコ乗りのエリー」では、相変わらず自身とはピントのずれた発言をする彼にやや困惑。それでも彼の「エリーの意思を尊重する」という言動自体は肯定しており、自分とは違って強い人なのだろうという印象を受けている。
[鷲尾倫太郎]
シナリオ「空中ブランコ乗りのエリー」で出会う。
「倫ちゃん」と呼んでいる。
女性的な言動をする彼女に内心一瞬驚いたものの、彼女の明朗な振る舞いによってすぐ打ち解ける。エリーに対する姿勢には大いに共感しており、職業的にも自身と似通った人だと認識している。
なお自身が歳下に見られていることには気付いていない模様。
[神慢勅独人]
彼がOBとして支援する孤児院との関わりで知り合った。
「独人くん」と呼んでいる。
彼の苦しい過去を知っているためか、高慢な態度を努力と信念の表れだと捉え、自然と受け入れている。自身の事情を聞いて余計な意見や励ましをしないところも彼らしく、好ましいと思っている。
シナリオ「うさぎばらし」にて、麻衣花の懇願を受け同行。最終局面で「お前には手をかけてほしくない」と言う彼に、(怪物と化した)子どもを殺す姿を見せてしまったことを、やや申し訳なく思っている。
ただし、彼が自身の心を心配してそう言ってくれたことには気付いていない。あくまで彼の中の「東惣太郎」像を壊してしまったものと考えている。
コストコパーティーの時、皆に囲まれて食事をする彼を見てかなり安心している。
[塩田麻衣花]
彼女の起こしたトラブル対応に、児相職員として呼ばれたことをきっかけとして出会う。
「麻衣花ちゃん」と呼んでいる。
彼女が孤児院で生活しているというのもあり、何度か交流を重ねるうちに仲良くなった。
彼女の大胆な性格にハラハラさせられることはあるにしろ、保護対象としても友人としてもよく可愛がり慕っている。
独人と麻衣花の仲はよく知っており、独人のことを安心して任せられると思っている。
②寿 敬一(コトブキ ケイイチ)
性別:男
年齢:19歳
一人称:「俺」
職業:フリーター
身長:175cm
血液型:A型
誕生日:9月16日
■偽名
本名は「堤 龍騎士(つつみ どらごんないと)」。名前に加えて地毛も明るく、顔がべらぼうに良いため何かと好奇の目に晒されがちだった。
下の名前はもちろん、親と同じ名字を使うことも気に食わず、中学卒業後から「寿敬一」を名乗っている。
「寿敬一」の名付け親は銭湯で時々会っていたホームレスの老人。
■生い立ち
物心つく前に父親が蒸発しており、夜職の母親と顔を合わせることは多くなかった。育児放棄されていたわけでも、かといって特別可愛がられていたわけでもない。
根は素直だが、素直さゆえに流されやすい性格。そのため中学の同級生らの影響をもろに受け、不良の道へ。
中学卒業後はだらだらとバイトをして過ごしていたが、18歳になった時、母親が寿を連帯保証人にして借金を背負わせ、即失踪。
その件で東に助けられたことをきっかけに、変わろうと決意。
現在は借金返済と生活の立て直しのためバイトに勤しむ日々。蕎麦屋とカラオケ店と引っ越し屋を掛け持ちしている。
■東とのこと
2年前に出会った頃は「なぜかよく構いにくるお人好し」というイメージを持っていた。
当時の呼称は「惣太郎さん」。
彼を物好きだと思いながらも、別に居心地が悪いわけではなかったのでたまに付き合っていた。
無知のまま18歳で連帯保証人にされた時、唯一の「頼れそうな大人」枠だった東に相談。そこで自身を助けようと奔走する彼の姿に「この人は真剣に俺と向き合ってくれる、考えてくれる!こんなの初めてだ!」と感動。人間としての尊敬から「先生」と呼び慕うように。
実親以上に自分を気にかけてくれる彼からは、他人とはどこか違う匂いを感じ取っている。
話すのは楽しいし、顔見るとなんか安心するからしょっちゅう遊びに行く。
今は自分から一方的に絡んでいるつもり。
職業を教えてもらっていないこともあり、自分は東にとってそこまで重要な人物じゃないんだろうな〜と思っている。
シナリオ「ママ」を経て、「自分は彼を父親のようなものだと思っているんだ」と強く自覚。しかし他人である以上迷惑でしかないと思い、本人の前では言わないでいる。
本名は教えていない。シンプルに恥ずかしいから言いたくないだけ。
常に身に付けているペンダントは、19歳の誕生日に彼にもらった名入りのもの。
■よその子交流
[麗麗一郎]
警備員の短期バイト先の画廊主。「社長」と呼んでいる(本人がいないところでは「麗一郎さん」)。
金持ちにあまりいい印象がなかったが、人として対等な目線で話し、何事もポジティブに捉えてくれる彼のことはとても尊敬している。
麗一郎の話は知らない世界のことばかりであり、
その表現力と熱意も相まっていくらでも聞いていられる。
颯真に撫でられたいと言うあたり可愛い人だな〜と思うことも。
惣太郎に「東京で会った白スーツの男」と話したらなんか変な顔された。
シナリオ「イドメネオの贖罪」にて再会したと思ったが、実際は麗一郎の姿をした化け物だった。偽物とはいえ本気で殴り抜いてしまったため、次会うのが正直ちょっと気まずい。
[武相颯真]
短期バイト先の社員。
「颯真さん」と呼んでいる。
無愛想ながらも仕事や寿自身と真摯に向き合う姿勢、また裏表のない物言いをたいそう気に入っている。頭を撫でてくるのはちょっと照れ臭いが、兄ができたみたいで嬉しさもある。
会話の中で、彼が麗一郎を好いていることを悟った。
惣太郎に「白スーツの人に雇われてる目付きの悪い屈強な男」と話したら人間関係をめちゃくちゃ心配された。
シナリオ「探索者なんだからカレーライスくらい作れるよね!」で再会。
妙なところに飛ばされたが、彼の相変わらずの振る舞いについ気が抜ける。ドジ見られまくってちょっと恥ずい。
話の流れで、麗一郎が好きだということを本人から引きずり出した。俺としたことが深掘りしすぎちまったかも……と思いながらも、また少し仲良くなれた気がして内心にこにこ。とはいえ所詮バイトにすぎない自分がこれ以上介入するもんじゃないと判断。一歩引いたところで応援するつもり。
シナリオ「イドメネオの贖罪」では、殺人の罪を着せられそうになっている彼を必死に庇う。彼の正義感に溢れた人柄を知っているが、誤解を受けやすい人間であることも分かっているため、やや躍起になっていたらしい。
[鷲尾倫太郎]
シナリオ「イドメネオの贖罪」で出会う。
「倫ちゃん」と呼んでいる。
スズさん経由で彼女の話は聞いており、すぐに打ち解ける。ふと立ち寄った船内バーで、カクテル片手にスズさんのことを語る彼女を見て、大層幸せそうだと自分までほっこりした。幸せになってほしい。
[魚鷹りょう]
シナリオ「イドメネオの贖罪」で出会う。
「りょうさん」と呼んでいる。
金糸雀への態度を見てはじめは良い人っぽいと思った。が、颯真を一瞬でも殺人犯だと疑ったこと(実際は違う)を若干根に持っている。謝れ。颯真さんに謝れ。
[花山院金糸雀]
シナリオ「イドメネオの贖罪」で出会う。
「金糸雀ちゃん」と呼んでいる。
幼いながら客人をもてなそうとする健気さを可愛らしいと思うと同時に、自分より大人びた振る舞いを尊敬していた。
子どもには刺激が強いであろう場面を見ても強かな姿勢を崩さないため、本当に中学生なのか今も若干疑っている。
[雀ヶ野楓士]
シナリオ「探索者なんだからカレーライスくらい作れるよね!」で出会う。
「スズさん」と呼んでいる。
はじめは気弱そうなタイプ?と思ったが、実際は探索をポジティブかつ着実に進めていく彼を頼もしいと感じる。
一緒に颯真つつくの、本人には申し訳ないけど正直めっちゃ楽しかった。
カレーの一件から、彼と颯真と寿の3人で時々リモート飲み会をするようになった。倫ちゃんが映り込むこともあり、その度に彼女とも交流しているらしい。
[縹津黎夜]
最近お気に入りの画家。
短期バイト先の画廊で見た絵が印象的だったようで、帰ってからもちょくちょく調べている。
特に気に入った絵はスマホのロック画面に設定してるんだとか。
[神慢勅独人]
コストコパーティーで出会う。
「ちきさん」と呼んでいる。
先生に向かってめちゃくちゃ高慢な態度を取る彼に一瞬ム!となるが、先生があまりにも普通に接しているため「これが通常運転か……」と理解。
話を聞いているうちに面白い人判定に傾いていった。
先生の内面までしっかり理解し、また理解されている様子がちょっと羨ましい。
[糸魚川澄]
シナリオ「夢と現の終着駅」で出会う。
「スミさん」と呼んでいる。
朗らかでちょっと抜けた人という印象。
当初は洗脳によるあやふやな言動が多かったため、ミステリアスな人という印象も強かった。
その日にした「マカロンを一緒に食べに行く」という約束を果たしに行った際、シナリオ「ハッピーシュガー・キャンディザイア」にてまた怪異に巻き込まれる。無傷で帰ったものの、マカロンへのトラウマと「スミさんを食べたいという欲求」を後遺症として持ち帰る。落ち着くまで会わなければいいと思っていたが、コストコパーティーで偶然再会。主に麻衣花にとんでもない勘違いを植え付ける羽目になった。
自分としては「(友人的な意味で)いい付き合い方のできるお姉さん」だと思っているが、事あるごとに彼女のことを思い出し、守り抜きたいという気概を見せている。この感情が一体何と表現されるものなのか、本人はまだ分かっていない模様。
その一方でシナリオ「拝啓アンノウン」では、記憶を無くした自分を助けてもらうことに。「自分には大事な人がいる」と改めて認識するきっかけになったこともあり、感謝してもしきれないと思っている。
またシナリオ「冷たきアニの熱量」では、「放っておいて、帰って」と言うアニと「アニとハグをしたいから色々調べる」と言うスミの板挟みになり、黙って後ろをついていく他なかった。ひとりで着々と探索を進めていき、最終的にケガをすることとなったスミを見て、「本当に俺に守れるのか?」と自信を失くしてしまった部分も。とはいえ鵜野との約束もあるため、悔しさや東からの助言を支えに、守るスタンスを保てるよう奮闘している。
[塩田麻衣花]
同じカラオケ店のバイト仲間。
「麻衣花ちゃん」と呼んでいる。
気軽にとっつくことができ、仕事もできるのでシフトが被ると気が楽。カラオケルームである意味盛り上がっているカップルを防犯カメラ越しに見ては一緒に笑っている。
プライベートで遊ぶほどではなかったが、コストコパーティーで偶然出会う。スミに対する食欲のせいで、あろうことか麻衣花の「スミちゃん可愛いよね」に対して「食べたいくらいには」ととんでもない返事をしてしまった。どうにか忘れてほしいが、事あるごとにスミへの感情や関係を聞かれて毎回タジタジになっている。
[鵜野澪]
シナリオ「夢と現の終着駅」で出会う。
「鵜野さん」と呼んでいる。
その時は軽い挨拶のみで終わってしまったため、「スミさんのお兄さん」程度のことしか知らずに別れた。その後コストコパーティーで再会、案の定「食べたいくらいには」発言を聞かれる。さすがにぶん殴られると思ったが、「スミをよろしく頼む」「守ってやってほしい」などと言われ大困惑。変な人だと思ったし、麻衣花の誤解も変な方向いちゃって困った。
その数日後にシナリオ「メアリ・アンは凶刃に伏し、」にて、鵜野が不死身になった原因を共に探究。あらゆる事件を通して「他人でも大事にしていい、されていいんだ」という気付きを彼から得る。鵜野を信頼できる大事な人として見るきっかけとなった。
③東 結衣(アズマ ユイ)
性別:女
年齢:38歳
一人称:「私」
職業:外資系製薬会社社員
身長:170cm
血液型:A型
誕生日:10月1日
■性格
明るく勝ち気な性格。
趣味は映画と酒とお喋りで、飲み屋で居合わせた客と連絡先を交換してくることもしばしば。
■仕事
外資系のバリキャリ。現在カナダで仕事をしている。
かなり忙しいのか、毎日のようにかかってくる惣太郎からの電話に出ることはまれ。メールもあまり返していない。
仕事のときは髪をかんざしでまとめ、パンツスーツを着こなす。なおプライベートではサングラスを掛けている。目元の小じわが気になるお年頃らしい。
■惣太郎とのこと
心から愛する夫。頻繁な連絡こそしないが、「連絡しなくてもあの人は大丈夫」という信頼が何より強い。
「惣ちゃん」と呼んでいる。
29歳の時から不妊治療を4年間続け、33歳で妊娠。しかし死産という結果に終わった。辛い現実から目を背けるため、また惣太郎と気を遣い合うことを避けるために、カナダで5年ほど仕事に没入している。
結衣のかんざしはカナダに経つ日に惣太郎が贈ったもの。
■よその子交流
[剛里楽々]
シナリオ「りんごはあまい」で出会う。
「ららちゃん」と呼んでいる。
2mの体躯とメイドという職業に物珍しさを覚えるも、幼さの残る振る舞いに母性をくすぐられる。普通の女の子として可愛がるが、腕力が必要なときはちゃっかりお願いする場面も。
[女池晶]
シナリオ「りんごはあまい」で出会う。
「アキちゃん」と呼んでいる。
控えめな性格に見えて、女性を守ろうとする姿勢には感心し、頼もしいと思っている。
振る舞いといじり甲斐あるとこがなんか旦那に似てる気がする。
○東 陽太郎(アズマ ヨウタロウ)
性別:男
年齢:40歳
一人称:「自分」(仕事中は「本官」)
職業:警察官
身長:177cm
血液型:B型
誕生日:7月10日
■性格
実直で正義感に溢れた熱い男。
とにかく元気で声が大きく、常に語尾に「!」が二つ以上付いている。
趣味はソロキャンプ。デカめの車にちみっこい愛犬を乗せ、色々な場所から朝日を拝みに行くのが好き。
■惣太郎のこと
ブラコン気質で、彼のことは子どもの頃から大層可愛がっている。
お互い一人暮らしだが家がそう遠くないため、定期的に惣太郎の家を訪れている。
彼の当たりの強さは信頼の証であると分かっているため、傷付くことも咎めることもない。
悩み事や相談事は真摯に受け止め、唯一の兄として彼の心の拠り所となっている。
最近は寿にも武道を教えているが、文句言われそうなので惣太郎には内緒。
■仕事
巡査長を務める警察官だが、数年前までは自衛官だった。
自衛隊の災害派遣時、救出した少女の泣き笑いが忘れられず、「この笑顔を近くで見ていたい、守っていたい」という思いが芽生える。そこから町のお巡りさんに憧れ、警察官に転向。
現在は地元の交番で後輩指導を行いつつ、町の平和を元気に守っている。
■顔の傷
自衛官時代、訓練中の手榴弾の誤爆事故から部下をかばい負傷。数日間生死を彷徨った。
頭部に刺さった破片の処置に追われたため、他の傷の治療が遅れ、上半身の左半分(主に顔)に傷が残る。
本人はまったく気にしていないどころか誇らしいとさえ思っているが、子どもに「怖い」と泣かれがちなのはちょっと困る。
■愛犬
メスのヨークシャーテリア。名前はひつまぶし。
迷い犬として交番に届けられたが、飼い主も引き取り手も見つからず保健所送り寸前だったのを引き取った。特別犬が好きなわけではなかったが、面倒を見ているうちに情が湧いた。
以前ひつまぶしを飼う・飼わない問題で惣太郎に突っ掛かられ、掴み合いの喧嘩に発展している。
毎朝一緒にランニング(途中でリュックに移行)をするほか、定期的にトリミングやドッグランにも連れて行っており、プライベートではほぼ常に一緒。かけがえのない相棒となっている。
彼女も陽太郎のことを信頼しきっているらしい。
■よその子交流
[塩田麻衣花]
「麻衣花くん」と呼んでいる。
深夜、DV彼氏に裸で外に締め出されているところを保護。それをきっかけに懐かれ、交番へよく遊びに来るようになった。交番が親しまれることは喜ばしいことだと心から歓迎していた。犬が怖いという彼女に、半ばゴリ押しでひつまぶしと触れ合わせることもあったが、結果慣れてくれて嬉しい。彼女が陽太郎に淡い恋心を抱いていることを、本人は知らない。
そんな日常を送っている最中、「媚薬を100本飲まないと出られない部屋」に2人で閉じ込められる。一般市民に得体の知れない薬は飲ませられないと1人で飲み干すが、媚薬が効いていることを彼女に悟られ、動けないまま「奉仕」を受ける。結果、続きを迫る彼女と欲に抗えないまま性交、あろうことか自らが彼女を犯すような行為に至った。
この件を本心から喜ぶ彼女に対し、陽太郎は彼女に一生のトラウマを与えてしまったと思っており、互いの身分・年齢・彼女の元彼・自らの行為なども踏まえ猛省。全責任を負う覚悟と、警察官としての矜持に深い傷がついたことで、辞職を考えるほどの出来事となった。