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    T_ShioSag_N

    @T_ShioSag_N
    気ままに、二次作品書く時ある。(ポケモン)
    別でpixivにもある。そっちはほぼサトセレ。
    本格的に小説書くための別アカあり。

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    T_ShioSag_N

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    ふと思いついたやつ。
    やっぱ個人的に、レッドさんって原点だなって感じてる。かつ、最強であってほしい。そんな感じ(どんな感じだよw)

    それぞれの両翼『それぞれの両翼』

    まっしろ、はじまりのいろ、けがれなきいろ、マサラタウンーーー。
    そこへと向かう大きな影。リザードンに乗って故郷へと向かうグリーン。
    「・・・・・・む」
    そのマサラタウンに入る手前でグリーンは下にある影を見かけた。馴染みのある帽子とフシギバナ。
    「リザードン、降りてくれ」
    グリーンの要求にリザードンはすぐ応じて、下降する。
    降りていく間に、レッドと相手しているトレーナーのバトルを見る。相手のポケモンはカントー地方のポケモンではないのはわかった。おそらく、レッドの名を聞いてはるばる遠いところから来て、挑戦をお願いしたのだろうと推察する。
    相手のポケモンとトレーナーもいい動きをしていることは遠目でグリーンもわかる。だが・・・・・・それ以上にレッドの動きが冴えている。
    「フッシー!そこだ!ハードプラント!」
    草タイプの奥義技を指示したレッド。反動が大きい技だが、威力は絶大。フシギバナの背にある大きな花から太い蔦が伸びて、相手のポケモンに当たった。
    「ルチャブルー!」
    ポケモンの名前を叫ぶトレーナー。それを聞いて、カロス地方のポケモンかとグリーンは気づく。
    相手のトレーナーのルチャブルはハードプラントを受け、背を地面に着けて倒れたまま動かなかった。
    「よし!」
    レッドは、ぐ!、と拳を握った。
    相手のトレーナーは項垂れつつもルチャブルをポケモンに戻した。
    「・・・・・・なんもできなかった」
    絶望するような声音。誰にも聞こえないくらい。
    だが、影で見ていたグリーンには聞こえていた。
    (また強くなっているのか、レッド)
    ここ最近のレッドとそのポケモンの成長が著しくなっている。確かに彼は”戦う者”の二つ名として、バトルが強い。だが、本当にここ最近の強さはどこか異次元さを感じさせている。
    「ありがとな!遠いところから!」
    レッドもフシギバナをボールにしまうと、トレーナーに近づいて、握手を求めるように差し出した。
    その手をトレーナーは見るが、ふい、と目を逸らした。
    「ああ」
    短く返事しただけで、踵を返して行ってしまう。そこにぽつりと立ちすくむレッドと木陰に潜むグリーンだけになる。
    「・・・・・・これ以上本気になったらだめなのかなぁ」
    レッドの呟きに、グリーンは思わずその場から出て何か答えたくなったが、今は何も彼にかける言葉は持ち合わせておらず、踏みとどまった。
    レッドがそこから立ち去るのを見てから、グリーンは再びリザードンを出して、目と鼻の先ではあるもののマサラタウンへ向かう。
    先程のレッドの呟きがグリーンの頭の中に響く。
    (あいつ、不完全燃焼だったな・・・・・・オレで相手できるか?)
    グリーンは自分の考えに少しばかり驚く。レッドとバトルするのに不安に思う自分がいる。彼とはよくいいバトルをするが、自分でも勝率はどうにか五分と言える。
    いろいろと物思いに耽るうちに、オーキド博士の研究所へたどり着いた。
    リザードンはしばしの故郷を懐かしみたいだろうと、ボールには戻さなかった。
    中に入ると先客がいた。
    「あら、グリーン、やっほ」
    「ブルーか。おじいちゃんに何か用か」
    「えぇ。個人的なところも含めて。だから、先どうぞ」
    ブルーは掌を上にして、グリーンに譲る。
    だが、グリーンはその場からすぐ動かなかった。
    「グリーン?どうしたの」
    「いや。なんでもない」
    「何かあるでしょ。話してご覧なさいな」
    グリーンがそっぽを向くのを見て、ブルーは聞く体勢をとる。
    小さく短く息を吐く。それから、口を開いた。
    「お前、最近、レッドとバトルしたか?」
    「レッドと?あ〜・・・・・・2週間くらい前にやったわね。会ったかと思ったら、バトルなんですもの」
    ほほほ、と笑って答えるブルー。
    「ちなみに、勝ったか?」
    「勝てるわけないでしょ、私がレッドに。あ、でもなんとか全滅は免れたわ」
    「そうか」
    端的に答えるグリーンに、ブルーは訝しんだ。
    「ほんとどうしたの、グリーン。あなたがレッドのことで悩んでるのってそんなにないじゃないの」
    「あぁ。オレらしくないな」
    冗談半分で言っても、真面目に答えるので、より不思議な感覚になり、ブルーは思わず前のめりになった。
    「グリーン?なにかあったの、レッドと」
    「・・・・・・あったわけじゃないが。レッドの強さ、ここ最近、秀で始めている」
    そう始めて、グリーンは先程のバトルのことをブルーに話した。そして、自分が感じたことも。
    ブルーはからかいもせず、真剣に耳を傾けていた。
    「・・・・・・男ってほんと面倒くさい生き物ね」
    出てきた言葉にグリーンは、むっ、と顔をしかめる。
    「なんだと」
    「私からシンプルに言うとね、私たちが強ければ大丈夫でしょ」
    ブルーがさらりと言ってのけるのを見て、グリーンは目を見開く。
    それにブルーもやや赤面した。
    「柄にないこと言ってるのは自覚あるわ。でもね、レッドの強さ、私もあの2週間くらい前のバトルでひしひしと感じたわ。この人、どこまで強くなるのかしらって。グリーンが感じたように、もしかしたら、あの人はとんでもないトレーナーになる。その時、彼と並ぶような人がいなきゃ、あの人はバトルを楽しめなくなるわ。それなら、私たちが常に強くなっとけばいいわけじゃない」
    珍しいブルーの長台詞に、グリーンは黙ったまま。しばらくして、小さく首肯した。
    「・・・・・・ふっ。オレの悩みなんざ、お前にかかれば、なんともないってことか」
    「なに言ってるの。私もあなたにこうやって、話してみて、私もレッドのこと、改めて不安になったわよ」
    ブルーは苦笑いしながら言う。すぐ真剣な表情に戻る。
    「でもね、グリーン。あなたにだけは話しとくけど、私はね、レッドを支えるのは私たちでもあるけど、私を支えるのはあなたとレッド、あなたを支えるのはレッドと私って思ってるわ」
    この後は言わなくても言っている意味わかるでしょ、とブルーはウインクする。
    ふっ、とグリーンはクールに笑う。ブルーから目を離したところで、オーキド博士が立っているのに気づいた。
    「おじいちゃん!」
    「え?あら、おじいさま!」
    ブルーも今気づいた。
    オーキド博士は2人の話を途中から聞いていたのか、感慨深そうな表情をしている。
    「グリーンよ、良い友と出逢えたな」
    一言だけ、オーキド博士は言うと、自分の視線先を指さす。
    グリーンとブルーはその先を見て・・・・・・そのまま固まった。彼らの視線先にはレッドがいた。
    「え、あっ、悪い・・・・・・オレ、全部聞いちゃってた・・・・・・」
    レッドがそう言うと、恥ずかしさでグリーンは顔を片手で覆い、ブルーは自分の髪をいじった。
    「おまえな、声かけろ・・・・・・オレたちが恥ずかしいだろうが」
    「も〜〜〜・・・・・・」
    グリーンとブルーが恥ずかしがるので、レッドも気まずくなったが、それを吹き飛ばすかのように、グリーンとブルーの肩をそれぞれ腕で抱き込むようにして回した。
    「ありがとな、2人とも。心配してくれて」
    レッドの素直なお礼に、グリーンは小さく舌打ち、ブルーは火照る顔を手で仰いでいた。
    「さ!グリーン!オレとバトルだ!」
    突然の誘いに、グリーンとブルー、それにオーキド博士はずっこけかけた。
    「急だな!」
    「いいだろ。なっ」
    にっ、と笑うレッドに、グリーンもニヤリと笑い返す。
    「負けても知らないからな。あ、ブルー!おまえも!」
    「えぇ〜?わたしもぉ〜?いいけどぉ」
    言葉は嫌そうにしてても、ブルーの表情もにこやかにしている。
    「おじいちゃん、話は」
    「うむ。あとでで構わん」
    オーキド博士にグリーンは頷くと、レッド、ブルーと共に外へ出る。
    3人の後ろ姿を見て、オーキド博士はそっと呟く。
    「おまえ達、3人で頂点を目指しておくれ」

    Fin.
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    T_ShioSag_N

    Happy New Yearポケスペ ブラホワ
    黒のプラズマ団の事件から数ヶ月後らへん。
    ブラック←←ホワイト。ちょっと好き好きし過ぎたかな…?もうちょいホワイトさんは冷静かもしれんけど。
    『あなたへの想い いまむかし』

    最初は、本当に何でもなかったと思う。夢に向かって、すごく叫ぶ元気な人だなぁと思ってたくらい。
    でも、ああやって夢に向かって一直線に行こうとする姿がいいな、と思えて。それにイケメンだし。ライモンシティの観覧車でアタシがNと会って、気を失って落ち込んだ時もすごく心配してくれてたし、バトルサブウェイに挑戦する時はブラックくんはウォーを貸してくれた。
    ポケモンリーグに出て、あの事件があって、ブラックくんがレシラムのホワイトストーンに取り込まれた時、本当に・・・・・・本当に悲しかった。でも、ポケモンドリームワールドでブラックくんがいて。嬉しかったから、ぎゅって抱きしめちゃったなぁ。
    今はヒオウギシティのトレーナーズスクールに行って、もう一度ポケモンリーグに挑戦す
    るって夢を持ってる。アタシはそれを応援するんだ。・・・・・・あぁ、ブラックくんのことを考えると、なんでこんなにほわっとしてくるんだろ、

    「いや、それ、恋してますよね?」
    となりから唐突に聞こえた声。
    「きゃあっ!?」
    ホワイトの口からけっこうな大音量な悲鳴が出た。近くにいたポケモンたちも何事かと体を、 3047