Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    T_ShioSag_N

    @T_ShioSag_N
    気ままに、二次作品書く時ある。(ポケモン)
    別でpixivにもある。そっちはほぼサトセレ。
    本格的に小説書くための別アカあり。

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 24

    T_ShioSag_N

    ☆quiet follow

    ポケスペ、ハロウィン。
    力尽きた…(ほんとはシンオウ組もジョウト組も書きたかったけど、脳内パンクした)

    ポケスペ ハロウィン〇ラクファイ(吸血鬼と魔女)

    「ちょっ、ラクツく、ひゃあ……」
    ファイツの少し恥ずかしげな声が口から出る。逸らしたいが逸らせない。
    ラクツがファイツの手の甲に、ちゅう、と吸うように口をつけているから。
    今日はハロウィン。それぞれ仮装するように、ととあるところからお達しがあり、決められた衣装へと着替えた。
    お互いの衣装を見て、多少はラクツも表情が柔らかくなった。そんなラクツが見れて、トリックオアトリートに対して、なんもないよ、と冗談で返したつもりがこうなった。
    「ラクツくっ、それ、もうやめ、って!どこ吸おうと、きゃっ!!」
    ラクツは手の甲から口を離すと、口を大きく開けたまま、ファイツの顔に近づくと方向を変え、首筋にカプっと噛み付いた。そして、また吸われる。目元は・・・・・・言わずもがな、いたずらを楽しむ目。
    終わった後は吸い痕ならぬキスマークがついている。その後のファイツはからかわれることが多すぎて、楽しむ余裕が少しなくなった。
    (さすがにやりすぎたか)
    ラクツは一人反省した。



    〇ブラホワ(おおかみ男と赤ずきん)

    「へー!社長は赤ずきんか!似合ってる!」
    ブラックに衣装を褒められたはいいものの・・・・・・ホワイトはブラックの姿にやや惚けていた。
    グラエナ(おおかみ)男をモチーフにした格好。彼にぴったりの衣装。かっこいい。それ以外に言葉が出なかった。
    (あれ、あれれ?ブラックくんがいつもよりかっこよく見える)
    ブラックをあまり直視できないホワイトにブラックは首を傾げるが、ホワイトの腕にあるカゴを見て、口を開けた。
    「なぁなぁ、社長。トリックオアトリート。お菓子くれなきゃいたずらするぞ!」
    ブラックが未だに惚けているホワイトに言ったからか、ホワイトは体をビクッとさせて頬を染めた。ハロウィンということも忘れていて、思わず出た言葉は。
    「え、え、いた、ずら?何するの?」
    「え?」
    思わぬ返しにブラックは固まった。いたずらをして、と解釈した彼にはどういたずらすればいいのか、分からなかった。
    頭をフル回転させてブラックがやったことは。
    「えっ、じゃあ・・・・・・ごめん、これしか出てこないんだけど」
    なぜかホワイトの頭を撫でていた。目の前の赤ずきん姿のホワイトはかわいくて、いたずらする気も起きなかった。
    ブラックからのなでなでにホワイトも目を白黒させつつも、心の中がポカポカするのを感じていた。
    (あれ、なんでこんなことに・・・・・・??)
    2人してそんな疑問を持つが、2人の空気に当てられた周りは「はよ結婚しろや」の応酬だったそうな。


    〇ルサ(魔法使いとねこ娘)

    「な、な、なして、あたしはこげん格好ーー!!??」
    サファイアの悲痛な声が響く。それもそうだ。以前、フィールドワークしていた時に近い衣装にエネコ耳とエネコしっぽをつけた衣装。
    ひとまず、これしか衣装はない。着替えた後でルビーを見て、目をより見開いた。
    「ルビー!なして。あんたはそげん普通の格好ったい!?」
    ルビーの衣装は魔法使い。黒を基調としたローブとマント。そして、角帽。彼によく似合っている。
    ルビーはサファイアの格好を見て、ふふっ、と笑みをこぼした。
    「おやおや。なかなかCuteじゃないか!」
    「そういうことじゃなか!うう〜・・・・・・なして、ほんとあたし、こげん格好・・・・・・」
    サファイアは唇をかみ締めて、うなる。
    ルビーはそのサファイアをじっと見つめていると、何やら顎に手を当てて、考え始めた。
    「ルビー?なんば考えようたい?」
    「うん、キミをよりCuteにするなら、ボクならどうするかなと」
    ルビーの発言に、サファイアは目を輝かせた。彼は裁縫が得意。ならば、今作ってもらってそれを着ればいい。
    「ルビー!!今からあたしに服、作って!!こげん格好は恥ずかしいったい!」
    「そう?なら、作ろうか」
    ルビーはふた返事してくれた。
    それに安堵するサファイア。ルビーは早速取り掛かり、小一時間後。
    「・・・・・・ルビー・・・・・・?」
    サファイアはさっきよりも戦慄いている。ルビーが作った服・・・・・・さっきよりも黒基調で布は多い。だが、エネコ耳としっぽは変わらず付いている。
    「うん!さっきよりもCuteになったね!」
    「あたし、魔女とかそっちの方が良か!なして」
    「魔法使いといえば、一緒にいるのは猫だろう?だからさ」
    ルビーがそう言うと、サファイアは、あっ、と気づいたような顔になった。ある意味、しっかりと沿った衣装というわけだ。
    「でも、あたしでよかったんかな・・・・・・」
    「いいんじゃないかい?キミならCuteでBeautifulな猫になれるしね」
    ルビーの言葉に、サファイアはどきっとする。
    「・・・・・・ほんとあんたは」
    小さく呟いて呆れ顔をするサファイアだが、嬉しいことは変わりない。自分も彼もお互いが好きだから。
    ルビーが手を差し出す。
    「さ、行こうか。会場へ」
    彼の手を取り、連れられて歩く。


    ○カントー組(ヴァンパイア、フランケンシュタイン、天使、妖精)

    「あらあら、可愛いわね、イエロー」
    ブルーは仮装したイエローを見て微笑む。
    イエローは照れに照れている。あまりない機会で恥ずかしさが勝るとはいえ、初めての仮装にはなぜか楽しさも感じていた。
    「ブルーさんも綺麗です」
    「ありがと。さ、外行きましょ」
    2人は着替えの場所から出る。先に男子組が出ているかと思ったが、まだのようだ。
    2人はしばらく談笑しつつ、レッドとグリーンが何を着てくるのか楽しみに待った。
    すると、先にヴァンパイアに仮装したレッドが出てきたのだか、何やら笑いをこらえた顔だ。しかも、少し体が小刻みに震えている。
    「どうしたの、レッド。そんなにおかしそ」
    ブルーはレッドの後ろから出てきたグリーンに、口元をぱっと抑えた。そうでもしないと大笑いをしそうだった。イエローは目が点になるほどにびっくりしていた。
    「くそ!なんでオレがこんな格好なんだ!レッド!この服、ホントにオレなのか!?」
    「一緒になって確認したじゃ、あっははは!!」
    レッドはグリーンに返そうとするも、彼の姿を見ると笑いを抑えきれず、腹を抱えて笑い出す。
    グリーンの仮装。それはフランケンシュタイン。真面目な彼にはなかなかシュールなものだ。レッドの笑いに連れられ、ブルーは盛大に吹き出し、一緒になって腹を抱えて笑い出した。
    「な、なんなの、あなた!グリーン!あ、あ、あなたに、そ、そんなにっ、お、面白い格好があるなんて!」
    彼の姿を見る度に、ひくっ、と身体を震えて、息たえだえに話すブルーに、グリーンはいらいらする。
    呆然としているイエローだけはなかなか処理が追いついておらず、レッドとブルーに置いてけぼりをくらっていた。
    「ブルー!これ、考えたの、誰なんだよ!?」
    「知らないわよ!もう、なにこれ!楽しいハロウィンじゃないの!」
    笑いながら話す2人に、グリーンは怒鳴りたかったが、逆に拍車をかけるだけと思い、どうにかこうにか気持ちを沈める。
    「おい、早く行くぞ。この服に決めたヤツに会えるはずだ。文句も兼ねてな」
    沈めたつもりでも口からは怒りが滲み出ているグリーンはさっさと歩き出す。それにイエローがはっと気づいて、ついて行く。
    レッドとブルーもついて行くが、時折立ち止まっては盛大に笑う、を繰り返した。
    2人のお腹は持つだろうか。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    😍🙏🙏
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works

    T_ShioSag_N

    Happy New Yearポケスペ ブラホワ
    黒のプラズマ団の事件から数ヶ月後らへん。
    ブラック←←ホワイト。ちょっと好き好きし過ぎたかな…?もうちょいホワイトさんは冷静かもしれんけど。
    『あなたへの想い いまむかし』

    最初は、本当に何でもなかったと思う。夢に向かって、すごく叫ぶ元気な人だなぁと思ってたくらい。
    でも、ああやって夢に向かって一直線に行こうとする姿がいいな、と思えて。それにイケメンだし。ライモンシティの観覧車でアタシがNと会って、気を失って落ち込んだ時もすごく心配してくれてたし、バトルサブウェイに挑戦する時はブラックくんはウォーを貸してくれた。
    ポケモンリーグに出て、あの事件があって、ブラックくんがレシラムのホワイトストーンに取り込まれた時、本当に・・・・・・本当に悲しかった。でも、ポケモンドリームワールドでブラックくんがいて。嬉しかったから、ぎゅって抱きしめちゃったなぁ。
    今はヒオウギシティのトレーナーズスクールに行って、もう一度ポケモンリーグに挑戦す
    るって夢を持ってる。アタシはそれを応援するんだ。・・・・・・あぁ、ブラックくんのことを考えると、なんでこんなにほわっとしてくるんだろ、

    「いや、それ、恋してますよね?」
    となりから唐突に聞こえた声。
    「きゃあっ!?」
    ホワイトの口からけっこうな大音量な悲鳴が出た。近くにいたポケモンたちも何事かと体を、 3047