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    @sp_menmal0_0 悠七だけ

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    高専ゆじと高専ななみが同じ次元にいる謎のif。
    メモ帳クオリティ。なんでも許せる人向け。

    ネカフェでエッチして出禁になる悠七の話「全然イメージが違う」
    「だろー?」
     通されたフラットシートのスペースは、男ふたりで胡座をかいて座っても余裕のある広さだった。
    「カラオケだと歌うか見るかしかできねえけど、ここなら他にも色々あるからさ。少し高いけど時間潰しには最適」
    「成る程……」
    「飲み物取ってくるけど、ナナミンなんか飲む?」
    「じゃあ、コーラ」
     
     飲み物を手にした虎杖がブースに戻ると、七海が俯いたまま固まっていた。
    「どったの」
     無言で壁を指さした七海は、そのまたま黙りこくってしまった。
     耳を澄ますと、布ずれの音や、濡れた粘膜同士が触れ合う音、堪え切らない吐息が聞こえてきた。何をしているのかは明らかだった。
     虎杖が苦笑いすると、非常識さに腹を立てた七海が小声で「ちょっと、言ってくる」と立ち上がろうとしたのを、まあまあ、となだめた。
    「でも、小さい子供がいたら」
    「さっきみたけど、このブースにいるのは俺たちとお隣だけだったよ」
    「部屋、変えて貰った方がいいと思う……変な気分になるし」
     虎杖悠仁と七海建人は、お互いに好き合っていて、健全ではないお付き合いの真っ最中だった。昨日は虎杖の金で、ラブホに行って、やることをやったばかり。
     寒い国にルーツを持つらしい色白の皮膚は、その下にある毛細血管の収縮をはっきりとうつす。俯いた七海の頸は、明らかに火照って熱を帯びていた。虎杖は、そこに唇を落として、熱さを確認した。
    「ちょ、いたどり……ッ」
    「自分たちがどう聞こえてるのか……教えてやればいいんだよ」
     耳元で囁くと、びくりと七海の肩が上がった。膝立ちになった虎杖が、コーラの味がする七海の口腔を、舐めとるように掻き回す。慣れた手付きで七海のズボンを緩めると、パンツをずらして、立ち上がったモノに指を絡めた。
    「ナナミン、ケツもタッパも立派だけど、ここは可愛いの。すごく好き」
     先端が皮を被った包茎気味のそれを上下に扱きはじめた。完全に勃起するとめくれた皮の中身が露わになって、先端から薄い色の、使いこなされていないまっさらな陰茎が露わになる。
    「これくらいの強さでいい?」
     普段は皮に隠れている先端が一番敏感らしく、親指でこね嬲ると、小さな声が漏れる度に耳元で「エロいね」「可愛いよ」と囁くと、堪らなくなった七海が腰を動かして「だしたい」「ヤバ……でそう」と射精をねだりはじめた。
    「いいよ、先に出して」
    「ゴメ……ンッッ‼︎」
     昨日タンクが空っぽになるまで出し尽くしたばかりなのに、粘度の濃いスペルマがびゅくびゅくと蕾から種が弾けるように先端から放出された。持ってきていた使い捨てのお手拭きでそれらを拭い取る。ブースの中が濃密な精臭に満ちていく。
     くてんとフラットシートに下半身を投げ出した七海の双丘の奥にある、果実の傷口のようなソコは、スペルマに濡れてひくついているのが丸見えだった。
     釣り上がった口角と、緩んだ目尻。明確な意図を持って虎杖に視姦された七海が、開いた膝を閉じようとするのを、体を割り入れて阻止した。
    「や、ダメ、ここでエッチはだめ……」
     隣のカップルは既に挿入したらしく、一定の間隔で皮膚を打つ音と、喘ぎ声が聞こえてきた。
    「一回で止めるから」
     無邪気に笑う有無を合わさない虎杖の様子に、観念したのか「ゴム、財布に入ってるから」と懇願して顔を背けた。
    「何で持ち歩いてんの? 今更女でも抱くつもり?」
    「……‼︎ そっちがいつも、ナマで入れようとするからっ」
    「ナマでハメた方が、気持ちいいじゃん。ケツマンからザーメン掻き出す時もびくびくしてメスイキ出来るようになってるし」
    「あ」
     制服のズボンの上から、臨戦態勢になった自分のものを七海の手に弄らせた。
     発熱したものは、自分にも備わっている器官なのに、同じものとは思えなかった。
    「自分だけだけってのは、不公平だよな」
     七海の手をベルトに誘い、ズボンを下ろすように促す。おずおずとベルトを緩めると、先走りで色の変わったパンツが見えて、びくりと手を止めた。
     ゴムに手をかけてそっと下ろすと、元気一杯になっちゃったものがぶるりと外気に晒された。反り立った陰茎の根本にあるタンクを掌で転がすと、ずっしりとした重みがあって、溜まったものを胎内で受け止めたいという欲求が、七海の胸を熱くした。
     財布から取り出したスキンを被せると、体を寄せて、甘く熟した果実の傷口に楔を押し当てた。
    「今日は、キスしたままな?」
    「……あ、……ン……」
     対面座位で挿入されて、緩慢な動きでお互いの体を擦り付けた。ぴちゃぴちゃと口腔から溢れた涎の音がブースに響く。昨日は久しぶりのラブホテルで、声を我慢せずに善がることが出来たけれど、ここではそんなことは出来ない。
     お互いにジャケットは着たままで、下半身だけを露出した姿で、ずりずりと、なるべく音を立てないセックスは背徳感があって、癖になってしまいそうだった。お互いのいいところを探り合うように動く。虎杖の陰茎は長さと太さがあって、いつも奥の奥まで激しく犯されて、みっともない姿でイッてしまう。
     でも今日は、ゆっくりねっとりと奥を広げるような動きで、気持ちはいいけれど、いつものように激しく突いて欲しいもどかしさが体に蓄積していく。
     耐えきれなくなった七海が、自分で動こうとして腰を振ると、靴下を履いたままの足先がフラットシートを滑り、ぎゅっきゅっ、と一定のリズムで音が響いてしまい、何をしているかは明らかだった。自分を犯す男に、尻をぺちんと叩かれた。尻の皮膚が震えて、その刺激だけで甘いイキしてしまった。
    「う⁉︎」
    「ダメ」
     動きを止められた七海は、首を振って抗議した。動きたい。激しく突いて欲しい。甘イキしながら、強い刺激を求めて
     虎杖に縋りつく。
     
     自分も堪らなくなったのか、七海の体をシートに横たえて、乱暴に体を折ると、打ち付けるような動きで、虎杖が抽挿をはじめた。
    「こえ、ださないようにね?」
     こくこくと頷いて、自分の制服の袖を噛む。激しい杭打ちピストンが、七海の最奥を犯す。最初は苦しかったけれど、ソコを陰茎で広げて擦られると、自分のペニスを弄るのとは比べられない快感が与えられることを。体もすでに知っている。
    『クる、ゆうじくんのちんぽが、奥に』
     『ナナミン』『虎杖』。普段はそう呼び合うけれど、エッチの時は『名前で呼んで欲しい』そう言われて、断る必要もなかったので言われた通りにしている。でも、最近その理由がわかった気がする。
    『名前で呼ぶの、すごくドキドキする』
     可愛い名前に似合わず、虎杖悠仁のチンポは凶悪で、コールラウシュを越えて、S字結腸の粘膜をくぽくぽと反り返った亀頭で捏ね回される。くびれが内壁の突起に引っ掛かって擦り上げられると、何も考えられなくなっていく。
    『きた、……キてる、チンコ、入っちゃいけないとこに……‼︎』
     こうなるともう自分ではコントロールが出来なくなって、虎杖に身を任せるしかなくなる。
    『ッ、おお──』
     男らしさのカケラもない、全身で精を強請る姿を晒しながら、七海はイッた。痙攣した体からは勢いのないさらさらした透明の液体がじゅわじゅわと漏れ溢れてフラットシートに水だまりを作る。
     七海の体を動かないようにホールドして、凶悪な陰茎を乱暴に打ち付けると、最奥に突き込んだ体勢で、ぶるぶると痙攣しながら虎杖も達した。
     犯しつくした場所から引き抜くと、たっぷりと精液の溜まったゴム付きの陰茎で、七海の頬を叩いた。
     腕を上げるのも億劫だけれども、手を伸ばして、精液が漏れないように注意しながら陰茎からゴムを外す。
     外した後は、管に残った精液を吸い出す、お掃除フェラ。こくりと頷かれて、堪忍した様にぱくりと落ち着いた陰茎を口に含んだ。じゅっじゅっと、残りの少ないグラスの中身をストローで吸い出す様な音を立てて愛すると、そこがむくむくと、元気を取り戻しはじめた。
    「すごい……」
     吸い寄せられように抱き合って余韻に浸りながら、二回目に突入しようとした時に、ブースの扉を強めに叩かれて、ふたりは現実に戻るのだった。
     
    「こってり絞られちゃったよ」
    「ポルノ見てただけ、なんて言い訳、通じるわけがないでしょう?」
     どこの学校、学生証を出せ……詰問をやり過ごして何とか逃げ出したけれど、店長らしきひとに『今後は出入り禁止!』というキツイお灸を捨てられてしまった。
    「でも、気持ちよかったっしよ?」
    「それは……そうだけど……」
     腹の奥を掻き回されて、まだ大好きな場所に、虎杖のものが挟まっている感じがする。歩く速度もゆっくりになりがなことに気がついているらしい。周りに気付かれないように、腰に手をまわして体を支えられた。
    「体がベタベタするから、風呂入りたい」
    「無理させちゃってゴメンな。もう帰る?」
     嫌だ。帰りたくはなかった。それに、セックスするととにかく腹が減る。
    「お腹すいた」
    「じゃあどこかに入って腹ごしらえすっかな」
    「ゴム無くなっちゃったから、薬局も行かないと」
    「やること多いな」
    「飯とゴム買って、ホテル行くのが一番いいと思うんだけど」
    「ナナミン……」
    「シたい」
     物欲しそうにとろんと緩んだ目尻。体に熱が補充されるのはあっという間だった。若いって、素晴らしい。
    「俺も、一回しか出してないからな。ホテル、行く?」
     
     こくりと頷くのを確認してから、腰を引いて、ラブホと薬局がある繁華街に向かって歩き出した。
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