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    eleven__rain

    @eleven__rain

    過去文の🔞リスインは【渾身の曦澄イメソン】を添えてXよりリプをお願いします(成人済、同類と判断できた場合のみリスイン対応)

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    eleven__rain

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    以前私がTwitterで呟いていた「手の大きさを比べる曦澄」のツイートより、百瀬桃様(@momosesemomo)が妄想を広げてくださり、大変素敵な続きを書いてくださいましたヾ(*´∀`*)ノHAPPY✨

    この度、ご本人の許可を得て、当ぽいぴくにて公開させていただく運びとなりました。
    百瀬桃様、本当にありがとうございました…!!!!🥰💕💕

    ##曦澄

    「手の大きさを比べる曦澄」その後「晩吟、無羨から興味深い話を聞いたのだけど」
    「あいつの話の九分九厘はくだらん事だ」
    「いいえ、晩吟」
    微笑みながらそっと江澄の手をとる曦臣。
    「私には、とても有益な情報だったよ」
    曦臣は両手でそっと包んだ江澄の掌を、丁寧に開いていく。
    「貴方はどこもかしこも美しい」
    言いながら、曦臣は母指球、小指球を両手で指圧した。
    そのまま指の付け根まで少し強めの圧で揉み上げると、次は指を一本ずつ根本から爪の先まで細かく揉んでいく。
    その心地よさに、「魏無羨の興味深い話」に対する嫌な予感がとかされていく江澄。
    しかし、
    「俺は美しくなどない。どこもかしこも美しいのは貴方の方だ」
    拗ねた子供のような言い方になってしまったが、江澄は心底そう思っていた。
    曦臣が眩しそうに目を細めて見つめる江澄の手は、日に焼け、剣や筆のたこで皮膚は硬く、癇癪を起こすたびに拳を握りしめるためか、肘あたりまで血管が浮き出ている。
    「貴方は美しいよ、晩吟」
    曦臣は江澄の瞳を掬い上げるように見つめたあと、視線を掌に戻す。
    そして先程とは違い、くすぐったくなるような触れ方で江澄の手を撫ではじめた。
    「雲夢の日差しを浴びた手の甲も」
    指先で手の甲を撫でられ、江澄はピクリと肩を揺らす。
    「数々の悲しみや苦しみを乗り越え、たくさんのものを救い上げようと踏ん張ってきた掌も」
    掌をやわらかくくすぐられ今度こそ体をよじったが、そっと掴まれているだけの手を江澄は何故か振りはらえない。
    「どんなに忙しくても右筆に任せきりにせず、」
    曦臣がゆるゆると江澄の指をさすっていく。
    中指の背でつつつ、と撫であげたかと思えば、親指と人差し指ではさんで撫でおろす。
    「鍛錬や夜狩りを疎かにしないこの指も」
    指の股をすりすりとさすったあとに掌をくすぐり、また指の付け根から指先の方までさすりあげた。
    「…ッ」
    江澄は息をのむ。
    背中がぞくぞくと震えた。

    ───これは、
      これはまるで……。

    焦りと、恐怖にも似た期待に唇を噛みしめる江澄の瞳を、男が捕らえる。

    「…褥で私の背中に甘い傷を残してくれる、この爪も」
    曦臣の親指の腹が江澄の指先をくるりと撫で、指と指の間をくすぐってから、2人の手はついに絡まり合う。

    「……曦臣ッ」

    江澄はもう、体の震えを隠し切ることができなくなっていた。

    「晩吟。
     貴方の全てが美しく、愛おしい」

    瞳の奥に燃え盛る欲を隠しもしない曦臣を、江澄は言葉もなく見つめ返すしかできない。
    霊力を送られているわけでもないのに、繋いだ手から熱い何かが流れ込み、体の奥が燃えるようだ。

    「ところで晩吟。無羨から聞いた話に戻るけれど、男の体のある部分を、手の大きさから予測できるらしいね?」
    目を細めて笑う曦臣の言葉に、甘い痺れが一気に霧散する。
    「はっ、何だそれは、馬鹿馬鹿しいっ
     いかにもあの恥知らずが言いそうな迷信だな!」
    慌てて知らぬふりをする江澄を、曦臣はぐっと抱き寄せた。
    「晩吟、知らないふりかい?
     無羨は貴方に先に話したと言っていたよ。
     手の大きさを気にされなかったか?と前置きをされてね」
    江澄は羞恥のあまり腰が抜けそうになり、同時に魏無羨に対して激しい怒りが込み上げた。
    「先日私と手を比べただろう?
     迷信かどうか、確かめてみなくては。
     ねえ?晩吟」
    「なっ!!し、しないッ!!
     おいこらはなせんんーっっ!!んむっんんーーー!!!!」

    にこにこと満面の笑みを浮かべた曦臣に口づけによって黙らされ、何度となく閨を共にしてはいても改めて比べたことのない部位を確かめられ、「あながち迷信とは言い切れないね」とこれまたにこにこ顔の曦臣に怒りを覚えつつもどろどろにとかされ美味しくいただかれてしまった江澄。
    魏無羨を紫電の餌食にすることを固く決意する。
    しかし満足気に江澄の髪を撫でたり、指先に口づけたりしている曦臣を見ると、今はどうでもいいか、という気持ちになってくるから不思議だ。

    「…江澄、もう寝る?」
    どうやらうとうとしていたようで、曦臣の声に意識が浮上する。
    「うん、寝る…もうしない…貴方も寝ろ」
    体をゆるゆるとなでていた曦臣の手が、江澄をそっと抱きしめた。
    「うん、おやすみ、晩吟。
     私の美しい人」
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    Replies from the creator

    recommended works

    sgm

    DONE曦澄ワンドロお題「秘密」
    Twitter投稿していたものから誤字と句点修正版。
    内容は同じです。
     冷泉へ向かう道の途中に注意しないと見逃してしまうような細い道があることに、ある日江澄は気が付いた。
     魏無羨が金子軒を殴って雲夢に戻りひと月ほどたった頃だったろうか。
     魏無羨が帰ってからというもの、江澄は一人で行動することが多くなった。
     時折は聶懐桑と一緒に行動することもあるが、半分かそれ以上は一人だった。
     藍氏の内弟子以外は立ち入りを禁止されているところも多くあるが、蓮花塢と違って、この雲深不知処は一人で静かに過ごせる場所に事欠かない。誰も来ない、自分だけの場所。かつ、仮に藍氏の内弟子に見つかったとしても咎められないような場所。そうして見つけたのが、この細い道を進んだ先にある場所だった。おそらく冷泉に合流するだろう湧き水が小川とも呼べないような小さな水の道筋を作り、その水を飲もうと兎や鳥がやってくる。チロチロと流れる水音は雲夢の荷花池を思い出させた。腰を掛けるのにちょうど良い岩があり、そこに座って少しの間ぼんやりとするのが気に入っていた。ともすれば、父のこと、母のこと、魏無羨のこと、五大世家の次期宗主、公子としては凡庸である己のことを考えてしまい、唇を噛み締めたくなることが多 3083