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    sardine57817

    初めましてorこんにちわ。
    いはし(伊橋)と申します。
    こちらでは、かきかけとかかけねえとか、をぽいぽいしています。
    続き書いてとかっていう奇特な人がいらっしゃいましたらこっそり↓まで。
    http://odaibako.net/u/sardine57817

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    sardine57817

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    五七。
    夏離反後に五が日記をつける話。
    メンタルぼろぼろになってしまうんだけど、どっかの時点で正気に戻って、最悪な日々を振り返る二人。
    無理矢理描写があったのでコレジャナイ感。

    #五七
    Gonana

    「あのときは私も正気じゃありませんでした」
    「でも合意じゃなかったのは事実だよ」
    「その気になれば、殴ってでも逃げれますよ。ただそうしなかったのはアナタに同情しただけです」
    「擦れてんね、オマエ。人生何回目ですかァ?」
     すべて済んだこと、というには傷が生々しい。真実と嘘が混在するこの日記は本音と建前を常に用意している五条の人格そのものだ、と思った。
    「人は信じたいことを信じる生き物です」
     アナタが信じたいものを信じればいい、と言外に言っているようにも感じる。
    「その、信じる心そのものが危ういんですけどー」
    「なら私を信じればいい」
     即答で返ってきた言葉は少し力強くて、頼もしくもあって。言った当人は自分の発言が照れ臭いのかそっぽを向いている。その様子に五条は思わず笑いがこみ上がってくることを止められずにいた。
    「オマエ、ホントに僕の後輩?開き直りすぎじゃない?」
    「これ以上ぐだぐだ言うなら、そのにやけ面ひっぱたきますよ」
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    sardine57817

    CAN’T MAKE五七ドロライ「囲う」用。
    開始20分でなんか違うなって思ってしまったので供養。
     二〇一八年九月。等級不明呪霊による一連の事件で受けた傷の予後観察のため高専に訪れた七海を医務室で待っていたのは家入ではなく五条だった。目隠しを少し上にずらして、手元のコピー用紙を睨んでいる。
    「家入さんは?」
    「その前に確認したいことがあってね」
     人払いをしてまで話したいことはなんだろうと七海が訝しんでいると、これを見ろと言わんばかりにそれを寄越される。虎杖による事件の報告書だ。特級術師でありながら教鞭にも立つ男はこういった添削の作業も仕事の一環である。
    「これ、何?」
    「例の呪霊の無数の手の領域展開のことですか?」
     任務に関するデータは克明に記録しなければならない。実戦で得た経験は文書として提出し、共有される。呪いとの戦いが始まってからずっと変わらない慣習である。
    「そこじゃない、その後だよ。『七海一級術師は戦闘態勢を解いていた』って何?」

    「窮地に立たされたときの人間の行動としては相応しくなかったのかもしれないですね」
    他人事のように言い放つ彼に憤りを感じた。

    「いっそ僕が何もできないように囲ってやろうか」 469

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