馬鹿げた話百年後、この星は滅亡するらしい。
時々開催されている寮飲みとやらにオレは参加したことはない。そんなめんどくせぇもんに参加するくらいなら、家で一人チマチマ飲む方がマシ。つーかそれが嫌で夜間清掃を引き受けたくらいだ。なぜオレは神家の部屋で炭酸水を飲んでいるんだ。
少しキツめの任務を終え、事務所で報告を済ませると、明日は皆休みだと言う。いつもの掃除はどうすのか聞けば、ザワがやってくれるらしい。アイツなら、まぁ……道具もあった場所に戻してくれるだろう。せっかく出来た休日を無駄にしたくない、さっさと帰って休みをどう過ごすか自分に相談しようと立ち上がった時々だった。
「あ、待って麗」
「んだよ」
「あのさ、これから俺の部屋で飲まない?」
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