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    ひなた

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    ひなた

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    聡実くん、お誕生日おめでとう!

    聡実 19歳 大学2年生、狂児 43歳。
    小林アニキ大活躍。

    #狂聡
    madGenius

    ハッピーフールバースデー!「た、だいま戻りました…」
    「おーおーおー狂児、ご苦労やったなぁ!!で、回収は?どうやった?」
    「つっっかれた…あのハゲ社長、めっちゃ抵抗しよってから…最初は優しゅう言うてやったんや。それがなんや、来月になったらとか額がおかしいとかいらんことほざいて誤魔化そうとしよって。ウチで金借りたんお前やっちゅうねん。しゃあないから縛り上げて裏山引き摺り込んで、目の前で穴掘ったって、金返さんのやったら生きたまんま穴ん中ぶち込んだるで言うて最後の最後、ようやく金の在処、吐きましたわ」
    「あちらさんも年度末越えたらなんとかなる思うとったんやろ。けど、マツリ相手にそうはいかんわなぁ〜!」

     泥のついたアタッシュケースを小林に渡すと、狂児は事務所の奥、祭林組の代紋が飾られた壁の前にある黒革のソファーに疲れた身体を投げ出すようにどかっと座り、大きくため息を吐いた。
     小林は胸ポケットからタバコを2本取りだし、1本を自分に、もう1本を狂児の唇にあてがってやった。夜通しハゲ社長との現金回収攻防戦を頑張ってきたであろう狂児は見るからに疲れ切っていて、なされるがままにタバコを咥えた。靴とスーツは土埃と泥にまみれて汚れ、目の下のクマはいつもの二倍に広がってしまっている。疲れてやつれた容貌さえ狂児は男前だが、ぶすくれたお顔からはいつもの薄ら笑いも出てこない。おつかれおつかれと小林がライターを差し向けると、狂児はタバコの先を火であぶり、スゥッと大きく吸い込んで、白煙を大きく吐き出した。

     3月31日を過ぎて4月1日の朝5時過ぎ。良い子はみんなまだ寝てる時間で、ヤクザはそろそろ店仕舞いの時間。春先明け方の事務所はまだ肌寒く、胸に吸い込むタバコの煙さえも温かい。早起きの小鳥の声が聞こえ、朝が始まろうとしている。夜と朝の合間。事務所の窓の外は薄青に染まり、咲いたばかりの桜の花が白く揺れている。
     
    「狂児、今日、お前これからどないすんねん」
    「寝ます…もう、めっちゃ眠い…」
    「やっぱりな…ええよ、ええよ、この1ヶ月出ずっぱりやったもんな。ゆっくり休み」
     
     祭林組金庫番の小林は大理石のローテーブルの上にアタッシュケースを広げ、狂児がハゲ社長から回収してきた札束を数えながら答えた。ひいふうみぃよぉ…っと。なんや、多いな。指定した額より多いのを指摘すると、「利息ですわ」と狂児は当たり前のように答えた。十日で一割の「といち」どころか、3月31日を過ぎて支払いをごねた時間分も利息としてもぎ取ってきたらしい。一時間に一割って前代未聞やな。ヤクザって怖いわぁ。

     この3月は確かに忙しかった。決算書を前に頭を抱え、夜逃げ、蒸発、トンズラしようとする社長を先回りして捕まえ、貸した金を回収しなくてはならない。普段、債務回収の仕事は組の下っ端が担当しているが、この時期はあの手この手となんとか逃れようとする厄介な債務者も多い。祭林組は上下関係なく、昼夜を問わず、組員総出を上げて債務の回収に駆けずり回った。
     若頭補佐、役職付きの狂児も回収を担当した。声のデカさと容赦のなさ、押しの強さで狂児はいくつもの債務を回収した。そんな忙しい日々も、昨日のハゲ社長からの債務回収を最後にようやく終わろうとしている。

    ピコン。

    「あーっっっっ!!!!」
     LINEメッセージ到着の通知を受けた携帯を見て、小林は叫んだ。
    「狂児っ!!ヤバいで!」
    「はぁ?まだ回収あるん…も〜俺イヤやわ、アニキ行ってきて…」
    「これ見てみぃ!!」
     債権回収はもううんざり、と、眉を顰めてげんなりした表情の狂児に、小林はLINEの画面を見せた。


    岡聡実『たすけて』


    「ふぇっ」
     狂児が間抜けな声を上げるのを、小林は初めて聞いた。
    「え、これ、聡実くん?『たすけて』って何や、アカン、あの子、東京か、え、なんで、アニキの携帯…」
     狂児は目を見開き、独り言のように短く言葉を吐いた。聡実を表す苺のアイコンを凝視する顔からは唇の色が引き、携帯を持つ手が微かに震えている。LINEのアプリから通話のボタンを何度も押すが、聡実が応答することはなかった。狂児は自分の携帯を取り出し再度通話を試みるも、聡実は一向に電話にでない。
    「クソッ!なんで電話に出えへんのや!!聡実くんっ!聡実っっ!!」
     何度画面を押しても叫んでも、聡実の声は聞こえてこない。
    「…東京の組のモンか」
     何かを思い出すかのように虚空を見つめる眼が僅かに眇められ、ギラリと光る。震える声を押さえつけるように、低く唸るように狂児はつぶやいた。踵を返し、事務所から出ていくのを小林は慌てて引き留めた。
    「狂児!!どこ行くんや!」
    「決まってるやろ、東京や。飛ばせば10時には着く」
     泥が染みたスーツのポケットから出した車のキーを強く握りしめ、狂児は再び事務所を後にしようとした。
    「新幹線の方が早いんちゃうかっ」
     背中越しに叫ぶと、狂児はばっと小林の方を向いた。何言っとるんやアニキ車で行くに決まっとるやろがいとばかりに、狂児は小林をギッと睨む。
    「新大阪まで送ったる。始発で行けば8時半には東京や」
    「でもっ」
    「寝不足で高速事故ったら聡実センセのところ行かれへんぞっ!」
     徹夜明けのゼロ判断力を指摘してやれば、言い当てられた狂児は押し黙り、駄々っ子のように下唇を噛んだ。
    「ほら、行くで!俺の車乗り」
     小林は何も言わなくなった狂児の腕を掴むと、ズルズルと引きずって駐車場へ向かった。

    「狂児、お前ちょっとバッチイから着替え。窓んとこ吊るしてあるスーツ、お前のやから」
     小林は運転しながら後部座席の狂児に声をかけた。新大阪までの道のり、連日の激務が続いた狂児を少しでも寝させてやろうと後部座席に座らせたものの、狂児は緊張した表情を崩さず、無言で窓の外を眺めたまま寝ようとはしなかった。助けを求めている聡実がいる。着替えるとかそんなん、今、どうでもええねん。そう言いかけた狂児を小林は柔らかく制す。
    「せっかく助けに行ったのに汚い格好やったら、聡実センセびっくりしはるやろ」
     返す言葉を握りつぶして飲み込んだのであろう狂児の喉奥から、グゥと音が漏れる。狂児は泥まみれのスーツを脱ぎ、ワイシャツもアンダーシャツも靴下も手早く脱ぎ、用意してあった綺麗な一式に着替えた。
     バックミラーに映る狂児を指差し、小林がひとこと付け加えた。
    「髪の毛。ボサボサやで」
    「あぁ、もう」
     狂児は苛々と両手で髪の毛を撫でつけた。
    「これでええですかっ」
    「ええよぉ〜。んっふ、狂児、今日も男前やなぁ」

     これ新幹線チケット、あとこれとこれ持っていけ。アニキ、何ですかこの紙袋。こっちは551の肉まんや。新大阪の売店、まだ開いてないですよね? 狂児、こっちの袋は絶対揺らしたらあかんで、ええな、聡実センセに渡すんやぞ。せやから何なんこれ、アニキ聞いてます?聞いとる聞いとる、細かいこと気にせんとこれ持って東京行ってき。

     人もまばらな新大阪のホームに、始発の到着を告げるアナウンスが流れていく。小林から大きな紙袋をふたつも渡され、狂児は半ば強引にグリーン車に押し込まれた。新幹線の扉が閉まる。小林は狂児に向かってニッと笑うとひらひらっと手を振って、下りエスカレーターの方へ歩いて行ってしまった。
     


    「つりは要らん」

     諭吉を一枚、運転手に手渡すと、開かれたドアから狂児は外に飛び出した。
     品川駅に到着した狂児は、タクシーに乗って真っ直ぐ聡実の家に向かった。
     新幹線とタクシーの3時間は、狂児にとって永遠のように長かった。逸る気持ちが抑えられなくて、何度も通話ボタンを押したが、聡実はやっぱり電話に出なかった。身体の不調だろうか、それとも。自分と一緒に居るところを誰かに見られ、どこぞの組の者に連れ去られたのかもしれない。膨らんだ懸念は、考えれば考えるほど悪い方へ傾いていく。狂児の心に苛立ちが募った。朝のラッシュが終わったものの東京の幹線道路はまだ混んでいて、赤信号に捕まるたび、早よせえやと怒鳴りたくなる気持ちを抑えなくてはならなかった。

     両手に紙袋を持ち、アパートへの小道を走った。やわらかな春の風が狂児の髪の毛を乱していく。白い花びらがひらひらと舞う、東京蒲田、朝の9時。
     ガン、ガン、ガンッ
     一段飛ばしで外階段を駆け上る。年季の入った安アパートの錆びついた階段が大きく揺れて、建物も一緒に揺れてしまうようだった。

    「聡実くんっ!!聡実!!」

     強く握りしめたこぶしでド古びたアを叩く。力いっぱい叩かれたドアが外れそうなほどに震えた。
     聡実、もしここにいなかったら、聡実、聡実は。

    「聡実っっ!!」
     
     狂児はもう一度叫んだ。
     ドア越しに聡実の部屋の中の音を伺うも、シンとして物音一つしない。
     これはもう連れ去られた後なのだろうと、狂児が引き返そうとした、その時だった。
     ドアの向こうからカチャカチャと音がする。

    「…うるさいです」
    「聡実っっ!!!」

     開いたドアの向こうには、寝ぼけまなこの聡実が立っていた。

     聡実は太陽の光に顔を顰めて目をこすり、ぼさぼさの黒髪をガシガシと掻いた。
     狂児は思わず聡実を抱き寄せ、顔から肩、腕、腰回りを手のひらで辿った。何もない。聡実に傷はない。
    「きょ、狂児さん?」
     狂児の腕の中でもぞもぞと聡実が動く。両腕を伸ばして狂児の胸を押し返し、いきなり何すんねんと言いながら狂児の腕から逃れた。狂児から離れた聡実は、心なしか顔が赤い。
    「聡実くん、げ、元気や…良かったぁ…」
    「元気ですけど」
    「…『たすけて』ってLINE送ったやんな?」
    「…あぁ、小林さんが今日の夜勤終わったら送ってって言うてはって」
    「はぁ?え、じゃあ、なんで…」
     なんで自分はここに来たのかと聡実に詰め寄りそうになりながらそう言いかけ、狂児は口をつぐんだ。
     そうや、今日は4月1日、エイプリルフールや。あ〜〜〜〜〜〜〜〜やられた。
     思いついた答えに、脱力してしまい、膝から崩れ落ちそうになってしまった。聡実の窮地にも関わらず落ち着いた小林、新幹線の移動、用意された清潔な服、両手の紙袋。狂児の頭の中で一つ一つの出来事がパチリとはまっていった。も〜〜〜アニキ〜〜〜。こないな面倒いことせんと普通に東京行かしてくれたらええやん。俺かてこの1ヶ月頑張ったから来週は休みて思ってたんや。聡実くんに会いたいし、明日か明後日には東京来ようとは思っとったよ。でもこんな急いで来させんでもさぁ…アニキも人が悪い。
    「ねえ、なんでアニキのLINE知ってんの」
    「それより早よ入ってください。朝からでっかい声で近所メイワクや」
     ふわわわわと聡実は大きなあくびを一つすると、狂児を家の中に入れ、玄関のドアを閉めた。


     
     締め切ったカーテン、敷かれた布団。狂児の怒鳴り声に飛び起きたのだろう、掛け布団が乱れていた。
     本当に聡実は自宅で寝ていただけということが理解ると、狂児は叩き起こしてしまったことが急に申し訳なくなってしまった。

    「朝から…なんや、すまん。これ、聡実くんに」
     両手の紙袋を差し出すと、半分閉じかけていた聡実の目がぱちぱちと瞬いた。
    「あ、551や!こっちはリエルや!懐かし!えっ、狂児さん、知ってはったんですか?」
     なんのこと?リエルてなんや。
     小林から渡されるままに紙袋を持ってきたが、片方に肉まんが入っているのは知っていたものの、もう片方は何も確認をしていなかった。なにせ数分前まで聡実が生きているのか死んでいるのかを案じるばかりだったので、紙袋の中身なんぞ気にもしなかったのだ。
     しかし、目の前の聡実は何やら嬉しそうである。さっきまでの眠たげな顔はどこへやら、今は感謝に満ちた目で狂児を見つめている。何のことやら全くわからないが、聡実の期待を裏切ってはならない。これは…話に乗るしかない。

    「知っ…とるよぉ」
    「わざわざ買ってきてくれたんですか。よぉ知ってはりましたね、あんな小さい店」
    「有名…やからね」
    「狂児さんも知ってはるんや。僕、小さい頃からいっつもここで。家の近所やし、美味しいし」
    「へ、へぇ〜〜〜」
     だからなんやねん、リエル。美味しいって食いもんか。
     携帯で「大阪 リエル」でパパッと検索してしまいたいが、如何せん今は話の途中だ。なんとか話を合わせるしかない。
     聡実は紙袋の中からからそうっと何かを取り出し、机に置いた。出てきたのは四角い大きな真白い箱。

    「開けてもええですか?」

     嬉しそうな顔が可愛らしい。すまん、聡実くん、俺、その箱の中身知らんねん。アニキが変なもん入れてませんように…!狂児は心の中で手を合わせて祈りながら、精一杯の作り笑顔で答えた。

    「ええよぉ」

     箱の中から出てきたのは、丸い大きな苺のショートケーキだった。
     艶やかなホイップクリームと真っ赤な苺で縁取られたケーキの真ん中には、『お誕生日おめでとう さとみくん』と書かれたチョコレートプレートが鎮座している。
     ちょっと、待てや…!!!今日って…!!!
     狂児は手のひらにじっとりと汗が溜まっていくのを感じていた。多分、多分やで、今日は、今日という日は…

    「こんな大きい誕生日ケーキ初めてや!食べきれるやろか」
    「聡実くんなら余裕や、余裕〜」

     取り立ての方がまだ精神的にラクかもしれない。 
     嬉しげな聡実に合わせて軽口を返すものの、狂児の内心はもうぐっちゃぐちゃである。この子の誕生日を知らなかったとか大失態もいいところで、しかも何故か小林はその情報を手に入れていて、岡家ご近所の洋菓子店リエルまで調べてケーキを用意して…

     チカ、チカと聡実の携帯の画面が光る。
    「うわっなんやこれ、電話203件て…」
     携帯には、聡実の友人から『お誕生日おめでとう』のメッセージが続々と送られてきていた。
    「みんなマメやなぁ。よお誕生日とか覚えてるよな。あれ?でも僕、狂児さんに誕生日とか教えましたっけ?」
    「それはナイショの情報網があんねん」
     冗談まじりにバチーンとウィンクを返すと、聡実は頬をさっと赤く染め、下を向いた。

    「今日、一番最初にお祝いしてくれたん、狂児さんで…その、ありがとうございます…でも、なんで、お祝いとか…ずっと会いにきてくれる、とか…」

     聡実は小さな小さな声でお礼を言い、それからもっと小さな声で狂児に問うた。
     狂児から目を逸らし、桜色の頬に伏せた瞼を震わせ、二人の関係の真意を問う姿は、強気で素気ないいつもとは違って、その様子がなんだかとてもいじらしくて、可愛らしくて、狂児はもうこのまま聡実を抱き上げて連れ去ってしまいたい気持ちになった。
     なんでって、なんでって、そりゃあもう…
    「好きやからに決まっとるやろ」
     狂児は聡実をそうっと抱き寄せ、お祝いの言葉をささやいた。
    「聡実。19歳の誕生日、おめでとう」



    「おっ、狂児からLINE来た」
    「なんて?」
    「『今日と明日、休みます』やって」
    「せこいな〜、1週間、いや、1ヶ月くらい休めや」
    「1ヶ月は困りますって。でも1週間休めって返しとこ」

     一瞬、1週間も休みってこれもエイプリルフールやろって狂児から突っ込まれるかなと小林は思ったが、時刻はもう昼の12時を過ぎていた。世間一般では、春の嘘はお昼までと決まっているらしい。
     小林は若頭と事務所近くの公園で昼の弁当を食べていた。折しも桜は満開、澄んだ青空に薄桃色の花が映え、絶好の花見日和だ。

    「小林、狂児に甘すぎん?」
    「ワークライフバランスっちゅうんですか、狂児働きモンやから…」
    「嘘やな」
     小林の適当な言い訳を若頭が遮る。
    「だってアレはないでしょ」
     若頭に答えながら、小林は狂児への返信を携帯に打ち込んだ。
    「一年や。一年間も東京通っとって、なんで告白の一つもしてないねん。誕生日も聞いてない、手も握ってない、奥手にもほどがありますわ」
    「仕事やったらサッサとケリつけんのになぁ…」
     若頭は缶ビールをぐびっと飲むと、言葉を続けた。
    「本命童貞っちゅうヤツやな」
     二人は顔を見合わせ、ぶっと笑った。

     嘘でも方便でもなんでもええねん。幸せの方へ、向かって行けや。
     大事な弟分は、今頃トーキョーで聡実センセをものにできただろうか。
     帰ってきたら連れ出して話、聞き出したろ。

     ざあっと音がして、あたたかな風が吹き抜けていく。
     舞い散る桜の花びらと一緒に、春色の嘘がふわりと空に溶けていった。



     END
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