宵 yoi☆quiet followREHABILI 同棲たつひか140字 玄関に並んだ真新しい二つのスニーカーはじわじわと気恥ずかしさを刺激する。これから宜しくお願いします、と元気よく頭を下げる姿に仰々しくお辞儀を返す。まだ硬いこの靴たちがくたくたになった頃、俺たちはもっと幸せになっているだろう。誰より強く優しい君、こちらこそどうぞ宜しくお願いします。Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow 宵 yoiDONE捏造設定しかない魔法学校あいおさ(見られた、見られた……見られた……っ!) 夕闇が迫る長い廊下をヒカルはひたすらに走る。どこに向かっているのか自分でもわからない。それでも逃げなければ。 (でも、逃げるって……どこへ……?) もつれそうになりながらも必死に駆けていた足が力を失くし、はたと止まる。 「ヒカル」 突然背後から降る声に体が大きく跳ねた。追いつけるわけがない、という考えは浮かんだ瞬間に消え失せる。座学も実践もそつなくこなす優秀な彼だ、簡単に追いつく術などいくらでもあるだろう。 「そんなに逃げなくても良いだろ?」 魔物が出たわけでもあるまいし、そう言ってクスクス笑う声に血の引く音が聞こえそうなほど体は冷えていくのに口の中だけが砂漠のように熱く乾いている。震えそうになる唇、それをぎゅっと噛み締め、ヒカルは心臓を落ち着かせるべく、ゆっくりと振り返った。 2599 宵 yoiDONETwitterから再掲たつひか140字SS暉が付けるあだ名は大抵よくわからない。けれど他に使う者がいない特別さを思うと呼ばれるやつが少しだけ羨ましい。瞼が重くなる0時半。独り言のように呟けば「じゃあダーリンって呼ぶ?」悪戯に笑う顔に艶のある三日月が浮かんでいる。「やめとけ」潜り込んだ布団の中、ニヤついてしまう恥ずかしさ。 (以下KoC設定) 丸まった布団をひっくり返して小さなテーブルの上にはトーストと目玉焼き。食い始めれば途端に目覚めベラベラ喋り出すのにどうして、なぜ、一人で起きられないのだろう。大きく吐いた溜息は黄色に染まった食パンと共にぱくりと飲み込まれ。ねぇこのまま結婚しちゃう?ずるい男は寝癖のままで笑うのだ。 (帝人視点) 掌も通らぬような僅かな隙間だった。学校中を畏怖させる猛獣は新緑のカーテンの下、微睡むように目を細めている。触れては離れる戯れ、数拍おいて静かに扉を開いた。素知らぬ顔を演じてみたが唸るような重い視線が釘を刺す。案ずるな、牙剥く獣の正体が甘えて擦り寄る猫だったなど、一体誰が信じよう。 442 宵 yoiMOURNING🐵に片思いな🦊と🐺. 画面の中で大きな手が少し乱れた髪を撫でる。沸き上がる悲鳴のような歓声に二人は驚き、顔を見合わせて笑った。強いスポットライトに照らされ、まるで世界に二人だけのようで。 「なんつう顔してんだよ」 飲んでいたグラスをテーブルに置く。響いたのは思っていたよりも荒い音で、そこから自分の動揺や余裕のなさが伝わってしまう気がして少しだけ後悔した。 「なに」 「……めそめそ泣き始めそうな顔だな」 「はぁ?」 なにやらブツブツと反論しているようだが弱すぎる声量はテーブルひとつ挟んだだけの距離さえ越えられない。なんでこいつと二人で観ちまったんだとか、阿修早く帰ってこいよとか、煮え立つ気持ちも耳馴染みの良い歌声にしおしおと萎えていく。 1206 宵 yoiMOURNINGたつひか/過去に寄稿させていただいたss。画像データしか残ってなかったので読みにくかったらすみません…/2017/11 8 宵 yoiMOURNINGHi! 腐(キャラサイドのためnmmnではありません)/MS.LS/2018/4~2020/3 13 宵 yoiMOURNINGHi! (キャラサイドのためアクター様のイラストはありません)/2018/4~2020/3 14