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    すず@ブルロ沼

    @cobaltnight0803

    凛潔にどっぷり沼って妄想小ネタを書き殴る場所。
    潔右固定。逆リバ、潔右以外の攻の他カプが地雷のため自衛してます。

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    すず@ブルロ沼

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    一次選考のチームV戦後、二次選考が始まるまでの凪→→→→→→→→→潔(潔はほとんどでません)
    重めの執着心の芽生え
    凪はこんな感じで沸々と執着心を滾らせていくタイプだと思ってる



    エピ凪でこの辺(試合後の凪)触れられるのかな…とそわそわしてます

    ##凪潔

    芽生え本気で戦って、初めて負けた。
    目の前で放たれたあまりに強烈なシュート。
    それは無色の世界を生きてきた凪には、あまりに鮮やかで。
    試合が終わった後も、壊れたフィルムのようにそのシーンばかりを脳内で再生していた。









    二次選考開始までの間行われている地獄のようなトレーニングを終えれば、汗を流してあとはひたすら泥のように眠る、というのが大半だった。




    「凪?部屋戻んねーのかよ」
    「ん……」

    浴場を出たあと、部屋へ向かおうとしない凪に玲王が声をかける。

    「先、戻ってて」
    「……そーかよ」

    遅くなんなよ、とだけ付けて玲王は部屋へ向かった。初めての負けを経験して何かしら思うところがあるのだろう、と、ここ最近の凪の様子を見ていたが、玲王は凪の意志を尊重して多くは聞いてこなかった。
    今の凪には、それがありがたかった。
    そのまま玲王が向かった方向とは真逆にペタペタと歩き出す。




    辿り着いたのはモニタールーム。
    慣れた手つきで凪はいつものようにリモコンを操作して、画面に先日の試合を映し出す。
    再生が始まると、凪は座り込みただ一点だけを逸らすことなく見つめる。


    チームZ。
    背番号11番。


    「潔、世一」



    特別体格が良い訳ではない。
    スピードもパワーもテクニックも秀でたものがある訳でもない。


    でも、目を離せない。
    ラストのパスを受けるまでの凪との睨み合い、そしてあのシュート。
    この一連の動作が、凪を惹きつけて離さない。


    「いさぎ、よいち」




    もう何度呟いたか分からないその名。
    潔が映るその映像を、ただひたすら見つめる。



    「いさぎ」

    気付けば潔が映るモニターに手を伸ばし、触れていた。



    ──その瞳に、俺を映して貰えたら
    それは、どんな心地なんだろう
    どんな、世界が見えるんだろう



    溢れる想像に、背筋が震える。




    ──欲しい。欲しい。







    「いさぎ」





    初めて芽生える感情にどうすれば良いか分からず、助けを求めるように凪はひたすら潔の名を呼ぶ。






    次に会えるのはいつだろうか。
    二次選考が始まったら?それとももっと後??

    早く、もう一度潔に会いたい。
    この全身を駆け巡る熱と、それと同時に纏わりつく黒くて重い何か執着心が、そう叫んで求めている気がした。















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