【ガイ蛍】馨「ねぇ、ガイアってモテるんだね」
「おいおい、唐突にどうしたんだ?」
もぐもぐと先程作ったばかりの鳥肉と野生キノコの串焼きを咀嚼しながら、隣に座るガイアを見ずに口を開く。
「何処へ行っても声かけられるし」
今日はモンドの依頼を中心にこなしていた。
いつも手伝ってくれる友人達は皆都合が悪く、今回はパイモンと二人で行こうとしていた所、たまたま居合わせたのがガイアだった。西風騎士団はいつも忙しい。ガイアは気を遣って手伝わなくて大丈夫だよと言った蛍に半ば無理やりついてきて、依頼をこなす度にモンドの人から声をかけられた。
「さっきなんて、プロポーズもされてた」
「いや、されてないだろ」
「されてたよ。うちの娘もらってやってくれーって、おじさんに」
5358