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    わたあめかんな

    @kannawataameのポイピクです。
    えっちなのをかきたい(願望)

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    POIPOI 13

    わたあめかんな

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    APEXのレヴナント×ローバのSSです。気持ちギャグ寄り。S13始めの会話が元。

    #レヴロバ
    revolver

    Provocation(レヴロバ) 彼女の高揚は大切な友達が家族の様に傍に居てくれると信じて満足したからか、それとも憎き仇が思惑通りに行かず意気消沈しているのが心底愉快だからか。そのどちらをも兼ねて、世界が全て自分中心に回っていると言わんばかりに女王然として尊大に構えている。過去に全てを失ったローバ・アンドラーデには、全てを手にするに相応しい確かな欲望と行動力がある。それは数々の歴戦の強者が集まるApexゲームの参加者たちの中でも一際輝く魅力に違いない。

     ストームポイントの砂浜を一人で散歩していたローバは、最近の出来事を思い出していた。アニータとの仲直りとレジェンド継続を祝した乾杯、カイリとの映画デート、ローバの様子を見守ってくれているジャイムとのメール。相変わらず世間は不穏な動きを見せていたが、大切な人たちと一緒に居られるというだけでローバには充分な事だった。皆が私を必要としている、私を大切だと思ってくれているのだと安心出来た。それは宝物に等しいのだと誰よりもローバはよく知っていた。
     砂浜から少し離れた場所にあるサプライボックスを漁っているレヴナントは、中身がモザンビークとP2020と注射器である事を確かめてからため息を付いた。ろくな武器が無い。ちらりと砂浜を歩くローバを見るものの、ブラックマーケットを要求するほどの気力が今のレヴナントには残されていなかった。それにマップの端を手ぶらで散歩しているローバはどう見ても戦う気などなく、明らかに戦闘放棄を主張していた。随分ナメられたものだとレヴナントは忌々しく思った。パーティを組む時も降下してからも会話をしていない。それならとっとと別行動して他の場所に行けばいいはずが、微妙な距離を保って付いてくる。無言ではあるもののローバの表情にはどう見ても浮かれと嘲りの高揚があり、レヴナントの失意を見透かしては面白がっているのがわかった。レヴナントは不可解と苛立ちを抱えて砂浜を横柄に歩く。
    「……ローバ、私は貴様から全てを奪ってやる」
     それは凡そ会話ではなく、憎しみの弱々しい表明に過ぎなかった。鳴き声や叫びと同等の言葉を聞いたローバは、潮風が当たって少し乱れた髪を耳にかけながら艶やかに微笑む。
    「あら、本当に? 怖いわねえ。望めば何でも奪ってみせる私から、殊勝にも奪い返そうだなんて」
     嫌味ったらしく笑うローバは、この時を待っていたのか矢継ぎ早に話し続けた。
    「どうしたの、ずっと一緒にいてやるって、また私に囁いてくれるんでしょう。そう言ってアニータと共に船に乗るつもりだったくせに。嘘つき。でも、嬉しいわ。今はこうして憎いアンタの落ち込む姿が見られるんだもの」
     勝ち誇った顔で先を歩くローバに、レヴナントは言葉を返す。
    「新しいおもちゃに夢中になって他を疎かにしたのは貴様だ、ローバ。軍曹に事情を聞く事すら貴様はしなかった。自分の事ばかりで、他者は全て都合の良い飾り物に過ぎないのだろう? なあ、浅はかな小娘よ」
    「黙れ」
     突如立ち止まったローバにレヴナントがぶつかり、すぐ離れようとしたレヴナントの腕をローバが強く掴んで機械の顔を睨みつける。静かな怒りと憎しみの中に後悔と後ろ暗さがある。その酷く重い闇を普段のレヴナントなら一笑に付しているが、今は半ばうろたえてローバの眼光に釘付けになっていた。
    「この喜びが悪魔にわかるわけがないわよね、せいぜいそうやって拗ねていなさい。アンタは絶対に、欲しいものを手に入れられないのよ」
     ローバはレヴナントの腕を掴んだまま長身の機械を強く押し倒し、砂が軽く舞い上がった。レヴナントの胸元に座り込んだローバは、俯いて長い三つ編みをレヴナントの顔に垂らしては意地悪そうに微笑む。
    「失敗ばかりしていじけてる哀れな悪魔に教えてあげる。こうやって上に乗って太ももで体を挟んであげると、カイリも喜んでくれるのよ。ゆっくり髪の毛を解いていくと、シャンプーの香りも良い香りだって褒めてくれるわ。ねえ、アンタにこの喜びがわかる? この冷たい体の奥に疼く熱がある? その黄色い目の奥の光が弾けそうになる?」
     レヴナントの顔面間近に迫るローバの唇と吐息がやたらに扇状的で、これ以上盗まれる心など無いと高を括っていたレヴナントも存在しない心臓が跳ねる気がしていた。今までローバを監視する上でローバの密かな痴態など散々見てきて映像記録にも残しているが、実際に目の前にして触れているのとは全く違う。それ故に、こんなにも傍にいながらローバは私を選ばなかった、私を放棄したという恨みが欲望混じりに燃え上がった。放心気味に横たわっていたレヴナントは、ローバの太ももを伝い腰を抱えながら屈んだ背中に腕を伸ばした。背中を軽く引っ掻くが、固いコルセットはそう簡単に破れない。「下手ね」とローバは言って、髪の毛を縛るゴムを外して緩やかに解いた。長い髪が二人の顔を覆い隠し、甘い香りが辺りに広がる。レヴナントは不意にキスを待ち構えていたが、耳元で小さく囁かれるだけだった。
    「私はあなたから全てを奪ってあげる」
     何事も無かったかのように立ち上がったローバはスッキリした面持ちでトライデントへと向かい、リングが迫る音を遠くに聞きながら色々と煮え切らないレヴナントは唸り声を上げながらトライデントを追いかけた。


    -END-
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    わたあめかんな

    DONEポケモンSV:タクシードライバーのマサトシ→アオイ←アオキ(モブアオイ/アオアオ)
    ※アオイがチャンピオンになりアオキと三回戦済
    アオイちゃんの一部になりたいマサトシおじさんVS大人として阻止したいアオキさん リーグの扉からアオイが外に出ると、空は夕焼け色に染まっていた。日が暮れる最中急いで坂道を下りていくと、道端に立っているタクシードライバーの男が手を振って挨拶をしてくる。

    「おーい。今帰りなのかい?」

     アオイは男に何度も会ったことがあり、初めて会った時にはポケモン勝負を挑まれたがその強さは並々ならぬものだった。男の手持ちが6体揃っていたら負けていたかもしれない、とあの時リーグに挑戦するため準備万端で挑んだにも関わらず苦戦を強いられたアオイは彼に一目を置いていた。

    「はい、今日はリーグでの会議だったんです」
    「まだ学生なのに仕事だなんてきみは偉いね。おじさんが寮まで送っていってあげようか?」

     傍らにはそらとぶタクシーの白いゴンドラが置かれ、その上には複数のイキリンコたちが羽を伸ばしている。恐らく彼はリーグを利用する来訪者や職員相手に客を取るためにいつも此処に居るのだろうな、とアオイは思った。彼の手持ちポケモンたちが強いのは数々のリーグ挑戦者たちと戦ってきたからだろうか。そう考えると、彼こそがリーグの第一関門とも言えるのかもしれない。
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