なりひさ☆quiet followDONEガンマト。すけべ祭り参加作品。 Age verification Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow なりひさDOODLE🐜→🟥ぽいもの。1351年の🟥に会いにいってる幽霊の🐜歳上のお姉さん(概念)「それで、本能寺が燃えるわけです」 瘴奸の言葉に常興は筆を置いて顔を上げた。書き損じてしまった紙を丸めて、瘴奸に向かって投げる。丸めた紙は真っ直ぐに飛んだが、瘴奸をすり抜けて後ろにあった柱に当たった。瘴奸はだらしなく寝転んだまま、転がっていく紙屑へと視線を向ける。 「何度も言うようですが、私は幽霊なので触れませんし、物を投げても当たりませんよ」 「わかっておるわ」 死んだはずの瘴奸が初めて常興の前に姿を現したのはいつだったか。瘴奸が小笠原にいたのはたった二年だが、死んでからも幽霊となって居座っている。 「そう苛立っては血圧が上がりますよ。塩分を控えて野菜を摂ると良いとか」 常興は更に苛立って瘴奸を睨んだ。あの世で未来の知識にかぶれた瘴奸は、何かと常興に知識を披露したがる。はっきり言って鬱陶しかった。 2060 なりひさDOODLE⬜️🐜。⬜️の嫉妬限りなく殺意に近いジェラシー 退屈な夜だった。山際の小さな集落はまるで隠れ里のような様相で、そこにある家屋の殆どが空き家だった。住んでいるのも老人ばかりで、斬っても刃はすぐ骨に当たるから面白くない。 死蝋は集落の外周を見回って、生きた人間が他にいないか探した。斬り足りない鬱憤を壊れかけの柵にぶつけるが、それで気分が晴れるわけでもなかった。 「ったくよ、シケてんなぁ」 この調子なら米も粟も少ないだろうと思うと、余計に苛立ちは募る。食うものが尽きて集落を襲ったというのに、碌な収穫がないのなら略奪した意味がない。 すると、集落の中央あたりから賑やかな声が聞こえた。余興を見つけた連中の騒ぎ声だ。女でも見つけたのかと死蝋はそちらに足を向ける。 1730 なりひさDOODLE鎌スタ時空。🐜と🌾と征蟻党の三人ウチの子常春の世。そこでは命を終えた者たちが思い思いに過ごしている。どこからか未来の田楽が流れ、それに合わせて踊る者達もいた。 和田米丸。巨漢でありながら、その動きは音楽と調和している。そしてその米丸と共に踊っているのが征蟻党幹部である死蝋、白骨、腐乱であった。彼らは米丸とは生前での関わりはなかったが、こちらに来てから親しくなっていた。 流れ続ける田楽に、彼らは飽きることなく踊り続ける。新しい振り付けを考えたり、ぴったりと動きを合わせる練習をしたりと、充実した時間を送っていた。 そこへやって来る者がいた。瘴奸である。瘴奸は踊っている彼らを遠目に見ていたが、何か不満そうな顔をしながらやって来た。 「あ、頭だ」 1352 なりひさDOODLE本誌に瘴奸が出ているいつもの幻覚209話にも瘴奸がいて良かった〜「あまり無理をなされるな」 瘴奸の言葉に、常興はつんと顔を背けた。玄蕃が率いる狐達によって、小笠原は散々な目にあってしまった。 常興は濡れ縁に座り、桶に浸した手巾で体を拭っている。常興も新三郎と共に戦ったが、まんまと罠に嵌り、落とし穴に落ちてしまった。そのせいであちこち打ち身ができている。それ自体は大した怪我ではないものの、一度座ってしまうと立ち上がれないほどの疲れを感じていた。 瘴奸は常興と同じように濡れ縁に座り、のんびりと月でも眺めているようだった。 常興は深いため息を吐く。まだ後処理は終わっていない。鎮火は済んだが、残った兵糧を調べることは新三郎に任せていた。少しだけ休むつもりでここへ来たが、いい加減に戻らねばならなかった。 3611 なりひさDOODLE⬜️🐜。さらば復讐○狼たちよ、のパロ。この映画観てなくても読めると思うんですけど、映画も見ていただけたら僥倖です。尋問 瘴奸が地頭になってから、征蟻党の慣習や道徳が厳しく指導されるようになった。 人殺し、略奪、人妻との密通。これら全て禁止。 御成敗式目に定められていることは最低限守るようにと瘴奸からお達しが出され、これまで賊として生きてきた征蟻党の面々は盛大に文句を口にした。 けれども地頭がそれらの罪を取り締まる立場なのだから、その地頭の郎党が悪事を働いたとあっては周りに示しがつかない。瘴奸は郎党たちが少しでも怪しい動きを見せたら、即刻忠告をしていた。 そんな中で事件は起こった。 とある夫婦の家に賊が押し入ったのだ。賊は妻を襲おうとしたが、間一髪で夫が賊を追い出したという。未遂ではあったが、不届き者を捕まえて欲しいと、地頭である瘴奸に訴えがあった。 1330 なりひさDOODLE🐜生存IF1351年〜📛くんと一緒!〜その21351年にも瘴奸がいて良かった〜2 蟻柄のふざけた直垂が赤く染まっていた。政長は思わず弓を手放して崩折れそうになる瘴奸の体を支えた。 「賊は林の方に逃げて行きました。深追いはせずに守備を固めてください」 瘴奸は荒い息を吐きながら言う。腕は腹を押さえているが、血は流れ続けていた。 「もういい、喋るでない!」 政長はゆっくりと瘴奸を横たえると、己の直垂の袖を破いて瘴奸の腹に当てた。それもすぐに赤く染まってゆく。倒れた瘴奸を見て兵が集まってくるが、瘴奸はそれを追い払うように守りにつけと声を張り上げた。 賊の侵入は瘴奸の予想通りであった。しかし風間玄蕃の見たこともない術に翻弄され、多くの兵糧を失ってしまった。なんとか賊を追い払うために瘴奸は政長の側を離れたが、戻ってきた瘴奸は深い傷を負っていた。 1792