※そんな能力ありません「お前たち超探偵に探偵特殊能力があるように、俺ら犯罪者にも能力を持つ者がいる」
「なんで!?」
ボクが思わずツッコミを入れれば「はったりだろう」と凄く呆れたようにハララさんがため息をついた。
「はったりかどうか、今見せてやる!
この、変態特殊性癖の力を!」
「へんた……っ、元々変態は特殊性癖じゃないか!」
黙れ!大声で喚き犯人がボク達に手をかざす。
何が来るかわからないが、ボクがハララさんを守らなければと前に出た時だった。
「庇おうが関係ない!
俺の性癖を味わえ!!」
「ユーマ、帰ろう。
くだらない遊びに付き合っている暇は無い」
そう思いたいが、何故か嫌な予感がする。
「ハララさん!」
庇うようにハララさんを背後に隠そうとしても、ボクの方が身長が低い。
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