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    matchajio36

    @matchajio36
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    @syunmin013
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    ワンライやSSは支部にまとめて上げてあります(hq)
    お話として書こうとしたけど力尽きたものや没ネタなどの妄想の塊を載せてます🙏
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    matchajio36

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    再掲)従龍(アソ龍)SS。ついったに画像投稿したものです。※dgs2ネタバレあり。
    法廷外で従者と遭遇するノスケの話が読みたいなという妄想から生まれた産物です。転びそうになったり怪しい輩に絡まれた時に何処からともなく現れた従者に助けられちゃうノスケの妄想が止まらないんですよね。

    「っあ、!」
     考え事をしていた所為で気が散漫していたのだ。はたと気付いた時には降りていた階段から大きく足を踏み外していた。手の届く範囲に手摺りも無く、瞼をキツく閉じた瞬間。腰回りに何かが触れ、身体が強く後ろに引っ張られた。身体には痛みどころか衝撃すら襲ってこず、恐る恐る瞼を開き己の腹に視線を落とせばドコか見覚えのある腕が腹に巻き付いていた。
    「ッ!?」
     一体何が起こったのかはこの腕を見れば明らかだろう。階段から足を踏み外し転倒しかけた自分の身体を、"彼"が後ろから強く引いて助けてくれたらしい。どくどくと騒がしい心臓と未だ混乱している頭を落ち着ける為に深呼吸をしてから後ろを振り返ろうとしたのだが、自身に巻き付いたままの腕が一向に離れる様子が無く、それに加えて背中が相手の身体とぴったりくっついていて振り向こうにも身を回せず、兎に角顔だけでもと思い後ろを見やれば、仮面をつけた従者がそこにいた。
    「っ……あ、あの…! 助けてくれてありがとうございました。もし身体を支えてもらっていなければ今頃階下まで転げ落ちてるところでした……本当に、助かりました」
     顔を向けた先、思いの外至近距離に従者の顔があって驚きのあまり一瞬声が詰まりかけたもののしっかりと相手の顔を見つめながらお礼を告げれば、そこで漸く従者の腕が離れていった。正直、背中に感じた体温がとても懐かしいものに思えて別の意味でも心臓が騒がしかったのだが、腕から解放され男の体温が離れていったので小さく安堵の息をついた。
     すると、向かい合った従者から痛いほどの視線が顔へとつき刺さる。視線といっても仮面越しなのだが。無言の眼差しから謎の圧を感じとり思わず視線を泳がせた。見つめられること数秒経ったのち、相変わらず何も発することのない従者は只視線だけを浴びせてからその場を去っていった。
     遠ざかるその背を見つめ、ボクはそっと"男"の名前を口にする。囁くように紡がれたそれは、誰の耳に届くこともなくふわりと漂い消えていく。先程触れた時に感じたぬくもりが、離れてもなお背に残っている感覚に胸がざわついて仕方なかった。今思えば、アレはまるで後ろから抱き込まれた様な体勢だったのだ。恐らく彼は偶然居合わせたから助けてくれたのであり他意などないのだろう。それでも、しっかりと抱き込まれた逞しい腕の感触やぬくもりがいつかの記憶を思い出させ、ボクの胸をじりじりと焦がすのだ。
     今の彼はバンジークス卿の従者であって"アイツ"ではない。だが記憶がなくともボクの事を無意識にも認識している様に感じた。
     ふと記憶の中で親友がボクの名を呼びながら微笑む姿が浮かんだ。
    (……亜双義。はやく、記憶を取り戻したお前に会いたいよ…)
     視界から従者の姿が完全に見えなくなるまで立ち尽くしていたボクは、今度はきちんと足元に注意を向けながら足を踏み出しゆっくりと階段を降りていくのだった。
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    matchajio36

    DONE《ふば恋2展示》
    タイトルが思いつきませんでした(笑)

    【あらすじ】
    何やら周りからの視線を感じるにょたばじちゃん。その視線を辿ると、どうやらスカートの辺りを見られているようで──。
    ※先天性にょた場地
    ※平和軸、付き合ってるふば

    ガリ勉姿のにょたばじちゃの脚にキスマいっぱい付いてたらめちゃくちゃ萌えませんか!?という妄想でした!オチが思いつかなくて無理矢理取ってつけた感のあるオチです(泣)
    にょたばじちゃんとちふゆ 朝からジロジロと見られている気がする。特に階段の上り下りの時に一番視線を感じるのだ。普段から何かと視線を感じることが多い自覚はあった。だが今日は明らかにいつもより視線を向けられている気がするのだ。別に周りからの視線など気にしなければいいだけの話だが、その視線の先が顔ではなく下の方に向いているような気がして妙な違和感があった。場地の容姿は普段のガリ勉スタイルと同じだ。きっちり分けた七三前髪に瓶底眼鏡、少し癖っ毛の黒髪をお下げにして制服は崩さずきちんと着ている。ただひとつ普段と違う点を上げるとするなら、スカートのウエスト部分を二回折っていたことだ。だからいつもなら膝下丈であるスカートが今日は膝上丈だった。
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    matchajio36

    DONEふゆばじワンライ お題 【王子】
    ※最終軸.同棲してる大人ふば
    ※捏造あり

    初参加ワンライ、twitter再掲です!
    bjくんを横抱きにする❄が見たい!という妄想でした。勉強が忙しかったりで疲れてる時は周1くらいの頻度で寝落ちてるbjくん。それ以外では大体2週間に1回くらいのペースかなと。その辺は二人の致す頻度によって変わる感じです💪
    『王子様抱っこ』「あ、またそんな所で寝て……」
     風呂上がりの濡れた髪をタオルで拭きながらリビングに戻ってくると、ソファに横になって気持ち良さそうに眠る場地さんの姿があった。場地さんは今日みたいにソファで寝落ちすることもあれば、リビングにあるローテーブルで勉強しながら寝落ちている時がある。
     ふと、同じ団地で暮らしていた頃の記憶を思い出す。よくオレの部屋に遊びに来ていた場地さんはペケJと遊んだり漫画を読んだり、自分の部屋の様に寛いでくれていた。それが何だか、オレに対して凄く心を許してくれているみたいで嬉しくなったことを覚えている。そうして過ごしていく内、場地さんがオレのベッドで寝っ転がってそのまま眠ってしまったことがあった。疲れていたのか、オレの足音にも物音にも気づくことなくぐっすりと眠っていたから、オレは場地さんが目覚めるまでその寝顔をベッドの脇に座りずっと眺めていた。普段は凛々しくつり上がっている眉がなだらかで、何処か幼さを感じる寝顔。こんなにじっくり顔を見られる機会は貴重だと思い、これでもかと目を見開いて小さな寝息を立てて眠る場地さんの顔を見ていたのが懐かしい。端正な顔立ちであることもそうなのだが、好きな人だからこそ何百倍も美しくて綺麗だと感じるのだと思う。まるで眠り姫みたいだなと考えてしまうくらいオレの頭の中は場地さんの寝顔でいっぱいで、頬杖をついてうっとりしながら心のシャッターを連写したのだった。
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    matchajio36

    PROGRESS最終回軸マバ(ちょい暗め)
    最終軸場地くんが夢の中で血ハロ軸場地くんに刺される話。
    まだ完成してないのでとりあえず途中まで載せておきます!!マはまだ出てきてません;;
    最終的にはハピエンになる感じです…!多分!
    正直自分でも迷走中なのでよく分からない終わり方になるかもしれないです…;;
    イベント後も完成するまでは置いておく予定です!
    他SSも間に合えば随時投稿しておきます〜!
    最終軸場地が夢の中で刺される話 目を開けるとそこは暗闇に包まれた空間だった。場地の足元には丸く光が落ちており、上からスポットライトで照らされているみたいだった。周りに何があるのか把握出来ない程にひたすら深い闇が広がる空間へ一歩足を踏み出してみようとしたが、まるで床に縫い付けられたかの様にその場からぴくりとも動けない。だが辛うじて上半身は自由がきいた。とりあえず身の周りを確認してみようと、頭上から照らされる小さな明かりを頼りに手や身体を見てみる。特に何も持っておらず、東卍の特服姿だった。
    (夢、だよな。なんつー夢みてんだオレ)
     何か特別なことが起こるわけでもなく、かといってその場から動くことも出来ず。場地はただぼんやりと暗闇を眺めていると、遠くから──コツ、コツ。と靴音が響いてきた。姿は見えないが、今自分の向いている方向から聞こえてくる。
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