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    yun0427

    @yun0427

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    yun0427

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    ツイで呟いた、襲い受けシンくんのアブシン。
    テオティの設定は捏造です。でも自然界でもそういうのあるじゃないですか。美味しいなあって。
    たぶん妊娠させやすいように回復力と持続力が増す感じです。たぶん(深く考えてない)

    「シン、俺を縛ってくれ」
     久しぶりに会えた最愛の恋人が、真剣な顔で長い布を差し出して来た時、どういう反応をするのが正解なんだろう。
     アブトの話によると、テオティには発情期に近いものがあるのだという。少数民族として生きてきた彼らが、確実に子孫を残していくために自然とそうなったのだと。
     発情期と言っても、動物のような激しいものではないらしい。しかし、初めてそれを迎える上にハーフであることがどこまで影響するのか分からないのだと。
    「お前を傷付けたくない。でも会いたかったんだ。俺が無理やり襲いかからないようにしてくれ」
    「いや……うん……話はわかったけど、どうしても?」
    「ああ。今でもお前を押し倒したいくらいなんだ」
     真剣な顔でそう言うアブトは冷静に見える。でもオレにはわかる。いつもは知的に輝く琥珀の瞳が、紅く、熱を灯しているのを。
     アブトが言い出したら聞かないことはもう長くなった付き合いでわかっている。自分の身を守るためでもあるなら仕方ないと、溜息をつきながら細長い布を受け取って、両手を合わせて縛ってやった。
    「痛くない?」
    「もう少し強くても大丈夫だぞ」
    「やだよ。傷付けたくないのはオレもなんだから」
     両手を縛られて、ようやくアブトがほっと息を吐いた。劣情を抑え込むのに意識を集中していたのだろうか。急に襲ったりしないか緊張していたのかもしれない。
     どっちも構わないのに。アブトにされて、嫌なことなんてないのに。
     いつものアブトの部屋。例年より早く開花した桜たちが、風を通すのに開け放たれた窓からも見える。風が気持ちいい。ここまで来るのも、天気が良くて暑いくらいだった。
    「悪いな、母さんは今買い物に出かけてて、飲み物しか出せない」
     用意してくれていたのはペットボトルのお茶が二本。膝にペットボトルを挟んで、縛られてる手で起用にキャップを開けている。
     オレの分まで開けてくれようとしたけど、それくらいは自分でできると、そっとアブトの手から引き抜いた。
     どんな時でも、オレのことを一番に考えてくれているアブト。こんな時くらい、甘えてくれたらいいのに。
     ふと、アブトの首から胸元に汗が流れるのが見えた。普段なら気にしないそれが妙に目を引いた。
    「暑い?」
    「ん……ちょっと、な」
     窓から入ってくる風で室内は適温に思われたけど、落ち着いて見えてもやっぱり何かしらの我慢をしているんだろう。
     むくむくと、湧き上がる感情。
     無言で立ち上がって窓を閉めた。そして勝手知ったると言わんばかりにエアコンのリモコンを手に取る。四月 に入ったばかりで使うには少し早いけど、そっと冷房のボタンを押した。
    「シンも暑かったのか?」
    「んー。まあこれから暑くなるというか……うん」
    「シン?」
     壁にもたれて足を伸ばして座っているアブトの立てられている片膝に手をかけた。両手は前でしっかり縛られている。
     アブトはオレのためにしてくれたんだって頭ではわかっている。だけど、オレじゃ受け止めきれないって言われたようで、実はほんの少し面白くなかった。つまりは発散すればいいってことだろ?
    「アブト、オレとイイコトしよ♡」
     


    「ば、ばかやめろっ」
    「ばかだなんて酷いなあ。アブトが苦しそうだから助けになりたいんじゃん」
    「どうなるか分からないと言ってるだろ」
     膝の上に乗り上げて、つなぎのファスナーを下げた。手が拘束されている分動きにくいようで、あっさり下まで開けることができた。
     慌てて閉めようとしてくるけど、それより早く手を差し入れた。宣言していた通り既に硬度をもっているアブトのものに触れる。
    「っ、シン……!」
    「ほら、アブト誕生日だし? プレゼントはオレ♡ってのもいいだろ?」
    「ん、く……っやめ」
     まあ誕生日プレゼントは既に渡したから、これはただの言い訳だけど。オレも男だからさ、こういうことしてみたくなるんだよ。
     本当に嫌なら突き飛ばせばいいのに、それはしてこない。腕力差で怪我をさせるかもとか思ってるのか、それともいやいや言ってるのはポーズなのか。多分後者だな。というか普段オレがどんなにいやいや言っても好き放題するんだから、オレだってたまにはいいよね。
     下着越しに撫でて居るだけで、ぴくぴく反応が返ってくる。指先で先端をなぞればしっとりしているのを感じた。
    「もう苦しそうだな」
     座ったままだから脱がせるのは難しいので、少し強引に下着を引き下げた。飛び出してきたものはしっかり硬くなっている。直接手のひらで握り込めば熱を感じて、オレまでぞくぞくしてきた。
    「ふ、っシン……」
     指で緩い輪っかを作ってクビレのあたりでゆるゆると動かした。軽く上下に動かせば、とぷ、と先端から液体が滲み出てくる。それを指先で拭って、擦り付けるように先端を弄る。
    「ぅ、あ……っ」
    「きもちいい?」
    「ん……っ」
     時折堪えきれずに上がる声に、オレの興奮が煽られる。いやいや言っても止めてくれないアブトの気持ち、ちょっとわかってきたよ。
     性器を握る手の動きを少し大きくしながら、体をずらした。アブトはこちらを見ないようにか、手で顔を隠しているので動きには気付かれていない。ぷくりと先端から丸く滲む液体を舌で舐めとって、そのままべろりと舐めた。
    「シン⁉」
     舌の感触に驚いて手を離してこちらを見たのと、オレが先端をぱくりと口内に迎え入れたのはほぼ同時だったと思う。
     興奮して紅くなった瞳、紅潮した頬、荒い呼吸を繰り返して半開きの唇。そのどれもが最中のアブトの顔だ。ずくんとお腹の奥が疼いた。スイッチが入ったんだ。
     くびれをすぼめた唇で挟んで、先端まで軽くスライドさせる。また滲んできた先走りを舐めとって、今度は根元から先端に向けて唇を滑らせた。その次はまた先端を軽く吸って、口内に唾液を溜めてくびれのあたりを唇で上下する。全部、アブトが教えてくれた通りだ。
    「っ、う……んん……ぁ…っシン……!」
     堪えきれない声を出してくれるのが嬉しくて、夢中でアブトのものを舐めていた。名前を呼ばれて顔を上げると、もう限界が近いようで唇を噛み締めていた。フーフーと荒い呼吸が室内にこだまする。
    「このまま出す? オレの中がいい?」
    「はーっ……加減が、できないから……っ」
    「大丈夫、オレが全部するから。とりあえず一回出しとく?」
    「やめ……っぅあ!」
     もう出したくて限界のくせに、どこまでも止めようとするアブト。でもごめんね、オレももう興奮しちゃってるんだ。
     答えを待つ時間も惜しくて、制止する声を無視してアブトのものを咥えこんだ。根元から真ん中くらいまで手のひらで扱いて、クビレから先端までは舌と唇で舐めしゃぶって。ぐちゅぐちゅと唾液がかき混ぜられる音が響く。
    「っ、でる……!」
    「んぐっ……!」
     溢れてくる液体が増えたなと思ったら、頭を掴まれて喉の奥まで先端が押し込まれた。同時に喉の奥に放たれる白濁。びくびくと震えながら何度かに分けて出されるそれに、むせそうになるのをなんとか堪えた。
     アブトの手が離されて、ようやく自分も口を離した。口内にはアブトの出したものがまだある。飲み込んじゃわなくて良かった。
    「お前飲ん……でないか。出せ! ほら!」
     口の中にまだ精液が残っていると気付いたアブトが、慌てたようにティッシュの箱を差し出してくるけど、これはまだいるんだよ。
     体を起こして、手早くズボンと下着を脱ぐ。そして、口内に溜めていた精液と唾液を手のひらに出した。
    「ほら、これで拭け……っておい!」
    「ん、んん……っ」
     アブトが拭いてくれようとしたけど、それを振り払って後ろに手を回した。アブトのものを舐めていてすっかり立ち上がった自分のモノも触りたかったけど、それより今は早く繋がりたくて。
     後孔に手のひらに出した精液を塗り込んで、指を入れていく。アブトに慣らされた体は、潤滑液の力を借りてするりと一本飲み込んだ。自分でしても気持ちいいとは思えないけど、アブトの出したもので解していると思うと熱く感じるから不思議だ。
     くるりと回してゆっくり抜き差しして、痛みを感じないことを確認して、二本目もそっと差し込んだ。
    「ふ、ぅあ……っ」
     アブトの足の上で膝立ちになって自分で慣らしているなんて、少し前からじゃ考えられない。でも今はその羞恥すら快感に繋がっていく。
    「んぁ、あっ……ぶと……っ」
     膝だけで体を支えているのがしんどくなって、空いている手をアブトの肩に預けてバランスを取る。アブトが見てるのに。見てるから。手が、声が、止まらない。
    「あ、あっ……んん、あっ……!」
    「っは……シン……!」
     間近で聞こえた声は先程までの余裕は微塵も感じられない、切羽詰った声だ。オレのこの姿で興奮してくれてることが嬉しい。目を開けると、爛々と光る瞳に射抜かれる。引き寄せられるように唇を合わせた。
     出したものを口に含んでいたから嫌がるかなと一瞬考えたけれど、躊躇いもなく舌が口内に入ってきた。舌先を絡めて自分の方に引き寄せてちゅうと吸い上げる。上顎や歯列を舌先で擽るのも、アブトが教えてくれたやり方だ。
     後孔の指はもう三本飲み込んでいて、足りないと言わんばかりに締め付けてくる。自分の体なのに自分じゃないみたいで、でもこう変えたのもアブトだから嫌じゃない。
     名残惜しいけど、肩を押して唇を離した。二人の唇の間を唾液の糸が繋がって、プツリと切れた。唇から垂れたそれを舐める仕草にすら煽られる。
     指を引き抜いて、アブトのものを掴んだ。さっき出して落ち着いたはずのそれは、またしっかり勃ち上がっていた。位置を合わせて、後孔に宛てがう。丸い先端がくぷりと飲み込まれて、そして。
    「っあああ!」
     一気に奥まで貫かれた。
     衝撃で達してしまって、アブトの服の上に白濁を散らしてしまう。
    「シンッ……!」
    「だ、めっ……んあっ、あっ! オレ、がぁ……っ!」
    「我慢できるわけ、ないだろっ……!」
    「ああああっ!」
      手を縛られているから動きにくいはずなのに、器用に腰を動かして下から突き上げてくる。最奥をガンガン突かれて、悲鳴のような声が止まらない。
    「いっ、て……っる、のにぃ……っ!」
    「何回でも、いけばいいっ」
    「やあっ! 今日は、オレがっ……!」
     身を任せてしまいそうになるけれど、当初の目的は忘れていない。快感に流されてしまわないように唇を噛み締める。そして意識して強く後ろを締め付けてやった。
    「っ、!」
    「はー……っだめ、今日はじっとしてて……!」
     息を飲んで動きを止めた隙に、アブトの腕を持ち上げて壁に押し付けた。膝立ちだった足も、恥ずかしいけれどカエルのように開く。
     壁に押し付けた手を支えに、ゆっくり腰を浮かせる。素早い動きも好きだけど、このゆっくり抜き差しするのも好きなんだ。アブトのものが入ってるって実感するから。
    「あっ……は、あっ……んん、っ」
     徐々に腰を動かすスピードを上げていった。下半身から聞こえる濡れた音が、アブトの吐息が、全部オレの快感に繋がっていく。
     発情期、というのは外れてないようで、いつもよりアブトの限界が早い。男の沽券に関わるから言葉にはしないけど、今にも爆発しそうなほど膨らんでるのがわかる。
    「はっ、出して、いい、よっ……!」
    「く、っ……でる……!」
    「んんっ!」
     本当に限界だったようで、中で熱いものが弾けた。じわっと広がる熱が気持ちよくて、思わずきゅうきゅう締め付けてしまう。
     連続で出しているのに、アブトのものは衰えを見せなかった。いつもならアブトが二回出す頃にはもうトロトロくたくたになっているのに、主導権を握るとこんなに違うんだ。新たな発見だ。
    「はー……最後まで、責任とれよ」
     瞳孔が開いた目で射抜かれて、恐怖より興奮が勝つあたり、オレもだいぶ慣らされたよね。
    「オレ以外にアブトを受け止めきれる人がいるわけないだろ」
     さあ、オレの体力が尽きるのが早いか、搾り取るのが早いか。挑発するように唇を舐めながらにんまり笑って言ってやった。
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