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    狭山くん

    @sunny_sayama

    腐海出身一次創作国雑食県現代日常郡死ネタ村カタルシス地区在住で年下攻の星に生まれたタイプの人間。だいたい何でも美味しく食べる文字書きです。

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    狭山くん

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    2022-08-02/今日の空閑汐♂も和気あいあい。多分今日出てる4人が学院内メインでつるんでいくんだと思います(感想文)

    ##空閑汐BL
    ##静かな海
    ##デイリー
    #BL

    空閑汐♂デイリー【Memories】02 冬入学と呼ばれる秋口から始められた授業も、ようやく一年目の折り返しと共に春が訪れる。二十人しか居ない同期達の中にも連帯感が生まれ始めた頃、学生達の端末に配信された順位表に声を上げたのはリュカ・シャルパンティエで。
    「うわ、シオお前また実技一位かよ」
     げぇ、というわざとらしい声と共に投げられた言葉に「上位にならないと課外の飛行訓練参加できないだろ」と汐見は眉を寄せる。
    「課外飛行したいってだけで上位掻っ攫ってくのヤバいだろ」
    「アマネだからねぇ」
     汐見とシャルパンティエのやりとりにのんびりと口を挟むのは空閑、そんな空閑に続くようにフォスターも頷いた。
    「大胆かつ繊細な操縦はいつ見ても惚れ惚れするぞ、そろそろジェット練習機に移行するんじゃないか? 教官が扱き甲斐があると言っていたな」
     航宙士学院の授業は基本的に内部進学者が自家用航空機ライセンスを取得している前提で進められ、若干名の外部入学者がその第一段階となるライセンスの取得に奮戦する横で課外で行われる飛行訓練で曲芸飛行をしているのが汐見である。
    「座学はクガが強いよな、日本校からの進学ってお前らだけだけど、一体どんな訓練受けてきたんだよ」
    「カリキュラムは全校共通だろ」
     ため息混じりにシャルパンティエから溢された言葉には、汐見も肩を竦めるしかない。
    「ていうか、シオってゼロファイターの末裔とかな訳? そっちの方がまだ納得できるわ」
    「何世紀前の話だよ、特にそんな話を聞いたことはない」
    「まぁ、侍っぽい所はあるよね。剣道部だったし」
     面白がる調子で溢す空閑の言葉に、シャルパンティエが色めき立つ。フォスターも驚いたように汐見へと視線を向けた。
    「空飛ぶサムライとか最強じゃねぇか!」
    「侍だった事は一度もないが!?」
     両手の拳を天へと突き上げるシャルパンティエに思わず声を荒げる汐見の姿を面白くて仕方がないと言うように、空閑は自身の端末画面をフォスターへと見せる。
    「という事で、これがアマネが出てる試合の映像。赤いの付けてる方がアマネなんだ」
    「……これはサムライそのものじゃないか?」
     フォスターのしみじみとした言葉に、汐見は遂に降参とでも言うように両手を上げた。
    「もう好きにしてくれ」
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    DONE癸生川×涼二×伊綱ハピエンBLNLないまぜご都合短文 匂わせ微弱 性的描写シーン無し

    スクストを見習って癸生川も涼二さんも伊綱ちゃんも3人一緒に幸せにする可能性の未来に連れて行くことにしました。

    独り占めできる日を振り分けられる初代助手。
    白鷺洲涼二は観念して重婚しろ。
    ちなみに万能薬のおかげかは不明ながら、涼二さんの例の繊細さんな性質も敏感さがだいぶ落ち着き、身体も元気になっているようです。
    白鷺洲涼二は振り分けられる「涼二さんが帰ってきてから、ちょうど3週間になりましたね。先生」
    「色々あってあっという間だったが…ようやくひと段落着いたな」

    「ところで『例の件』ですけど…。先生、どうですか?」
    「うむ。伊綱君が提案してくれた通りだが…」

    「奪い合えば足りぬが。分け合えば足りる!」

    「伊綱君は土曜日と日曜日、どっちが第一希望なんだ?」
    「ここは公平性とわかりやすさを加味して、隔週で交代にしましょう」
    「なるほど。ならば金土日はセットがいいな!」
    「週末はご褒美、というわけですね、先生。ナイスです。カレンダーにシール貼っておきますんで。調査が入ったときは、後ろに順延しましょうか」

    涼二「あの……、二人とも。なんでそんなに手際がいい(良すぎる)んだ?」
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