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    虎伏 飲み会でのすったもんだ🍺
    ⚠️軽ーーくモブ伏要素あります

    #虎伏
    ItaFushi

    世田i谷ラブiストーリー「………なあ、飲みすぎだって」
    旧道沿いの馴染みの居酒屋。生ビールから始まり、レモンサワー、日本酒とハイペースで飲みほしていく目の前の彼に声を掛けた。
    「…うるせえ」
    アルコールのせいか、赤みを帯びた頬と伏せた長い睫毛がやけに色っぽい。このままでは彼一人で帰れなくなってしまうだろう。お冷を頼み、なんとか飲ませようとするが中々言うことを聞いてくれない。


    俺と、彼ーー伏黒恵は大学で出会った。最初の講義で隣に座った時は嫌な顔をされたが、今では隣にいるのが当たり前になっている。同じサークルに入り、まあまあ充実した大学生活を送っていると思う。単純なヤツだと言われるかもしれないが、俺は伏黒と一緒に居れるだけで幸せなのだ。飲みに来たのもこれが初めてではない。
    以前もーーーー…






    「お、虎杖!こっちこっち!遅ぇよ!」
    10人ほどのサークルの飲み会に誘われ、大学に課題を提出してから合流した。
    「ごめん!みんなもう飲んでる?」
    顔と名前が微妙に一致しない先輩から親しい友人まで、様々な人がいる今回の飲み会に参加した理由は伏黒で。親しい先輩が是非参加してくれと押し切られた。でも自分はお酒があまり好きではないから虎杖に着いてきてほしいんだ。そんなことを潤んだ瞳で言われれば(いたどりエフェクト)了承するしかなくて。まあ1人でなんて行かせないけどね。ちら、と周りを見渡せばつんつん頭の黒髪は囲まれていて。
    「ふしぐろ〜!もっと飲めよ〜!!」
    「…」
    妙に近いその男との距離。俺でもそんなに近付けたことないのに。伏黒は顔を真っ赤にして今にも倒れてしまいそうで。その男は伏黒の腰に手を回し、まさぐる様に触っているように見えた。腹の底から怒りが込み上げてくる。汚い手で触るな、近付くな、なんて今までの淡白な自分からは想像もつかないようなドス黒い感情でいっぱいになる。


    「みんな!伏黒酔っ払っちゃったみたいだから家まで送っていくわ!またな!」
    良い潰された伏黒を乱暴に抱え、その男はそう言い放った。周りはそれについて何も言わないのか適当な相槌を返す。


    「あの、俺が送ってきます」
    軽く睨み、怯んだ先輩から酔いつぶれて寝ている伏黒を奪い、友人にお代を渡してその店を後にした。








    ふわふわで、いい匂い。すん、と嗅いでみれば、大好きな人の匂いで。
    「……いらどり」
    無言。こいつ、いつもうるさいくらいおしゃべりなくせに。もう、なまえよんでやらないぞ。ゆらゆら、ゆれるふねにゆられて、気付いたら自宅のベッドの上にいた。
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