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    MAIKING【twst/書きかけの文章】全然終わらない❄👑。終わらないけどぽーい。ネージュ・リュバンシェという男は誰からも愛される。小石に躓けば可愛らしいと言われ、クシャミをすれば可愛らしいと言われ、セリフを噛んでも可愛らしいと言われる。生まれながらにして愛されるべくして愛され、そしてまたそれを快く受け止め、当然の様にその過剰に注がれた愛を無差別に周りに還元した。


     共演した映画のクランクアップ後、ネージュはアタシのトレーラーに訪ねて来た。アイツは小さい頃から年が近いからか、それとも共演が多いからか時間があればよくアタシの周りをウロチョロとしていた。正直、かなり気が散るから直ぐにでも追い払ってやりたい気持ちでいっぱいだった。けれど、敵を知ることも勉強の1つだと自分に言い聞かせて年上の対応を心がけ今まで付き合ってきた。今思えばそれが不味かったのかもしれない。 
    「はぁ?」
     ヴィルは心の底から理解できず、思わず裏返った声が出てしまった。その予想外の声に自身が一番驚き、コホンとひとつ咳払いをする。目の前には真っ白なベンチコートに身を包み、弾むような呼吸をするネージュがいた。ここまで走って来たのか黒檀のように真っ黒で艷やかな髪は少し乱れており、雪のように白い肌は血行が 4513