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    nameko135

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    nameko135

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    毎日納占11日目。ご飯を食べる話。

    #納占
    nana

    ごはんを食べよう11 イソップの言葉に、イライが笑う。
    「じゃあ、私のと交換しようよ。……ああでも、少し溶けちゃってるから……」
    「交換しましょう」
     食い気味に口にした言葉に、自分で驚く。
     イライの方も、目をぱちぱちと瞬いている。
    「イソップくん、変わったね」
    「変わりましたか?」
    「うん。イソップくん、人の手のついたもの苦手だと思ってた。忘れてたくらい、馴染んでたけど」
    「それは……」
     イソップは少し考えて言った。
    「それはきっと、相手があなただから、だと思う」
    「私?」
    「はい」
     イソップは頷いた。
     箸で海老天をイライの鍋に移動させる。イライは少しのうどんと出汁を小鉢に入れて、その上に海老天を乗せてよこした。
     箸の使い方にも、ずいぶん慣れた。それだけの時間、ここで過ごしている。
    「僕は……イライのものだから、平気なんだと思う」
     人が苦手で、社交が怖くて、そんな自分に手を差し伸べてくれたイライを好きだと思った。
     イソップはイライに恋をしていて、だからその全てを許容できるのだと思う。
    「そっか……照れちゃうね」
     言って、イライが交換した海老天に口をつけたのを見て、イソップももらったうどんを箸でつまむ。
     出汁の味がふわりと広がって、少し甘いような気がした。
     衣がとろとろになった海老天が出汁と相まって美味しい。
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    三重@ポイピク

    DOODLEアズくんのみ先天性女体化のイドアズ♀。寝る時は裸なアズくん(ジェとフロ相手には隠さない)と、隠さないアズくんに表面平静内心思春期真っ盛りなジェとフロの話。
    僕らにも慎みを見せてください!「アズール、今よろしいですか」
    「どうぞ」
     
    モストロ・ラウンジの締め作業も終え、あと1時間もすれば日付が変わるという時刻。扉越しに入室の許可を得たジェイド・リーチは、扉を開け、すぐさま閉める。この時間帯に、アズール・アーシェングロットの私室であり寮長室である部屋に入る際に必須の仕草である。完全に扉が閉じられたのを確認したジェイドは、改めて向き直り、尻を見つけた。
    尻である。傷一つなく滑らかな白い肌を持つ、まろやかな形の良い尻だ。キングサイズのベッドの上に埋もれるように見えているそれは、当然持ち主の体と繋がっている。尻から伸びる白く柔らかそうな太腿の裏、ふくらはぎ、足の裏。上の方に視線を移せば、尻から繋がるきゅっと絞られながら柔らかな肉付きの腰。しみ一つない背中、背中の脇から少し見えている胸部、色が変わったためかより華奢に見える肩と、その肩を隠す長い銀糸の髪。照明を受けて真珠色に似た色合いへ変わり輝いている。
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