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    かべうちのかべ

    @mahokabeuchiaka

    まほやくのかべうち。壁打ちの結果であがった物を細々と載せる。
    学パロと両片想いが好き。

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    かべうちのかべ

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    ブネ冬春 ワンドロ用 個人的な設定。
    ブネ以外の設定もあるけど、特に出る予定はない。
    とか言ってたけど、割と出てきてました。

    Twitterモーメントに今までのまとめがあります。
    (リンク限定公開)
    https://twitter.com/i/events/1439102535063638018?t=Ym5V1KCivnIIgI5SPG1w5g&s=09

    ##冬春パロ
    ##ブラネロ

    ブネ冬春ワンドロ設定ブラネロ 冬春ワンドロ  設定


    大まか世界観。

    ・魔法が存在する世界。
    ・それぞれ四季の国があり、中央だけ四季の国から誰かが来て交代で収める。(王とは別概念)


    春の国

    ・三女神(♂)が収める常春の温かい国。植物や動物が生息する穏やかなところ。
     人々は神事の際に遠目でしか見る機会がないため、女神と思われているが、実際は男性体。性別は些細なこととして特に気にしていない為、否定する気も無い。
     三名それぞれ自分の興味関心が向いた事に関しては行動力があり、他の国に忍んででかけることも多い。


    ・ネロ:春を司る三女神の次女。主に朝の祝福と、動物の繁栄を補助する。
     割とぼんやりとしたところがあるが、他の二人に比べて口が悪く、少し悪いことも得意。基本は料理とお酒と昼寝と怠惰が好き。人に頼られると弱い。動物が好きで、本人も好かれる。昼寝の時には小動物が回りに集まってくることも多い。

    ・シャイロック:春を司る三女神の長女。主に夜の祝福と、精霊の繁栄を補助する。
     物腰柔らかで知識量が多い。長く生きている分、何でも楽しむ事ができる。パイプとお酒が好き。穏やかだが怒ると非常に恐い。

    ・ルチル;春を司る三女神の三女。主に昼の祝福と植物の繁栄を補助する。
     穏やかで優しげな見た目だが、好奇心旺盛で行動力がある。自然と共に駆け回るのが好きで、よく遠出をしている。ミスラとお友達。お酒が好き。頑固で一度決めると貫き通す、意思の強い面がある。



    冬の国

    ・5人の王が収める雪深い国。それぞれ自分が最強だと思っている為、縄張りを主張して時に争っている。実質上は双子がそれぞれの土地の争いを牽制している状態。ある程度自分の収める範囲が決まっている。たまに仲良くお茶していたりする。基本的に全員気まぐれ。


    ・ブラッドリー:冬の国の王の一人。時の洞窟周辺を治めている。
     範囲の外周はかなり厳しめの吹雪が常に吹き荒れているが、内側は比較的平穏。
     欲しいと思った物は奪いに行くが、基本的に領地内の人間には優しい。夜の歓楽街にたまに現れては女性達の視線を奪っていく。
     美味しい肉料理を捧げるとより過ごしやすい気候にしてくれると言われている為、毎日領内の料理屋が持ち回りで捧げ物を作っている。
     この国の天候はブラッドリーの心情によって変わる為、国民は天気が悪い時にはなるべく関わらないようにしているが、天気の良い日は割と気さくに声をかけている。ネロが来てから天気の良い日が多いと喜ばれている。


    ・スノウ・ホワイト:冬の国の王の双子。氷の街、氷の森周辺を治めている。一番範囲が広い。長命のため、他の王より力は強いので、争いが起きないように均衡を保つ役割も担う。仲良くして欲しいと思っているが、力比べをするのも男の子らしくて良いと思っている。領内は比較的穏やかだが、双子の喧嘩が始まると荒れると言われている。

    ・ミスラ:冬の国の王の一人。死の湖の周辺を治めている。かなりの気分屋で、猛吹雪の日と澄んだ穏やかな日との差が激しい。全ては本人の気まぐれ次第。肉を捧げると比較的良い天候に恵まれる為、大事な日には生け捕りにした大型の動物を捧げる事が多い。
     たまに街に姿を見せると機嫌を損ねないように全員が緊張している。最近は小麦色の髪の人物と一緒にいるところを目撃されることが多い。天候が荒れる日も少なくなっていると噂。

    ・オーエン:冬の国の王の一人。夢の森周辺を治めている。が、治めることに興味はないため、ほとんど人は居ない。動物と話せる為、森周辺の動物たちと暮らし、たまに夢の森に浸りに来た人間を脅かしては楽しんでいる。気ままに過ごしているため、他の国へ出向くことも一番多い。
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    かべうちのかべ

    MENU『冬から春へ』
    の書き下ろし2作の冒頭部分抜粋しました。( )内の計は全文の長さ。サンプルはその三分の一くらい。

    『お気に入りは』←オエちゃんとネの出会いと、その数ヶ月後。(計3200字くらい)
    『宴の夜に』←ブ様とおシャイがお話するところ。(計1600字くらい)
    頒布先→ https://mahokabeuchiaka.booth.pm/items/3914349(BOOTH店舗)
    『冬から春へ』書き下ろし文サンプル『お気に入りは』

     ブラッドリーの城の近くの森で動物たちから面白い噂を聞いた。
    『俺たちの言葉がわかるやつがいる』
    『ちょっと聞かないなまりのあることばを話す』
    『近くにいると穏やかな気持ちになる』
    『食べたことのないような、甘くておいしいものをくれる』 等々。
     
     最近何もなくて退屈だし、オーエン以外で動物と話せる存在はそう多くない。それになにより、『甘くておいしいもの』が気になった。オーエンは甘いものに目がないのだ。
     巻き起こる吹雪の中を歩いているとは思えないほどに悠々と進み、しばらく行けば視界が開ける。ブラッドリーの治める領域の中へとたどり着いたのだ。今は昼前で太陽が真上に上り、先ほどとは打って変ってかなりの晴天になっている。そのおかげか、遠くの街の煙突の煙まできれいに見えているが、そちらには目もくれず、その北側へと広がる森へと歩を進めた。
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    かべうちのかべ

    DONE再掲
    ・初めて激オコしたネ君と何が悪かったか分かってないブの話

    第1回ブラネロ冬春ワンドロライ、4回目のお題:喧嘩 より。
    2021.8.30にTwitter掲載済。
    『らしくない』「……」
    「ネロ?なんだそんな恐い顔して」
    「これ……、どうした?」
    「お、それな。美味かったぜ!」
    「……食ったのか?」
    「おう」
    「昨日、これだけは食うなって、言っといたよな?」
    「そう……だったか?まぁ、でもこんな美味そうなもん我慢できねぇし、また作ればいいだろ?」
     悪びれもせずにそう言って笑うブラッドリーとは反対に、ネロは感情を落としたように無表情だ。何度か耐えるように呼吸を繰り返していたが、どうにも収まらない怒りがあふれ出す。
    唇をかみしめ、顔をゆがめてブラッドリーをにらみつけるとキッチンから荒々しく駆けだした。感情にまかせた言葉を吐き捨てて。
    「てめぇは……野菜でも食ってろ!」
    「は? おい、ネロ!」

     涙こそ出てはいないが、明らかに傷ついた表情で去って行ったネロに困惑するブラッドリーは、何がなんだかさっぱりと分かっていなかった。そのまま呆然と扉を見つめ考え込むが、何度思い返してみてもいつものつまみ食いとなにも変わらない行動だったと思う。
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