大好きなトラ男へ勝って嬉しいはないちもんめ
負けて悔しいはないちもんめ
「トラ男がほっしい!」
「麦わらが欲しい!」
「あの子が欲しい!」「あの子じゃわからん」「この子が欲しい」「この子じゃわからん!」
「「相談しましょ、そ〜しましょ!」」
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「いい?ルフィ。トラ男くんと航海を続けたいのなら一つしか手はないわ。これから言う作戦をよく聞いて、実行するのよ」
「...でもトラ男は、もう俺たちと一緒に行かないって...言ってる」
「バカね!あのトラ男くんが素直に同盟継続してくれ、なんて言えるワケないでしょ!」
「...でも」「ルフィ」
「.....サンジ」
「情けねぇ面してんじゃねぇぞ船長。俺たちは海賊だろ」
「サンジさんの言う通りです。ルフィさん」
「彼奴には2年前、ワシにも恩義がある。まだ恩を返しきっとらんな」
「おれも、アイツらとまだまだ医学の話もしてぇんだ...!」
「あぁ、スーパ〜に助けて貰った恩も、ハートの連中にも言いたいことがありまくるぜ」
「フランキー...」
「情けねぇなぁルフィ!俺たちの船長はお前だ!そんで」
「わたしたちは海賊、でしょう?」
「...!ロビン」
「奪いてぇもんがあるなら、テメェの手で奪って来やがれ。なぁ、船長」
「.......しし」
サニーは大きい。あいつらの船は見下ろすことになるけれど、その黄色がやけに眩しかった
「いくぞオマエら!トラ男とトラ男の仲間、全員...!連れて、デッケェ宴をするんだ!」
波風が背筋をくすぐり、波音は未来をキラキラ輝かす
「そんで、もっと...たくさん!トラ男達と冒険をしよう!!...手伝ってくれるか?」
「「「「「「「「「あったりまえだ!」」」」」」」」」
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「トラ男!!」
「...麦わら屋...大勢で、用はなんだ」
じっと見つめてくるトラ男に、ドキドキした。
「「「トラ男がほっしい!」」」
「!?なんだ...!?」
足を蹴りあげ、胸が高鳴る。
白いつなぎが光るクルーは顔を見合せ、わらった
「「「麦わらが欲しい!」」」
「おまえら...?」
トラ男ともっともっと、冒険がしたいんだ
「あの子が欲しい!」「あの子じゃわからん!」
トラ男が大好きなおにぎりを沢山作って、
「この子が欲しい!!」「この子じゃわからん!!」
大好きなトラ男と。一緒に
「「相談しましょ、そ〜しましょ!!」」
この海をいきたいんだ。