いいねされた数だけ今回の新刊やイベントの裏話をする。【1:準備号からの新刊!】
本当は去年の12月に出すはずだったのですが、描きたい話がおおすぎて全く間に合わず5月に延期しました。当たり前だ!私は描くのが遅いの自分でわかってるのにスケジュールが甘い。甘すぎた。
【2:表紙!】
準備号を12月に出していたので表紙はそれでもよかったんだけど、買ってもらった人に申し訳ない!と新しく表紙を描きました。描いてよかった!
【3:表紙の色!】
RGB入稿OKの印刷会社だったのでクリスタで描いた彩度バッキバキの絵を入稿したら、CMYK変換するとくすみますよ〜と電話が。「RGB入稿OKだけどCMYK変換するよ」という意味だった。最近、RGBに近い発色で印刷してくれるところに慣れていたので誤算。
時間もギリだったけどそのままCMYKにしたらコントラストは薄まるしボケるなと思い、必死で修正。
本当はクラフト紙に彩度高めのバキバキ色を印刷したものを考えてたんだけど、ちょっとアナログ感と古さを感じさせる方向にシフトした。結果的にすごくよかった。
【4:ねこのしっぽさん】
私が絶大な信頼を寄せる印刷会社。ねこのしっぽさん。
印刷が綺麗なのはもちろん、スタッフさんがとてもきめ細かく原稿をみてくれる。私が色気を出して雰囲気トーンにグレスケ消しゴムかけた箇所を全部ひろってくれた…まじですみません…背伸びしたのがはずかしすぎた。
「ここのコマ、すごくいいシーンなのでモアレの面積を減らしたほうが!」など親身になってくださる。本の内容めちゃ読んでくれてる…すみません…。そしてダイのアニメみてるスタッフさんだった。うれしはずかしい。
【5:地底魔城ボツ】
奇岩城でバランとクロコダイン、ザボなどが集まってるシーン。
ラーハルトとヒュンケルが出会うシーンかきたくてねじ込んだんだけど、最初でっかく地底魔城かいてて。あとで「いや待って時系列的にもう地底魔城じゃなくない?奇岩城じゃない?!」と気づいて、めちゃ時間かかったコマをボツにした…。帰省先で夜中ずっと描いてたのに…。
奇岩城は30分で描いた。岩肌は「岩ブラシ」で秒で描いた。
【6:素材】
背景は自分描いた部分もあるけど、素材にとても頼りました。
といってもそのまま貼っても自分の絵柄とぜんぜん合わなくて、いかにも!貼りました!みたいになるので、素材貼ったあとに線を書き直したりカゲに斜線つけたりしているので時間はかなりかかってしまった。
竜の図書館のシーンは、螺旋階段書庫みたいな3D素材があったのでそれをベースにしています。やっぱりそのままは使えなかったのですごく描いてるけど、自分の脳内にあったものが紙にできた!というページなので嬉しかった。
【7:好き】
自分が好きで好きなように描いてるから当たり前なんですけど、もちろん技術的にはぜんっぜん納得いってないところもあるしもっとうまく描きたかったコマもたくさんあるんだけど、それでもこの話すごく好きで。自画自賛とは違うんだけど、はあ〜〜〜〜好き。という気持ち。展開しってるのに見直して泣いた(笑)。子ラーと子ヒュンの話になると弱い。
【8:バランフィギュアと魂の絆】
バラン描く時にずっっっっと目の前にフィギュア置いてて(今も置いてる)。足首どうなってたっけとか、後ろ斜めからみたら肩どのぐらいとか、常に見ながらかけたの大きい。フィギュアなかったら描けなかった。
あと、たまきずのグルグルまわるバランほんとありがとうございます…!!!
【9:スケジュール】
4月5月が自分と家族の予定つめつめすぎて死にそうだった。
とくにイベント前日が自分のライブ出演だったのほんと、よく生きて乗り越えたなと今でも思う。
でもさあ〜〜〜どっちも絶対出たかったんですよ!!
人生の2大ライフワークなんですよ〜!!
家族に感謝。
【10:イベント当日バンパレ長兄】
そんなこんなでバンパレのおヒュンのごとき満身創痍での参加だったんですが、友が「車で送る」と言ってくれて。こいつほっといたらまた戦いにいってしまうのではというエイミさん的なお気持ちだったのかもしれん、ありがとうエイミサン…オレは趣味でしか生きる喜びを感じられないんだ…。
ビッグサイトに車で乗り付ける贅沢!
帰りもHP1のわたくしをヒムチャンのごとく担いで車で送ってくれましたとさ…ありがとう友よ。お礼にサクラギハナミチ描くね。スラダンミリシラだけど描くね!!