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    ゆずまる

    @yzmr1000

    垂れ流し場

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    ゆずまる

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    J庭55で出した本の裏話的なやつです。結末に触れているので本編を最後まで読んで下さった方向け。

    #創作BL
    creationOfBl
    #J庭55

    J庭55で出した本のあれそれJ庭55で出した本『生存者二名』の裏話というか後書きというか本編で書ききれなかった部分を書き残していきます。またしても自己満足の場です。
    今回本のタイトル自体がネタバレみたいなものなのでワンクッションは入れていませんが、一応結末に触れているので最後まで読んで下さった方推奨です。

    まず今回の話を書いたきっかけについて。
    もともとデスゲームとBLを絡めた話を書きたかったというのもありますが、デスゲームものの作品に触れる度毎回思うことがあって。
    それが「登場人物全員肝据わり過ぎだろ!」でした。
    だって殺し合いって恐くない!?自分の周りで殺人が起きたらもっとパニックになってもおかしくないだろ
    あともうひとつが、参加者の中に実は首謀者が潜んでいて終盤で明らかになるやつ。
    首謀者よくここまで生き残ってたな、途中で殺されたらどうするつもりだったんだ……?と思っていました。

    もし参加者全員メンタルが弱くて、かつ首謀者が序盤に殺されてしまったらどうなるんだろう、という疑問から今回の話を書き始めましたが……攻めがジェノサイドモードに突入し受けの敵全員殺すマンになるという滅茶苦茶な展開になりました。

    登場人物については、自分は頭のネジが外れたやべー攻めとクズな受けが好きなのですが、今回己の性癖にアクセルを踏み切り過ぎてちょっと人を選ぶ話になってしまいました。
    攻めも大概だけど受けがクズ過ぎた。でも自分はあくまで抱く側だと思っている男が、見下していた相手に抱かれて泣いちゃう展開が好きなんです……。

    受けと攻め二人のその後についてや、退場していった他の参加者について本編で出しきれなかった設定があるので以下に供養として残しておこうと思います。


    和久 《生存》
    正真正銘のクズ。常に他人を見下している。
    その癖人を誑かすスキルだけ妙に優れており、相手が求めている言葉や行動を自然に選択できる魔性のヒモ。美亜も悠真もバンドのメンバーもみんな和久の言葉に惑わされた被害者。
    歌はそんなに上手くないし作詞作曲のセンスもゼロだけど自分には才能があると思い込んでいる。
    三年後はほぼ毎日クローゼットに閉じこもって過ごしており、外出する時は必ず悠真が付き添っている。
    悠真のことは恐いけど離れたくないし、嫌いだけど好き。自分の甘言のせいで悠真に殺人をさせたことや、腹部を刺したことを一生引き摺ったまま生きている。

    ☆if軸
    悠真と知り合ったことでちょっとだけ性格が丸くなり、バンドも本編ほど有名にはならないけどそれなりにメンバーと楽しくやっている。悠真に口うるさく言われてしぶしぶバイトを始めた。悠真の高校卒業後はなんだかんだ同居するし三年後も一緒にいる。
    大学で悠真がモテていることが気に食わない。「俺より先に彼女作んなよ!」と牽制しているが、悠真が自分に想いを寄せていることに気付くのはもうちょっと先の話。

    悠真 《生存》
    闇堕ちした光属性、と見せかけて最初からメンタルが危うかった子供。
    両親から正しい人間であることを強要され、紗奈からも理想を押し付けられていたが本当はただの引っ込み思案な男子高校生。
    学校では少女漫画に出てくる男子のような振る舞いをしているが、そのせいか同性の友達はほぼいない。本当はもっと男友達とくだらない話をしたり、門限を気にせず夜遅くまで遊びに行ったりしたかった。
    本編開始時点の身長は160cm半ばだったが高校三年生~大学の間に遅めの成長期が来て急激に伸びた。その影響でモテ期に突入したが近寄りがたい雰囲気を醸し出しているので大学では少し孤立気味。相変わらず同性の友達はいない。
    でも和久さえ側にいれば幸せなので気にしていない。

    ☆if軸
    和久と知り合ったことで精神的に余裕ができ、以前よりくだけた性格になった。三年後は一人暮らしする予定だったマンションに転がり込んできた和久をなんだかんだ追い出すことができず同居している。
    紗奈は悠真を変えた和久のことが嫌い。だけど悠真が楽しそうなので口出しできずにいる。
    大学では念願の男友達ができた。
    優しくて高身長なのでめちゃくちゃモテているが、和久が家に居座っているせいで彼女はいない。
    同じサークルの女子から何度か狙われているが、いつも謎の同居人「和久さん」のことばかり話すし「和久さん」の話をする時は文句を言いつつどこか幸せそうなので誰も付け入る隙がない。


    美亜 《一日目 死亡》
    明るく頭も良くてしっかり者だけど、和久のせいで人生が狂ってしまった可哀想な人。
    ヒモの彼氏を養う為に昼のバイトだけでなく、和久に隠れてガールズバーの仕事もしていた。その間和久は美亜の金で風俗に行っていたことを美亜は知らない。
    収入を上げる為ガチ恋営業に手を出したことで客から恨みを買ってしまった。
    和久と別れたif軸では夜の仕事をやめて人生を謳歌している。

    戸田 《三日目 死亡》
    薬物中毒者。以前は真面目な性格だったが、薬に溺れてからは暴力的になり家族や友人を全て失った。宇佐美を狙ったのは本当に偶々目に留まったからで、実は真相に辿り着いていたとかではない。

    宇佐美 《三日目 死亡 》
    ネット弁慶。謎のカリスマ性がある。
    折角大掛かりな計画を立てたのに戸田のせいで全部台無しになった。
    ちなみに本編のデスゲームは、宇佐美にとって予行練習のつもりだった。練習が上手くいけば宇佐美が憎いと思う人間だけを集めた『本番』を行う予定だったが、結局誰も殺せないまま死亡した。

    紗奈 《七日目 死亡》
    幼い頃からいつも自分を守ってくれる悠真のことが好きだった。
    悠真に対し王子様のような理想を抱いている。悠真は絶対に人を見捨てないし他の男子みたいに性欲なんて無い!と本気で思い込んでいるが、その考えが悠真を長年苦しめていたことは知らない。
    ちなみに悠真と紗奈が参加者に選ばれた理由の一つに、「高校生の幼馴染みの男女って組み合わせがいかにもデスゲーム参加者っぽいから」というのがある。

    柳 《九日目 死亡》
    昔はそれなりにヤンチャしてた。仕事一筋で一生独身を貫く予定だったが今の嫁と出会い40歳で結婚、嫁と娘が可愛くて仕方ない。スマホの待ち受けは勿論家族の写真。
    ヤンチャしていた頃に恨みを買い参加者に選ばれてしまったが、本人は自分が何をしたか覚えていない。

    中里 《十日目 死亡》
    自分の意見をハッキリ言うタイプ。
    言い方がキツいので社内ではパワハラ扱いされることもしばしば。そのせいで退職した後輩から恨みを買った。
    言葉遣いから誤解されやすいだけで打ち解けた相手には基本優しく、小宮とはそこそこ仲良くしていた。

    笹川 《十一日目 死亡》
    教師。なよなよしているせいで自身が担当しているクラスの生徒からは見下されており、そのせいで学生(というより子供)が嫌い。悠真に自己紹介する際は教師であることを知られたくなかった為公務員とだけ名乗った。
    柳のような熱血教師にパワハラされた過去があるので、実は柳のことが苦手。その一方で自分の意見をはっきり述べる姿に憧れる気持ちもあった。

    小宮 《十二日目 死亡》
    大食いの姉ちゃん。
    物静かで優しいが、気が弱く他人に流されやすい性格。
    全員が和久を疑う中で、唯一首謀者は他にいるのではと考えていた。デスゲーム終盤、ずっと流されっぱなしの自分に嫌気が差し己の意見を貫こうとした結果、笹川と衝突してしまった。

    共犯者達
    宇佐美に感化されたフォロワー達。
    おいおい宇佐美さん殺されちまったよ……どうする……?となってからも暫くは頑張っていたけど、悠真が人殺しまくるわ和久は部屋から出てこないわでデスゲームが崩壊したので全てを投げ出し逃亡したが、あっさり警察に身柄を確保されてしまった。




    ロクな登場人物がいない!
    他にもレッドブラインドのメンバーや悠真の両親の設定もやんわりと考えていましたが、長くなりそうなので割愛します。

    前回出した本以上に「これ大丈夫か……?」と不安になりながら書いた話なので、感想頂けるととっても嬉しいです。
    まだ次回どんな本を出すかは決めていませんが、今回バッドエンドを書いたので次はハッピーな感じの話を書きたいな~と思っています。

    長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!

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