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    chishacat666

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    chishacat666

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    不思議な珈琲屋さんの続編です。
    お付き合いを始めたけれど、すれ違いから揉めるお話です。
    ハピエンです☺️
    途中なので、書け次第続きあげます🥶

    #じゅじゅプラス
    longevityBonus
    #五夢
    fiveDreams

    仲直りはおいしいもので悟さんと喧嘩した
    喧嘩したと言うか、正しくはこっちが勝手にキレた
    お付き合いが始まってお互い仕事が忙しいけど合間にちょこちょこLINEしたり
    少しだけでも時間がとれたら電話して
    少しでも一緒にいたいからとたまに寝るだけだけど泊まりに来てくれたり、お店が開いてる日は必ずお店でコーヒーを飲んでどちらかの家に一緒に帰ってご飯を食べて手繋いで寝る
    悟さんはなんの仕事をしてるのか未だにわからないけど、なんだか忙しいそうな合間を縫って少しでも会ってくれてた

    長期出張でちょっと連絡が取れにくくなるとは言われたけど、もう1ヶ月近くまともに連絡がとれない
    いつもならLINEをすれば、すぐに返ってくるし遅くてもその日のうちに返してくれるのに
    既読はつくのに返事がこなくて最初は忙しいのかと我慢していたが10日ほどなんの音沙汰もなく
    さすがに心配になってきて何度かLINEを入れてみても既読もつかなくなったし、電話をしてみたけど繋がらないし
    最初のうちは具合が悪くいのだろうか、まさか事故にあったりしたんじゃないんだろうか
    そんなふうに悩んでいたが、何度か連絡をとろうとしても繋がらず
    さすがに鈍い私でも物珍しさで遊ばれただけで飽きたから仕事だとか理由をつけて距離をおかれたのだろうとわかった
    せめてちゃんとお別れを言って欲しかったと思いながら

    何度もひつこく連絡して申し訳なかった
    短い間だったけど夢を見させてもらって楽しかった
    今までありがとう

    とLINEした3日後に帰ったら玄関の前に悟さんが長い手足を持て余して座り込んでいた

    「おかえり
    きょうも残業だったのかな?
    お疲れ様」

    1ヶ月ぶりに会う悟さんは、いつもみたいにヘラヘラ笑ってる
    また来てくれて嬉しいし、無事で安心したし、でもずっと連絡くれなかったことや人の気も知らないでヘラヘラ笑ってるのは腹立つし
    残業続きで疲れてたのと生理でお腹痛くて体もしんどいのとか相まって、思わず怒鳴ってしまった

    「なんで連絡くれなかったの?
    何回電話しても繋がらないし、LINEもしたのにずっと返事くれないし
    なんでずっと無視してたの?」

    「ごめんね
    仕事で連絡取れにくかったし、スマホも壊れちゃったんだ
    でも姫の顔が見たくて、戻ったら直ぐにこっちに来ちゃった」

    そう言いながら抱き寄せられた
    ずるい、こうすれば大人しくなるのを知ってるんだ
    1ヶ月ぶりの悟さんは腕の中は、いい匂いがするし、とても安心する

    「寒かったでしょ?
    中に入って一緒に暖まろう」

    ずっと外で待っていたのか頬を撫でる悟さんの手は氷のように冷たかった
    今すぐ部屋に迎え入れてあげて、毛布で包んで暖かいココアでも入れて体を温めてあげたいけど
    放ったらかしにしていたことを誤魔化されそうで腹が立って優しく出来そうにない

    「ダメ
    散らかってるし、明日も早いから
    それに体調悪いから、きょうは帰って」

    「体調悪いの?大丈夫?
    薬とか買ってこなくていい?」

    「生理なだけだから大丈夫
    痛み止めもあるし、とりあえずきょうは帰って」

    「そっか
    急に押しかけてきてごめんね
    よかったらこれ食べて
    一緒に食べようと思ってケーキとプリン買ってきたんだ
    また連絡するからね
    体冷やさないように気をつけてね
    おやすみ」

    そう言うと悟さんは、もう一度抱きしめて、おでこにキスをして
    寂しそうに笑って帰っていった

    疲れてたみたいだし、隈もひどかった
    入れてあげればよかったかなと後悔したけど、とても優しく出来そうになったので仕方がない

    大体部屋が汚すぎてダメだ
    忙しくて出しそびれたゴミ袋、溜まった洗濯物、急に寒くなったから冬物を引っ張り出して着てるから散らかった服
    とてもじゃないが悟さんに見せられる状態ではない
    笑って一緒に片付けてくれそうな気もするけど、こんな部屋見られるの恥ずかしすぎる
    もらったケーキとプリンを冷蔵庫に入れてお風呂に入ろう
    今週を乗り切れば楽になる
    日曜日はなんとか休めそうだから、がんばろう

    お風呂を出て食事をするのも面倒なので、もらったケーキを食べようと箱を開けると
    いちごのショートケーキとメロンのショートケーキが入っていた
    いちごのショートケーキは私がケーキの中では1番好きだと言ってたから
    メロンのショートケーキは、この間見かけておいしそうだから給料が出たらご褒美に食べてみたいと話していたのを覚えていてくれたのだろう
    プリンも私の大好きなプリン屋さんのカスタードプリンが2つ
    一緒に食べようと私の好きな物買ってきてくれたんだ…

    「こんなに1人で食べられないよ
    悟さんのバカ…」

    メロンのショートケーキは晩御飯に、いちごのショートケーキは朝ごはんに
    ケーキと一緒にプリンも1つずつ食べた
    果物屋さんのケーキなだけあって、果物がとてもおいしい
    生クリームもスポンジも、とてもおいしくて
    悟さんと半分ずつして食べたかったなぁなんて思いながら食べた

    新しいスマホを買ったのか昼頃に
    心配させてすまなかった、ちゃんと顔を見て謝りたいから店を開けておくので帰りに寄って欲しいとLINEがきた
    ……我ながら気持ち悪いくらい着信やLINEを残したのに、心配させてごめんねと思える悟さんもすごい

    別れたいと思って距離置かれてたなら、むちゃくちゃうっとしかったろうな
    きょうも残業になりそうなので、店に寄るのが遅くなると返信しておいた
    おいしいコーヒーを一緒に飲んだら上手に仲直り出来るかな

    がんばって7時には仕事を終わらせて、お店に向かった
    会社を出る前に今から行くとLINEも入れておいた
    連絡しておくとお店の前で待っていてくれるので、とてもうれしい
    悟さんが待っていてくれるのが楽しみに小走りで行くと、お店の前で女の子に囲まれていた
    みんなかわいくてキレイでキラキラしてて、モデルみたいにスタイルがいい
    私とは正反対
    悟さんの隣にいるのは、本来はあんな人達なんだよな
    自分と悟さんが不釣り合いな事を見せつけられてるような気がして店には寄らず駅に向かった
    名前を呼ばれた気がしたけど無視して歩いた
    立ち止まれば涙が出そうだったから

    「………!
    ねぇ!ちょっと待っててば!
    なんで無視して帰るの?
    今から行くってLINEくれたじゃん」

    走ってきたのか悟さんにしては珍しく息が切れてる

    「……お客さんの相手忙しそうだったから」

    「いつ営業してるのか聞かれてただけだよ
    ほらお店いこう
    お腹すいてるでしょ?
    パンケーキ用意してあるんだ」

    「…きょうは帰る
    こんなぐしゃぐしゃの気持ちで食べてもおいしくないから食べられない
    せっかく用意してくれたのに、ごめんなさい」

    「……わかった
    明日からまた10日くらい出張なんだ
    今回は国内だし、出来るだけマメに連絡するから
    ほんとにさっきの人達はただのお客さんだからね
    気をつけて帰ってね」

    「うん、ごめんなさい」

    「そんな顔しないで
    心配だから帰ったら連絡してね」

    「うん」

    「じゃあまたね」

    いつもみたいに優しく微笑んで見えなくなるまで見送ってくれた

    電車に乗ったあとも
    一緒についていったら、あのまま仲直り出来たのかな
    せっかく追いかけてきてくれたのに、変な意地張らずに素直について行った方がよかったかな
    可愛げのないめんどくさい女だと思われたかな
    とか、グルグルずっと悩んでたら家に着いた
    とりあえず着替えて、悟さんにちゃんと家に着いたと連絡したら
    電話がかかってきた

    「もしもし?」

    「お疲れサマンサー
    ちゃんと帰れたみたいだね
    ご飯は?」

    そう言われて冷蔵庫の中を除くもカラッポだ
    あるのはマヨネーズやケチャップ、バターなど調味料類と常備してある牛乳と玉子だけ

    「んー何にもないからコンビニでも行こうかなぁ」

    「今から買いに行くの?
    暗いから危ないよ
    デリバリーでもとったら?
    あっでも男がくるから、それはそれで危ないか」

    「大丈夫だよ
    ほんと悟さんは過保護」

    「何言ってんの、姫はかわいいし隙だらけだから気をつけないと
    すぐ変な男が寄ってくるんだから」

    「だから姫って呼ぶのやめて
    恥ずかしいからやだ」

    「やだ
    姫は僕のかわいいお姫様なんだから、やめない」

    不釣り合いなふざけたあだ名は、本当に恥ずかしいのでやめてほしい
    お付き合いがはじまってすぐくらいの頃に、僕のかわいいお姫様とか、僕の子猫ちゃんとか
    グレース付きのドーナツをチョコレートでコーティングしてアイスクリームを乗せて
    上からキャラメルソースを溺れるほどかけたくらい
    食べただけで歯が痛くなるような甘い言葉を死ぬほど浴びせながら、至る所にキスをして、かわいいかわいいと甘やかされて
    完全に脳内お花畑にされてた時に

    「僕のかわいいお姫様だから、これから姫って呼ぶね」

    と言われて、バカなので了承してしまった
    家に帰って1人になり冷静になって考えたら恥ずかしすぎる
    普通に名前で呼んで欲しいと言っても聞いてもらえず姫呼びが定着してしまった


    「もう
    悟さんは何食べるの?」

    「んー?僕?
    僕は姫が食べてくれなかったパンケーキ焼いてるよ
    きょうのもおいしそうに出来たのになぁ
    姫に食べて貰えなくて残念だなぁ
    バターとメープルシロップたっぷりかけて食べようっと」

    「……ずるい」

    「姫がきょうは食べたくないって帰っちゃったんでしょ
    僕がんばっておいしいの作ったのに」

    「…食べたい」

    「食べたいの?」

    「悟さんのパンケーキ食べたい」

    「ふふ、ほんと姫はわがままなんだから
    仕方がないから、今日だけ特別にデリバリーしてあげる
    こんなことするの姫だけだからね」

    「うん」

    「じゃあもうすぐ焼けるから準備して行くね」

    「うん
    あっやっぱりダメ
    1時間くらいしてから来て」

    「なんで?冷めちゃうよ」

    「……部屋散らかってるから片付けたい」

    「食べた後に一緒に片付けてあげるから、そのままでいいよ」

    「ダメ、ほんとに汚いからダメ」

    「ダメなの?」

    「ダメなの」

    「わかった
    じゃあ1時間くらいしたら行くから、お片付けがんばってね」

    「うん、わがまま言ってごめんね」

    「いいよ
    僕が寂しい思いさせたのがいけないんだから
    じゃあまた後でね」

    「うん、待ってる」

    さぁ大変だ
    これ1時間で片付くのか?
    とりあえず洗濯物は洗濯機に全部突っ込もう
    散らばってる服はとりあえず押し入れに押し込んで、幸か不幸かあんまり家にいなかったので洗い物は溜まってない
    ほんとは朝に出さなきゃいけないけど、明日ゴミの日だから溜まったゴミも捨ててきた
    管理人さんに見つかったら怒られちゃうけど、うまく見られずにすんだ
    とりあえず散らかってるものは片付けたから、掃除機かけて寒いから炬燵も出しちゃおう
    ちょっとホコリ臭い気もするけど、ベランダで叩いたら気にならなくなった
    たぶん泊まって行くだろうからお風呂も掃除して沸かして、トイレも簡単にだけど掃除して
    あっ悟さんの着替え出しといたげなきゃってタンスを探っていたらチャイムがなった

    「来たよー」

    「はーい
    いらっしゃい」

    「おじゃまします
    いらっしゃいじゃなくて、おかえりがよかったなぁ」

    「ふふ、おかえり」

    「ただいま
    なんか一緒に住んでるみたいでいいねぇ
    このまま一緒に住んじゃおうかなぁ
    そうしたら一緒に入れる時間も増えるし、姫のご飯も食べられるし」

    「2人で住むにはちょっと狭いよ」

    「じゃあ僕の家に一緒に住む?
    そうしようよ」

    「うーん、一緒に住んだりはもうちょっとしてからちゃんと相談しよ
    私も仕事とかあるし、急には決められないから
    ね?」

    「えー僕は今すぐにでも姫と一緒に住みたいのになぁ
    でも姫がそう言うなら、そうしよう」

    ブツブツ言いながら、手を洗いに洗面所に消えていった
    一緒に住みたい気持ちはあるけど、まだお互いのこと知らなさすぎるんだよなぁ

    私の住んでる1DKでは1人なら余裕があって快適だけど、大人2人にはちょっと狭い
    それに悟さんはとても背が高くて、190cm以上あるらしく部屋に入る時は屈んで入ってこなきゃいけないし
    手伸ばせば天井に手が届くくらいだから、きっと窮屈だろう
    ちょっと古いけど、その分家賃も安くて日当たりもいいし駅にも近くてスーパーや商店街もあるから買い物とかもしやすくて気に入っているけど
    悟さんと住むにはちょっと狭い
    反対に悟さんの部屋はタワマンの最上階で、テレビでしか見たことないような大きな部屋で
    背の高い悟さんでも窮屈そうじゃない高い天井
    私の部屋が丸ごと入りそうな大きな寝室にベッド
    ほんとドラマのお金持ちの住んでそうな部屋だ
    なんの仕事してるのかわからないけど、お金はあるって言ってたのほんとなんだって実感させられた
    素敵な部屋だけど悟さんが出張出いない時に1人にあの部屋で待ってるのは寂しくて耐えられなさそうなんだよなぁ

    とか考えながら悟さんのために暖かいココアをいれていたら戻ってきた

    「いい香りがする
    ココア?」

    「せいかーい
    もうすぐ出来るからちょっと待ってね」

    「寒かったからうれしいなぁ
    その間にパンケーキ温めておくね」

    「うん、ありがとう
    悟さんのはマシュマロ入れるね」

    「ありがとう、いっぱい入れてね」

    小さな火で焦がさないように牛乳でココアを練って、いい香りがしてきたら
    少しずつ牛乳を入れてのばしていく
    沸騰しないように温めたらバターを一欠片入れて完成
    温めておいたカップに入れて悟さんの分にはたっぷりのマシュマロ

    「ココア出来たよー」

    「こっちもパンケーキ温まったよ
    メープルシロップないのかな?」

    「いまメープルシロップ切らしてるや
    ハチミツあるから、ハチミツかけて食べようか?」

    「ハチミツもおいしいから、そうしよう
    ココアもマシュマロたっぷりでおいしそうだね」

    「悟さんの分にはたっぷり入れたよ
    パンケーキもおいしそう」

    「姫のために特別に作ったからね
    あっちで一緒に食べよう」

    「うん」

    「コタツ暖かくていいね
    僕も買おうかなぁ」

    外は寒かったからか、コタツに入ってうれしそうにしてるのがかわいい
    悟さんの家にコタツがあるのを想像すると、おもしろい
    あのオシャレな部屋にコタツがあると違和感しかない
    いまはオシャレなコタツがいっぱいあるから、似合うのもあるかな?

    「ほら姫も早く入って」

    そう言いながら、自分の隣に座るように布団を捲って待っているので
    少し狭いかなと思いつつ隣に座った

    「暖かいね」

    「くっついたら、もっと暖かいよ」

    ぐいっと引き寄せられて抱きしめられると、ほんとに暖かいし、いい匂いがして
    安心してずっとこのままでいたくて、思わず身を預けてしまう

    「きょうは甘えん坊だね」

    「…くっついた方が暖かいもん
    ……忙しいのにわがまま言ってごめんね」

    「僕の方こそ、ちゃんと連絡しなくてごめん
    不安にさせちゃったね
    これからは、ちゃんと連絡とれるようにしておくからね」

    そう言いながら優しく頭を撫でられると泣きそうになる

    「…うん…」

    「あれ?泣いてるの?
    泣かないでー
    姫が泣いたら僕まで悲しくなっちゃう
    ほら姫の好きなパンケーキだよ
    お口開けて、あーん」

    まるで小さい子でもあやすように、頭を撫でられ切り分けたパンケーキを口の中に入れられた
    バターとハチミツが染み込んだパンケーキは甘じょっぱくておいしい

    「おいしい?」

    「きょうのも、すごいおいしい」

    「よかった
    ねぇこのカップお揃いで買ってくれたの?」

    見た瞬間に悟さんだと思って買ってしまった青い目をした白いフワフワ猫が描かれたカップ
    悟さんのはベビーブルーで、私のはピンク
    綺麗な空色を見ると悟さんの瞳を思い出して、つい買ってしまう
    おかげで水色の物が増えてきたし、うちにある悟さん用の物は水色で揃えられる物はみんな水色だ

    「描いてある猫ちゃんが悟さんみたいだから、お揃いで買っちゃった」

    「えー僕こんなかわいい?」

    「うん、まっ白でフワフワで青い目してるから悟さんだよ」

    「そうか姫には白くて青い目してたら僕なんだ」

    「こないだもね、まっ白のふわふわな青い目のテディベア売っててかわいいなーと思って見たら
    お値段がかわいくなかった」

    「シュタイフとかのテディベアだったの?」

    「そうみたい、かわいいテディベアいっぱい売ってたよ」

    「欲しい?」

    「かわいいし欲しかったけど、高すぎるから諦めた」

    「買ってあげようか?」

    「えっあんな高いのダメだよ
    そんなつもりで言ったんじゃないし」

    「それくらいなら買ってあげるよ
    会えない間も僕の代わりのテディベアいたらさみしくないでしょ?
    姫は物ねだったり、全然ワガママ言わないから僕としてはもっとワガママ言って甘えて欲しいんだけど」

    「……今までの人はみんなそうだったの?」

    「うーんそうだね
    ブランド物ねだってきたりとか、僕を連れて歩くのがステータスみたいな人ばっかりだったかな
    僕のこと財布か、アクセサリーだと思ってたみたいだね
    まぁこっちもその分楽しませてもらってたからお互い様なんだけどね
    みんな最初のうちは浮かれてるんだけど会える時間も少ないし、そのうち不満をつのらせてどっか行っちゃった
    こっちも追いかけないから自然消滅したり、たまに文句言うだけ言って会わなくなった子もいたなぁ」

    「…やっぱりいらない」

    「遠慮しなくていいんだよ
    気に入ったんでしょ?」

    「なんにも買ってくれなくていいし、高いレストランも連れて行ってくれなくていい
    私はこうやって悟さんがたまに会いに来てくれたら、それだけでいいの
    だから離れたりしないで」
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