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    コズチ

    @katttkiman

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    コズチ

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    こういうのが好き、というやつ
    🍎🎸だけどその要素はまだ無い

    続きが思いつかない 原初の人間であるアダムとリリスには決定的に差が存在する。
    アダムはリリスのことを特に愛してはいなかった、ただ子を作り繁栄させよと父に使命を与えられて相手がリリスだった。ただそれだけ
    その事にアダムは気付いていないし同じように愛していたと思っているが知恵の実を与えられる前のアダムはまさに塵から作られた泥人形そのもので、主から言われたことを忠実に守るだけの存在だった。対してリリスは知恵の実など無くともアダムを少なからず愛していた。明確な感情の名を知りはしなかったが確かに愛であった。故にアダムが自分と同じでは無いのだと気付くのも早かった。だから自分に対して似た感情を向けてくれる熾天使ルシファーの元へ感情を向けたのだ。
    アダムはリリスが裏切ったのだと言うが真に裏切られた気持ちになったのはリリスの方なのである

    ルシファーはそんな二人を愛していた。二人ともである。二人とも愛していたからリリスの手を取った。アダムに感情らしきものが芽生えたのはその頃だろう。

    二人がエデンを去ってからアダムは変わった。根っこの部分は何も変わらないがリリスのような感情を芽生えさせニコニコと言うことを聞くだけの人形では無くなった。新たに生み出されたイブに対して愛情を示した。


    リリスとルシファーも最初のうちはそれはもう上手くいっていた。けれどリリスはイブに対し愛を返すアダムを見て言い知れぬ感情を覚えたし、ルシファーもそれは同様だった。羨ましかったのだろう。どうしたって受け取れなかったものをあのイブというアダムの半身は受け取っている。だからかもしれない、イブに知恵の実を食べるよう唆してしまったのは。けれどアダムは食べないだろうと思ってたのだ。あの父の言うことが絶対のお人形さんがそう簡単に変わるわけが無いと。しかし予想に反してアダムは食べた。イブから受け取ったそれを戸惑いの表情を浮かべながらそれでも断れないとでもいうような態度でその実を口にした。衝撃だった。あのアダムが、半身の勧めであれば父の禁じた事ですら破ってしまうのだから。
    ルシファーがイブとそういうことをしたのもなんでもいいからアダムの中に自分たちの存在を強く刻みつけたかったからだ。愛を向けて貰えないのならせめて、殺したいほど憎い相手になればそれは愛と同じだ。つまるところ、ルシファーもリリスも、互いの愛も大事であったがアダムからの愛も欲しかったのだ。なんて強欲で傲慢、どれだけ罪深いんだろうか

    イブはアダムの事を愛していた。確かにそれは愛であったし共にあれることはこの上なく幸福であった。けれどそれでもルシファーの甘言に身を委ねてしまったのは好奇心と少しの冒険心にアダムへの愛が負けてしまったからだろう。
    どうしたって"アダム"という人間から切り離された一部であるイブには、アダムの家族である前にアダムの半身なのだ。主より命じられた"栄えよ"という使命は相手がルシファーであろうと適応されてしまった。それがアダムへの不義理になるとしてもイブにとっては求められれば応えねば"栄えよ"という使命に背いてしまうことになる、そう考えたのだ。考え方が違えど、イブもアダムと同じく敬虔な神の人形だったのだ。
    そうしてルシファーを受け入れたイブは、禁断の果実すらも受け取った。食べてはならぬという命を知ってはいたが、これを食べればきっともっと神の役に立つことが出来るはずという悪魔の囁きを信じたのだ。アダムと共に主のお役に立ちたかった、ただ純粋なだけのそれだった。その事が真に主たる神の怒りに触れるとも知らずに。



    アダムは愛していた。父を、妻を、友を。
    それが例え拙く相手にとって足りなくても、瑣末でもアダムにとってそれは最大の愛だった。ただ少し愛し方が不器用だっただけ。少し、愛を察することに疎かっただけ。思い込みが激しかっただけ。それらの要因が重なりに重なって最悪な形になってしまった。

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    piyozaku_D

    DOODLEルシファーの手によって生み出された雄の🐮獣人🎸の話です。直接的な描写ありませんが出産・妊娠表現があります。やっぱり🐮パロってミルク出すのが醍醐味なので色々設定盛り込んで🍼出してもらいました。説明文長いかもです。すみません。最後ら辺🍎も喘ぎます。小スカもあります。ご注意ください
    もぉもぉご褒美パニック♡この世には人間と動物。その他に獣人という存在がある。獣人が生まれたのは遥か遠い昔のこと。それは見た目は二足歩行で人間のような立ち姿であるが、角や翼が生えていたり、口吻や嘴があったりと多種多様である。その動物の生態をそのまま受け継ぐことができ、空を飛べる者もいれば、鰭を使い長時間海に潜れる者もいる。
    乳牛の獣人もそのうちの一例である。通常の乳牛同様、生乳を出し、それは牛乳となって色々なところで売られるのだ。だがしかしこれで酪農業界が安定、ということにはならなかった。乳牛獣人を飼育していない酪農家も、乳牛獣人が飼育されている酪農家も経営困難となり潰れるのは珍しい話ではない。雌の個体が圧倒的に少ないのである。通常の乳牛の雄の場合は、肉牛として育てられるが獣人の場合は力仕事としてどこかに体を売られてしまう。このままではまずい。酪農業界の未来が危ない、と皆が嘆いていた闇に光を照らしたのが、酪農業界のベテラン、ルシファーだった。
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