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    tamagobourodane

    @tamagobourodane

    書きかけのものとか途中経過とかボツとかを置いとくとこです
    完成品は大体pixivにいきます

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    tamagobourodane

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    「瞳のおくのあなた」の与太話(読んだ人向け)

    そろそろ新刊あちこち届いたようなので(手に取ってくださった方は本当にありがとうございます)、よくわからないだろうな、と思ったとこについて種明かしをしておきます。下の方にはゴタクもあるけどめっちゃスクロールしなければ見えないので安心してほしい。


    1.はじめに

    とはいっても、この話は、「全部説明しない、想像にお任せしよう」という目標で書いたので、以前のものに比べれば意図的に何も書いてない部分が多くあります。
    意図が成功しているかはよくわかりませんが、なるべくどのように解釈しても正解、という状態を作りたくてこうしました。
    なので、基本的には読んでくれた人がそう思った、決めたようで構わないです。二次創作なんてものはみんなが気持ち良くなるためにあると思うので
    「ならいっか~」と思ったらこの先は単純に「私にとっての解釈」なので読まない方がいいかもしれません。
    エロ本(?)書いた人の存在とか解釈が見えてしまうとなんかがっかりするかもしれないし。

















    緩衝材


























    2.説明しなかったこと

    ・フィガロが晶と具体的にどんな関係を持っていたのか
    ・フィガロの死の詳細を含む、二人が前世で迎えた具体的な結末
    ・図書館に現れる男性がどういう存在であるかについて
    ・上記とも若干関連しますが、どうしてフィガロが晶のもとに転生したのか?
    ・あの分岐はなんじゃよ

    ということについては具体的な説明はほぼしませんでした

    ・最初の二つについてはゲーム中でどんな展開が来てもあまり大きな問題にならないようにしとこうな!というセコい理由も大きいですが、その方がそれぞれのフィガ晶♂観とケンカしないかもしれないなと思ったというのもあります。


    ・図書館の先生
    フローレス氏であり、チレッタである存在です。
    二人はひとつのものになってしまっているが故に、特にフローレス氏側から相手を認識できません。永遠にひとつであるのにお互いを認識できないという意味で、フィガロと晶とは対照的な存在です。
    二人は魂だけの幽霊のような存在として彷徨っているのかもしれませんが、普通に人としてうろうろしていると考えてもいいかもしれません。


    ・なんで晶んとこに転生したの
    ほんの小さな気持ちの引っ掛かりが魂を引っ張ってしまうのかもしれないというのがお話の前提です。フィガロを引っ張ったのは、後悔かもしれないし、小さな恋心の芽だったかもしれません。あるいは晶が恐れていたように、晶の執着が最後の一押しをしてしまったということもあるでしょう。
    フィガロには他の色々な人物に対しても大きな関りがありますから、晶のところに転生したのは本当に偶然です。”先生”が”幸運だ”というのはその為です。

    一方でフローレスさんとチレッタを引っ張ったのは、子供達の面倒を見てくれたフィガロに対する、ちょっとした恩のようなものです。


    何故あの役割にこの二人が設定されたのかというのは、絶対にフィガロには背中を押す人が晶以外に必要だったからでしたが、絵というモチーフがあったので、ルチル→フローレスさんという順番で”縁結び”をするメンツが決まりました。
    ただフローレスさんではフィガロの魔法使い独特の諦念をビンタしてあげるのには不十分なので、チレッタがそこに加わりました。
    まだ亡くなってないのでレノやミチル達は背中を押しに来てあげることはできませんが、来れたら来てくれたでしょう。”先生”は、ある種の、概念「南の愛(のようなもの)」です。


    ・分岐
    晶のエゴを優先してやって全てを燃やしてやり直すか、それとも魔法使いのフィガロとして晶と一緒にいることを選ぶかの二択です。
    それぞれフローレス氏が前者のルートを、チレッタが後者のルートを示唆するのですが、前者は”道徳的”人間が「綺麗だ」と感じがちな形、後者は「自分の心のままに行く」というルートになっています。

    Aルートでは魔法使いのフィガロの記憶は”燃やされて”しまうので、こんなんフィガロの幸せちゃうやん!!!お話綺麗にまとめる為にフィガロのピュアな気持ち犠牲になったやん!!!!とならない為にルートBがあります。でもまあ本人たちは大して気にせずに、どっちのルートでも幸せBLライフ(18禁)を送ると思います。
    なので、お好きな方を選んでください。

    ちなみに実際ABルートでフィガロの実態が異なるかというと、人間としての意識がミルフィーユの外の層にあるか、まほとしての意識がミルフィーユの外の層にあるか、という微妙な違いがあるだけで、結局実態は割と同じです。



    以上種明かしでした。
    こっから先は原型とか、裏話とか、なんでそんな書き方したのよアンタ・・・みたいな話なので、エロ本書いてる人の存在を感じたくない人は絶対見るのやめたほうがいいやつです。
    ヨコオってゲームプロデューサーもそんなこと言ってたよ。

























    緩衝材
























    1.なんでそんなぼやかして書いたのお前

    捏造が多すぎる話なので、所謂二次創作同人誌における”鼻にめっちゃつく捏造”の鼻につく感を少しでも軽減できないか・・・と思ってこうしました・・

    A?→A???→コンファーム!(ドヤタワマンコンサル顔)

    みたいな書き方の癖が私にはあるのですが、それやると捏造がより押し付けがましいというか、演歌になってしまうので、折角本で買ってくれた人が気にならんようにできないかな・・・と思って、A?→A???くらいで止めるようにしてみたんですけど、効果はあったのだろうか・・・謎です・・・

    ばらばらの情報の収集をして判断してもらうという意味で、小説や映画よりは、ゲーム的な(ホラーとかの)書き方かなと思います。その方がしんどい展開耐えやすいらしいです。


    2.なんで分岐作ったの(その②)※ものすごく読まなくてもいい

    ↑で書いた分岐を作った理由には更に、”原体験”みたいなものがありまして、それは遥かなる時空の中で4っていう乙女ゲーだったんですけど(遥かはBL的にも美味しいのでおすすめですがこのナンバリングはちょっとな・・ちなみに私は永泉総攻めです)、柊ってキャラのEDがざっくり言うと「ある時間軸の柊は死んでるけど、主人公は別の時間軸の柊と幸せになりました」っていうもので、これには全ツイッターのオタクが「私らが救いたかったのはその柊じゃないよ!」という怒りと悲しみに震えたんですね、あれ以来二次創作においても「幸せになって欲しいのはそっちじゃないよ」現象に気を付けるようになってしまいました・・・。

    とは言えこの話のフィガョは別にどっちのルートでも同じ存在なんですけど。


    3.この話の原型とか

    篭絡されちゃった縦割れアナルの晶の話を書くぞ!と思って最初に思い付いたのがこれだったんですが、最初は晶が大学生、フィガロがショタでした。
    ただフィガロがショタになってしまうと、晶がフィガロを構う理由が恋愛感情ではなくて、子供に対する庇護欲みたいなものになってしまって、縦割れアナルも生きて来ない上に、フィガロのご両親とか出さなくちゃいけなくて捏造度がどんどん上がるので、結果おじさんに落ち着きました。
    私はおじさんのフィガロが好きだし・・・
    原型はどっかでなんかの形でショタ欲の発散の為に出すかもしれない。中身おじさんのショタだけど。

    余談ですが、実際ゲーム期間中にこの2人が関係したら七割がたろくなことにならなさそう。

    4.晶がうじうじイライラすると思った人へ

    フィガロはまあ一般的に言えば「悪い男」なので、フィガロ一人が悪者にならないように、晶のある種の卑怯さみたいなものは普段より強調しました。ごめんなさい。
    でもまあ、人間関係ってどっちだけが悪いことはないと言いますし・・・
    ちなみに、フィガロに関しては、「どんな悪い、腐った恋愛する男女でも最初に感じる、『あ、可愛いな』と相手のことを思うある意味ピュアな気持ち」の表現を大切にしています。




    以上でした。
    もう次は出すとしても、何も考えずに2/3くらいエッチしてるだけの本出したいです。

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    Replies from the creator

    tamagobourodane

    DOODLEお互いのチャンネルに日参してるVtuberのフィガ晶♂の話
    ※Vtuberパロ注意/リバの気配というか左右曖昧注意

    なりゆきで弱小センシティブめ企業Vやってる晶くんが、厄介リスナーの「がるしあさん」に悩まされつつ「フィガロちゃん」の配信に通う話
    文字通りほんとに悪ふざけの産物です
     手にはワセリン、傍らにはティッシュペーパー。ジェル、コットン、ブラシだ耳かきだのが並ぶ脇には、更に行程表が見える。『耳かき左右五分ずつ、ジェルボール五分、ここで耳ふーを挟む。数分おきに全肯定、“よしよし”』。アドリブに弱い晶が、慌てないようにと自分の為に用意したものだ。
     成人男性が普通なら机の上に並べないようなそれらのアイテムの真ん中に鎮座しているのは、奇妙な形をしたマイクだった。四角く黒い躯体の両側に、二つの耳がついており、その奥に小さなマイクが設置されている――最近流行りのバイノーラルマイクというやつで、このタイプは手軽に耳かきをされているような音声を録音することができる。
     そしてその奥にあるのはモニターとオーディオインターフェース――画面に流れるのは、大手配信サイトの管理画面と、コメント欄だ。配信のタイトルが目に入るといつもげんなりするので、いつもその画面は閉じているのだけれど、今日はその手順を忘れていた。――「ぐっすり眠れる耳かきとジェルボール――入眠用ASMR♡」。
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