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    kisasu2612

    @kisasu2612

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    kisasu2612

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    そうそう。
    則宗さん、二人美味しいよね!
    っていう安易な考えで書き始めたやつ持ってた。
    あと現役感ある則宗さん書きたかったんだよ!

    2人の則宗さんがいる本丸の続きちょっと。「…ねぇ…どうすんの?アレ。」
     アレと指さす清光の先には中庭。そこで短刀たちが鬼ごっこに興じている。あぁ平和だ。可愛らしい声が午後の平穏を…
    「あーるーじ。現実から逃避しないで。そっちじゃ無くあっち!」
     パチンと赤く綺麗な指先でおでこを弾かれ、額を抑える。
    「痛いよ…清光。」
     私の訴えは溜息一つで無かったことにされ、再び指し示されたのは、中庭の向こうに見える縁側。そこで向かい合う二つの背中だった。
     共に背中に描かれているのは大輪の菊花。そして背中に流れる柔らかそうな薄金の髪。だがその背中にある金は右と左でまるで違っていた。
     右の彼が肩を揺らせば背中で揺れるのは尻尾のような一房。
     左の彼が肩を揺らせば、細いひとふさがかすかに揺れるのみだ。
     そんな2人の間にあるのは碁盤。
     あの日からというもの2人がこうして碁盤を挟んで向き合う姿を幾度となく見ている。
     勝負は五分五分。どうにも共に決定的な勝敗はついていないらしい。
    「……あ……」
     どうやら今日の勝負がついたのか、右の彼が扇子を開いて立ち上がった。
     ゆらりと揺れた髪の向こうに、首筋を惜しげもなく晒して去っていく。
     右の高い位置に髪を結った一文字則宗は、数日前に顕現した一文字則宗だ。
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