Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    pujy_pujy

    @pujy_pujy

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 3

    pujy_pujy

    ☆quiet follow

    道侶になるまでの曦澄。10月オンリーで公開したエピソードの始まりの部分です。
    閉関→恋人→道侶になっていく途中であれやこれや山あり谷あり思考内では大スペクタクルになる予定ですが、たぶん描きたいところだけ描いていくスタンスになるかと。

    Tap to full screen (size:900x1276).Repost is prohibited
    💜💙😭💜💜💜💜💜❤😭😭😭💜💜😭😭💖😭😭💜❤❤😭😭👏👏👍💙💜💙💜💙💜💕😭💜💜😭💖💖💖💖💖💜🙏😭💜💜💙😍💜💜😭😭👏🙏😭💜🍼
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works

    takami180

    PROGRESS長編曦澄14
    兄上おやすみ、猿です。
     江澄の私室には文箱が二つあった。
     蓮の飾り彫が施された美しい文箱には、私信を入れている。主に金凌からの文である。もう一方、水紋で飾られた文箱は最近になって買い求めたものであった。中には藍曦臣からの文が詰まっている。この短い間によくぞ書いたものよ、と感嘆の漏れる量である。
     江澄は水紋を指でなぞった。
     清談会が終わった後、江澄はすぐに文を返した。それから半月、返信がない。
     やはり金鱗台での、あの八つ当たりはいけなかったか。あの時は正当な怒りだと思っていたものの、振り返れば鬱憤をぶつけただけの気がしてしかたがない。
     藍曦臣に呆れられたか。
     だが、そうとも断じきれず、未練たらしく文を待ってしまう。あの夜の藍曦臣の言葉が本気であったと信じたい。
     大切な友、だと言ってもらえた。
     何故これほど仲良くなれたのかはわからないが、驚くほど短い間に打ち解けられた。江澄とて彼を大切にしたいとは思っている。
     わかりやすく喧嘩をしたのであれば謝りに行けるものの、そうではない。一応は和解した後である。それなのに距離を開けられるとどうしていいかわからない。
     また、会いたい、とあの情熱をもって求め 1698