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    BMB_hatomaru

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    BMB_hatomaru

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    譲テツ。小説という体を成していないメモ書きです…元は長編のプロットでしたが多分書かないので供養UPです。全然書き込んでないけど身体の関係ありなので、18歳未満の閲覧は禁止します

    色々ある譲テツ27階時代、中学生か高校生くらいのやさぐれ譲介は、暗い性欲に負けてテツを襲ってしまう。乱暴で思いやりのない爛れたような、嫌なセックスをテツにしてしまう。譲介は後悔するし良いことだとは思っていないが、テツに依存して何度も何度もする。する度に、譲介は自己嫌悪を深めるし、テツの身体に溺れる。
    テツは子供のやることだからと最初は受け流していたが、次第に快楽に囚われる。譲介にとっても自分にとっても少しも良いことだとは思えず、求められれば求められるほど自己嫌悪に陥ったが、自分のような落伍者が譲介に説教もできず、ズルズルと関係を続けてしまう。
    こうした爛れた関係は、テツが家を引き払うことで終わった。

    そこから数年。
    テツと離れて暮らした譲介は、成長した。大事なものは大事と言えるような素直さを獲得した。毎日考えるのは、テツのこと。親代わりのテツに、酷いことをたくさんした。その自己嫌悪はいつまで経っても消えない。
    謝りたいのか、礼を言いたいのか。それだけではない想いが譲介の中にある。
    テツに会いたいと毎日思う。神出鬼没に、気まぐれのように現れることはあるが、話が出来そうになるとテツは風のように消えてしまう。
    テツを思いながら、自分を慰めてしまうこともあって、また自己嫌悪に陥る。テツに「酷いこと」をしたし、それは自分にとっても良くないことだった。わかっているのに、未だに劣情を抱き欲に負けてしまう。

    渡米して、テツと譲介は一緒に暮らせることになった。
    大人になった譲介は、昔のようにテツに悪態つきつつ甘えるも、テツへの感謝を素直に述べられるようになっていた。
    感謝の気持ちは堂々とできたが、後ろぐらいことへの謝罪はかなり勇気が必要で、頭がぐちゃぐちゃになりながら許されないだろうと思いながら謝った。
    すると、テツも、自責にかられた顔をしている。昔の爛れた関係のことを、テツはテツが原因だと考えているというのだ。
    「僕が襲いましたから!」「受け入れたのは俺だ!当時のお前ェは子供だったし、子供には責任はねぇよ」など、言い争いになってしまう。
    喧嘩はヒートして、譲介は「あなたが好きだから襲ったんです!つまり、あなたが魅力的だから悪い!」と、テツは「ふざけるんじゃねぇ。好きじゃねえ男のブツ挿れられて我慢出来るほど俺は弱くねぇよ」などと、互いに告白し合ってしまう。
    お互いの気持ちがわかってから、譲介は愛でるような、互いに初めてのような、ちょっと恥ずかしい感じの甘いセックスをしましたとさ
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    SakuraK_0414

    DONE譲テツのなんかポエミーな話です。
    譲テツと芸術と27階時代からアメリカ寛解同居ラブラブ時空の話になりました。
    最初のジャズは You’d Be Nice to Come Home Toです。裸婦画はルネサンス期の任意の裸婦画、文学は遠藤周作「海と毒薬」のイメージです。引き取ったなりの責任として旅行とか連れて行ってたテツセンセの話です。
    ムーサ、あるいは裸のマハ。副題:神の不在と実在について。ムーサ:音楽、韻律の女神。ブルーノート東京にて。

     いつだったかの夏。
     学校から帰ってくるなり来週の診察は譲介、お前も付いて来い、と言われた。家を出るのは夕方からだと聞かされてちょっと安心したものの熱帯夜の続く8月の上旬のこと、内心うんざりしたが拒否権は無かった。この間の期末テストで学年1位だったご褒美だ、と言われたからだ。
     成績トップのご褒美が患者の診察についていく権利って何だよ、と思いはしたがこのドクターTETSUという様々な武勇伝を引っ提げた色々とんでもない身元引受人が医学を教えるという約束を反故にしないでいてくれたのが嬉しかったのもある。
     当日の夕方の移動中ドクターTETSUは僕に患者の状態などを説明してくれたが、内心落ち着かず、どこに連れていかれるのか気になって話はあまり聞けていなかった。これを着ていけ、と上から下まで真新しい服一式を渡されたからだ。サックスブルーと白のボーダーシャツにネイビーの麻のサマージャケットをメインに、靴は通学に使うのとは違うウィングチップの革靴まで差し出されたのだ。普段は政界・財界に影響力を持つ患者の対応をいつもの制服で対応させるこの人がこんな服を持ってくるなんてよっぽどの患者なのか、と身構えてしまった。多分それは横にいる大人にはバレていたのだけれど、彼は指摘して叱るようなことはしなかった。
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