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    motomura_3

    @motomura_3

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    motomura_3

    PROGRESS2022/02/20新刊予定『ルークが「うまーい!」するだけの本』(仮題)サンプルです。
    タイトルどおりルークが諸君と一緒にひたすらご飯を食べるだけの本です。本当にひたすら食べるだけなので事件等は一切起きません。
    約3千字程度の話を数本の短編集です。今のところ20Pくらいの見込み。

    ※モデルにした店舗やメニューはありますが、現実と異なる描写や捏造を多く含みます。
    ルークが「うまーい!」するだけの本(仮題) リカルド共和国、首都エリントン。ルークは疲れた体を引きずりながら我が家の扉を開けた。
    「ただいま〜、今日も疲れたなあ」
    「おう、おかえり」
     家主の帰宅にリビングから顔を覗かせたのはアーロンだ。キズナ計画を阻止した後、エリントンの病院に姉のアラナが入院している間、相棒の家で世話になっている。「テメエの家よこせや」などと大きな口を叩いた割に、居候としての立場はわきまえているようだ。
    「メシどうすんだ」
     言葉少ななために聞く者によっては誤解しかねない発言だが、これはルークに疲れた体を押して今から作れと強制しているわけではない。冷蔵庫に食材はあるので、日によってはアーロンが豪快な料理を作ってくれることもあった。この問いかけは、やや食道楽の気があるルークにその日の気分を尋ねているのだ。
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    みかん女

    SPOILERifの妄想の産物、ネタバレだし書きかけだし、でもBOND二周年の祝いしたくて先週から書き始めたけど、間に合わなかった。暇な時に書き上げよう。
    ある少年と幻想と呼ばれる男性がもし出会っていたら?です。少年は研究所に拾われるまでの間幻想の男性を保護していたとしたらっという妄想が結構前から浮かんでいたので……。
    ハスマリーの研究所に保護される前までのある少年と名の無い兵士それはいつもこように地雷原を避けて小さな子達にお腹一杯に食べてもらえるようにシナリー区から隣町まで行って、食料を貰い帰る途中で大きな爆発音と大きな風が自分自身を駆け抜けた。その時嫌な予感がして荷物を抱きしめ、孤児院があった方に走ると嫌でも自分には分かる、何故ならそこは元々自分が居た孤児院だからだ、大きな煙が空に上がっている、院長先生や他の子たちがどうなったのかは、おれには分からない、けどこのハスマリーに産まれ孤児として育っていた自分には理解できてしまう、けど理解できたとして子どもの精神力が保つ訳がない、だから無事を信じて荷物を抱きしめ再び隣町まで戻った。

    (これからどうしよう……)

    自分自身には頼れる大人などいない、ハスマリーに産まれた孤児はこれを運命と思うしかないのだ、おれはそれすらも理解出来るほど大人ではなかった。
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    recommended works

    💤💤💤

    INFO『KickingHorse Endroll(キッキングホース・エンドロール)』(文庫/36P/¥200-)
    12/30発行予定のモクチェズ小説新刊(コピー誌)です。ヴ愛前の時間軸の話。
    モクチェズの当て馬になるモブ視点のお話…? 割と「こんなエピソードもあったら良いな…」的な話なので何でも許せる人向けです。
    話の雰囲気がわかるところまで…と思ったら短い話なのでサンプル半分になりました…↓
    KickingHorse Endroll(キッキングホース・エンドロール)◇◇◇
     深呼吸一つ、吸って吐いて——私は改めてドアに向き直った。張り紙には『ニンジャジャンショー控え室』と書かれている。カバンに台本が入ってるか5回は確認したし、挨拶の練習は10回以上した。
    (…………落ち着け)
    また深呼吸をする。それでも緊張は全く解けない——仕方がないことではあるけれど。
     平凡な会社員生活に嫌気が差していた時期に誘われて飛び込んだこの世界は、まさに非日常の連続だった。現場は多岐に渡ったし、トラブルだってザラ。それでもこの仕事を続けてこられたのは、会社員生活では味わえないようなとびきりの刺激があったからだ——例えば、憧れの人に会える、とか。
    (…………ニンジャジャン……)
    毎日会社と家を往復していた時期にハマってたニンジャジャンに、まさかこんな形で出会う機会が得られるとは思ってもみなかった。例えひと時の話だとしても、足繁く通ったニンジャジャンショーの舞台に関わることができるのなら、と二つ返事で引き受けた。たとえ公私混同と言われようと、このたった一度のチャンスを必ずモノにして、絶対に絶対にニンジャジャンと繋がりを作って——
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