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    愛しい人に出会えた喜びに花を咲かせた穏やかなローくんはもういないっていう話です。

    by天野月子/花冠

    #ローコラ
    low-collar

    穏やかなわたしはもういない 彼に無理やり、攫われるようにして連れ出された病院巡りの旅の当初から、彼が子供の扱いに慣れていないことはわかっていた。大人と子供の歩幅(それも彼は随分大柄だった)を加味しない歩き方や、それでおれが引き離されているのをようやく理解すると、おおよそ子供にするものではない、まるで猫の子かハンドバッグを持つような抱え方をして持ち運ぶ。それまでちょっとした嗚咽や呻きの一つさえ上げることのなかった無口で不気味な大男は、その実案外お喋りでくだらないことをベラベラと途切れることなく話し続けた。それは話好きだからというものではなく、ただ単純に十三も年の離れたおれをどう扱えばいいのかわからなかったからだろう。緊張からやや早口で、鳥が飛んでるだの雲のかたちがお尻に見えるだの、幼児相手にするんならまだしもおれはあの頃すでに十三だった。彼はおれという存在を早々手に余らせつつも、けしておれの手を離そうとはしなかった。くだらないことを喋っておれが鼻白んだ目で見つめても、シュンと一瞬肩を落としたかと思えばまたすぐにパッと顔を明るくさせて「屁が出そう!」などと宣う。彼はきっと、そんなことを言うような男ではなかっただろう。ファミリーに居たときだって、誰かが下卑た話をし始めるとおれやベビー5なんかのガキをおもむろに叩き出し、そしてサングラスの奥の瞳を眇めて煙草を噛み潰していた。そんな彼がくだらないことをスピーカーのように話し続けた理由はただ一つ。陰鬱な顔をしたガキをどうにか笑わせてやろうと必死だったのだ。彼はどうしてだか、笑顔に拘るひとだった。常に笑みを刷いた化粧もそうだけれど、彼はことあるごとにおれの眉間の皺を突いて笑った。「なあ、そんなガキの頃からしかめっ面で、皺が取れなくなっても知らねぇぞ」なんて大きな口を広げて笑っていた。
     あれは夕陽が海に飲み込まれていく、そんな一瞬のことだった。紺碧の海が赤く燃える太陽を飲み込み、薄墨を零したような空には白く輝く星が一つ。
    「どうでもいい。おれをはやくドフラミンゴのもとに帰してくれ」
     もうじき死ぬんだ。白斑は範囲を広げ、近頃では息苦しさを感じることも増えた。きっともうすぐ、この身を白が覆いつくして死ぬのだ。なにもできないまま、なにも彼らに報いることができないまま。
     あの日の炎が、あの日死んだ彼らが瞼の裏にまざまざと蘇る。亡霊が囁く。おれたちの、わたしたちの仇をとってくれと。どうしておれだけが生き残ったのかと。シスターが泣いている。……彼らがそんなことを言うはずがないことを、よく知っていながら。
     ──主よ、どうして子どもたちを見捨て給うたのですか。その手に十字架はなく、指先は土塊に汚れていた。
     ラミが泣いている。兄さま熱い、熱いと泣き叫んでいる。

     あの日おれもシスターたちと一緒に行っていたなら。不審な兵に気付いて彼らを逃がすことができたかもしれないのに。あの日あの時、おれがラミを衣装タンスの中に隠さなかったら。ラミと一緒に逃げ出すことができたかもしれないのに。おれのせいだ、おれの、おれの……!
     じっとりと冷や汗が背中を濡らす。夏のじっとりとした空気の中、震えが止まらなかった。そんなおれの背を、男の手が不器用そうに撫で擦った。見上げれば男は怒ったような、困惑したような、ともかく顰め面を失敗したようなそんな顔をしてモゴモゴと数度口元を動かし、それから小さく「そんなことを言うな」と呟いた。
    「それだけはダメだ。ロー……生きることを諦めるな」
    「諦めるなって……治りっこないよ、医者だってみんな匙を投げた」
    「それはあいつらが無知だからだ。いいか、この世は広いんだ。きっといい医者が見つかる」
     男の、コラさんの言葉は説得力のまるでない、あるかもわからない希望だけに縋ったものだった。珀鉛病の患者はおれを除いてすべて“駆除”された。症例はいまやおれひとり。そして世間は、珀鉛病は不治の伝染病だと信じている。それを治せる医者がどこにいる? 父だって結局治療法を見つけることができずに殺されてしまった。父ができなかったことを、ほかの誰ができる?
    「それは……でも、でも! おまえの親父さんは諦めなかった! そうだろ おまえが諦めてどうするんだ」
    「……父さまを知りもしないで……っ適当なことを言うな!」
     彼の、肩を掴む手を身を捩って振り払う。太陽の沈みきった空の藍が、彼の朝焼けのような瞳を黒く染めていた。

     季節が夏から秋に変わり、いよいよ全身に白が広がる。この頃から頻繁に体調不良に襲われるようになり、病院を巡る旅のスピードは鈍化していった。この日も朝から立っていられないほどの眩暈に見舞われ、彼に横抱きにされ一日を過ごした。大きな腕の中は冷たくなってきた秋風を遮り温かった。コラさんはその大きなあたたかい手でおれの頬の白をなぞり、赤い口紅をきゅっと歪ませる。首をぐんと上に向け逆光になった彼を見上げると、赤い瞳の眦がキラキラと輝いていた。
    「……なんであんたが泣きそうなんだよ」
     瞳いっぱいに溜まった涙の膜が、瞬きを一つすると破れてぱたりと落ちた。優しいひとは、涙まであたたかいんだと感じた。本当はそんなことないのに。涙は人の心の温度で変わるものじゃない。そんな当たり前のこと、おれは知っていたはずだった。けれど、あの日頬を伝った涙は、真実愛深きひとの温度が移ったものだといまでも信じている。
    「ばか、泣いてんじゃねェよ。これは……汗! そう、汗だって」
    「汗が目から出るかよ。本当だったらあんたこそ医者に掛かった方がいい」
    「可愛くねえなあ! こういう時は見て見ぬふりするもんだっつうの!」
    「あんたがおれを抱いてるからだろ!」
     子供相手にムキになって、短気で、すぐ手が出て、騒々しくて、ウソみたいなドジばかりして。あの人と旅していた日々に一日だって、いやほんの一瞬だって、虚しくって空々しい静寂など訪れることはなかった。

     秋が深まり、冬がやってきた。このときはもう、指の末端まで白く覆われ、常に高熱を発していた。冬の空はどんよりと鈍色をした雲が一面にかかり、風はびょうびょうと身を切るような鋭さをもって吹き荒ぶ。北の海の冬を知っているか。壁炉のそばを誰も離れない。火からひとたび離れれば、ひとは呆気なく死んでいく。死はいつか訪れるものではなく、いまここに、隣に存在するものなのだ。空気は重く冷たく、太陽の陽射しなど一瞬だって射すことは稀な中、人々は地中に棲む土竜のように閉じこもって過ごす。ただただ暗く、昏く、凍えるように冷たい。雪は音もなく降り積り、命あるものは巣穴に閉じこもったきり顔を出さない。樹々は枯れ果てたように葉を落とし、海は恐ろしい波濤を岸壁に叩きつけている。病院の門戸は固く閉ざされ、彼はおれを黒いコートにぐるぐると包んで壊れものを運ぶようにそっと抱き締め歩いていた。彼の愛飲する煙草の匂いが染み込んだコートの中は温かくて、そとの恐ろしい音は遠く、ただ彼が時折かける「ロー、ロー。寒くはないか」という声が胸にじんわりと熱を灯した。

    「ロー、おまえは助かるんだ」
     オペオペの実、というものがどういうものなのか、おれになにを齎してくれるものなのか、この時のおれは知る由もなかった。ただ、コラさんが心底嬉しそうに、涙を浮かべておれを抱き締めるものだから、熱でぼうっとする頭でおれは“コラさんが嬉しそうでよかった”と思うだけだった。もっとよく聞いておくんだった。なにをすることができるのか、この実をなぜ世界政府もドフラミンゴも血眼になって探しているのか。その理由を、すべて。そうしたらあのとき、馬鹿みたいなことをして彼を困らせることもなかったのに。

     いつだってそうだ。後悔というのはあとになってやってくる。あのときああしていれば、こうしていれば。それはすべてもうどうにもならない過去を悔いるだけで、何も解決してくれはしない。
     オペオペの実を持ってきた彼は無理やりおれの口に実を突っ込み食わせると、ほっと安心したように息を吐き、そうして雪の上に倒れた。身体中血塗れで、怪我をしていない場所はないぐらいボロボロの状態で、それでも彼は痛がる素振りひとつ見せなかった。
    「いいか、ロー。悪魔の実の能力というのは魔法じゃない。いつだってルールがある」
     ふと、彼が口を開いてそう言った。
    「そんなこと言ってないで止血しろよ!」
     このときのおれは、彼の足から流れる血を止めようと必死だった。太い血管が通っている場所の近くで、すぐに止血しなければ死んでしまうとわかっていたから。彼は怒鳴りつけるおれの頭をぽんと軽く叩き、わかってる、でも聞いてくれ、と囁くような声音で微笑んだ。ひゅー、ひゅー、と彼の唇から冬の木枯らしのような呼吸が漏れていた。それがまるで、一息ごとに彼の命がかき消えていく音のように聞こえて、おれは駄々をこねる子供のように首を左右に振った。
    「しゃべるなよ……!ねえお願い、喋らないで……!」
     あり合わせの包帯で何とか目立った傷を止血し、彼の懐に抱きつく。嫌だった。聞きたくなかった。彼が最後に、最期におれに大切ななにかを教えて、それをおれが聞き入れた瞬間、彼は満足して事切れてしまうような、そんな気がしたから。広い背に腕を回し、グスグスと鼻を鳴らすおれの背を彼の手がそっと撫でた。それは旅の初めの頃のような不器用さのない、母のような手つきだった。唯一違うところがあるとすれば、いつだってあたたかかった彼の手が、雪のように冷たくなっていた、それだけ。
    「頼むから……いい子だから、ロー」
    「やだ! いやだ、いやだコラさん……!」
     ──昔から聞き分けのいい子供だったと思う。父母の手を煩わせることもなく、妹が生まれてからは一層、自立した大人になりたくて背伸びをしていた。あれが欲しいこれは嫌だなんて我が儘は子供っぽい。そんなおれを、コラさんは旅の初めから笑っていた。「ガキなんだからさ、欲しいのくらい我慢するなよ。嫌なことは嫌だって言え! 正しくないと思うことはするな」……そう言って、頼んでもいないのに三段アイスを買ってきて目の前で転んで台無しにしては笑っていた。それなのに、このときのおれの我が儘を彼は困ったように薄く微笑んで、背後の樹に背を預けるとフー……っと長い、長い、なにかが身体の奥底から抜けていくように長いため息を吐いた。

     ──ああ、また。命が消えていく。

    「じゃあ、これだけ……。よく覚えておけ。その能力を、おまえは、おまえが望むように使え……誰かのためじゃなく、ただ自分が正しいと思うことに……おまえが守りたいもののために使うんだ。誰かのために生きるな、誰かのために死ぬな。おまえは、おまえのために生きろ」

     もうおまえを縛るものはなにもない。病気も、偏見も、差別も。ドフィも、海軍も、世界政府も。

     彼はそう言って笑った。おれの濡れた眦を指で拭って、そっと口づける。きょとんと瞬きを繰り返すおれを見て、深い深い、ルビーのような……血の温もりを閉じ込めたような赤い瞳が細く弓なりにしなり、小さく咳込む。赤い唇に、鮮血が色を重ねる。それでも震える指で煙草を懐から探り当てると、唇に咥えて火を点ける。暗い夜空に、白い煙が一筋昇っていく。細い、目を凝らさなければ見えないくらい細い煙が、あの日見た故郷の人々を焼く炎の煙に重なって見えた。──燃えていく。彼の心が、魂が。
    「……な、んで……なんで、そんなこと、いま……っ!」
     わかっていた。わかっていたんだ。殺されないというのはウソ、隣町で落ち合おうというのもウソ。彼はここで死ぬ気なんだ、おれひとりだけを逃がして、自分は兄の手によって殺されることを彼はこの時すでに決めていて、おれもそれを薄ら感じ取っていたんだ。
     けれどおれは愚かだから……いつだって儚い夢をみてしまうから。彼の「愛してる」という言葉を抱いて、宝箱の中に入ってしまった。
    「愛してるぜ、ロー!」
     最期に見たあの人は笑っていた。ずっと笑顔だった。記憶の中のあの人は、ずっと。
    彼はおれよりもうんとうんと大人で、苦しみも悲しみも見せなかった。おれに見せてくれるのは、いつだって美しいものばかりで、あの人の怒りや悲しみは、彼だけのものだった。

     銃声が五発轟いた。彼の身体は奇妙に跳ね、そしてばたりと雪の上に倒れ込んだ。白の上に赤が上書きされ、そしてまた白で覆いつくされていく。いくら泣き叫んでも、箱を叩いても音はちっとも出てくれなくて、遠ざかっていく彼をただ見ていることしかできなかった。
     なぜ。なぜ、彼は死んだのだろう。誰かのために生きるなと彼は言った。誰かのために死ぬなと彼は言った。それなのになぜ彼はおれのために生き、そしておれのために死んだのか。自分の聞き苦しい叫び声が響き渡った瞬間、これまでの半年間ずっと背を支えてくれていた大きな手が、もうないのだと思い知らされた。だってあの人はおれが泣いているとずっと傍にいてくれた。慰めの言葉をかけることもなく、ただあの大きな手で背を擦ってくれた。


     あの優しいひとはもういない。この世界のどこからも、あの美しく高潔な魂は喪われてしまったのだ。
    眩い朝陽が目を焼く。世界はいつだって、おれたちを置いて回っている。

    ***

    「……なんであのとき、キスなんてしたんだ」
     彼と同い年になってわかったのは、二十六なんてまだまだガキだってこと。大人っていうほど成熟してもいなく、かと言ってガキのように無邪気でもいられない。なにが正解かわからないまま、手探りで前に進むしかない。涼しい顔で何事もないように過ごしながら、その実本当に正しかったのか不安でしかたがない。おれの場合は仲間がいたが、彼はあの時ひとりだった。海軍の任を離れ、ファミリーから裏切りが露呈することが明らかな状況のなかで、彼が何の不安も恐怖も感じなかったはずがないのに。最後の最後、優しい口づけを落として彼はいなくなってしまった。
    「なんで。なんで……! どうして、キスなんか……! おれを遺して逝くことを知っていて、なんで!」

     ──仕方ないだろ。だってあのとき、おれはたったの二十六だったんだ。

    「……そうだ。そうだ……あんたはたったの、二十六だった……」

     項垂れ、唇を噛む。彼はたった二十六年生きただけの、若造でしかなかった。

     遠い遠い過去のような、それでいてたった数日前の出来事。影を失くすほどに強い陽射しの下、対峙した男は薄く微笑みを浮かべていた。指先が震える。口の中が嫌に乾く。肌を伝う汗を拭うと、男は胸の刺青に視線をとめ、その一瞬だけ表情を失くした。
    「当てつけか」
    「いいや。おれの心臓だ」
     彼を復讐の道具になんてしない。あの人を自分のために使ったりしない。あの人の魂は美しいまま、清らかなまま。
    「あのひとの命を、おれは貰ったんだ」
     おまえじゃない。おまえなどのために、あの人は死んだのじゃない……。
    「おれが死ぬまでになすことすべてが! あの人の功績だ……!」

     世界は彼を失くしても回り続けている。
     世界は彼の美しさを忘れている。
     世界は優しい彼を覚えていない。

    「あの人はここにいる。おれと共にここにいる。おれと共に生き、おれと共に死ぬ」
    「おぞましい執着だ。あれもよくここまでの化け物を作り上げたものだよ」
     男は引き攣れを起こしたように笑い、そうしてピタリと哄笑を止める。ゆらりと揺らめく巨躯。あの人によく似た手が、まったく違う意図をもっておれへと伸ばされる。
    「“コラソン”は、おれのものだ」


     あの人が生きていたらどうしていただろう。一緒に船に乗って、世界各地を回り、深海を冒険し、空島まで飛んだかもしれない。もしかすると、あの海軍大目付の差配によって穏やかな島に腰を落ち着けたかもしれないし、そうでないかもしれない。冒険に飽いたら東の海のどこか小さな島に腰を落ち着けて、あの人の白い肌に瑕が増えることもなく、目尻の皺が増えていくのを横で笑って眺めていたのかもしれない。すべては夢で、幻で、叶うことのない願いに過ぎない。
     彼はあの夜に死に、言葉を交わすことも老いていく身体を嘆くこともできない。若く、美しいまま。永遠になってしまった。
    「せめて口にしてくれたらよかったのに」
     キスを? バカ言え、おれを犯罪者にする気か?
    「だってあんなの生殺しだ。それともあんた、あれ以上を知らなかったとか?」
     そそそそんなことねェぜ ガキにはまだ早いっつうの!
    「今ならおれが教えてあげられるよ。キスも、その先も」
     バカだなあ、こんなオッサンに操立ててないで、いい人見つけろよ。
    「いないよ。あんた以上のひとなんて、いない」
     
     ──いない。コラさん以上に愛してるひとなんて、いないよ。

    「うそ。大事な奴らはたくさんいるだろ」
     彼はおれを諭すとき、いつも頭に手をポンと軽く置いた。けして威嚇や従わせようという意図ではなく、ただ視線を合わせるためにしゃがんだときの手の置き場にちょうどよかったからなのだろう。そのポカポカとした手の平の温度はおれの頑固な意地をとろとろと溶かし、彼の言葉を受け入れる。すると褒めるようにグリグリと頭を撫でるのだ。その乱雑さが嫌いではなかった。……いや、好きだった。心地好くて、ずっと撫でてもらいたかった。
    「愛してるぜ、コラさん」
     彼が笑う。照れくさいような、嬉しいような、悲しいようなそんな顔で。
     空を見上げれば青が広がっている。周りでは一時同盟を組んだ奴らが騒ぎ、暴れ、やかましいことこの上ない。そのうちのひとり、黒い大きな目をきょろきょろと動かしながら少年がタタタッと駆け寄り、肩に腕を回した。
    「なあ、なんかいいことあったか」
     肉を片手に、頬を汚してにかりと笑う少年に、フッと息を吐いた。

    「……ああ。そうかもな」

     世界が彼を忘れることはない。

     世界は、彼の愛をこれから思い知る。

    「“R・ROOM”」

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