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    もどき

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    猫耳とか、ロマンですよね

    #レイマリ
    #東方Project
    tohoProject
    #東方
    oriental

    猫耳が生えるのは普通のことです(?)はじめに!!!

    りんたぴ。さんですどーーもっ。
    最近あんまり小説更新出来てないなぁと思って息抜きにレイマリを書きました!!
    レイマリの息抜きにレイマリ…()
    りんたぴ流レイマリ不足の方は楽しめるといいね…(???)
    では、ど〜ぞ〜!!!






    いつだったか、見たことがある。
    外の世界の本で『獣耳』というものを…。


    「…え、なにこれ…」
    私は今、かなり混乱している。
    混ぜた瞬間爆発してあちこちに散らばった試験管の破片を気にする余裕すらないほどには、混乱している。
    鏡に映った私は、爆発したことで頬に煤が付いていたがそんなことはどうでもいい。
    手の甲で軽く拭ってしまえばなんてことない。

    問題は頭についてる耳だ。
    ぴこぴこ動いて、触るとちょっと体がびくっとなる。
    これは猫だ、と思った。
    「猫耳…ってこと」
    状況を整理しよう。
    私はさっきまで魔法の実験をしていた。
    それでまぁ、何らかの誤作動か材料を間違えたのか、こうなったってわけか…。

    「いやいや…でもなんでこんな…」
    実は猫耳が生えるの自体はそこまで問題だとは思っていない。
    何が悪い影響がある訳でもないし、そこまで気にならない。
    問題なのは、絶対あいつに馬鹿にされるということだ。
    今日はこの後神社に行く予定があるって言うのに。

    「帽子で隠すか…いや、バレちゃうかな…」
    何もしないよりはずっとマシだと思うし、今更神社に行くのをやめるという気にもなれない。
    「まぁ、仕方ないか」
    いつも以上に帽子を深く被る。
    その拍子にびくっとなって、これも問題かも、と思いながらさっさと家を出て神社に向かってしまうことにした。

    空の上の方は空気が冷たいので神社に炬燵があることを祈りながら真っ赤な鳥居目掛けて降りていく。
    寒いからか襖はしっかりと閉じられていた。
    軽く叩いてから開けると、霊夢は炬燵に入ってみかんを剥いているところだった。
    「あ、寒いから早く閉めて」
    「第一声がそれかよ」
    そう言いながら襖を元のようにしっかりと閉めた。

    「あっ、そういえば炬燵出したんだ」
    「今朝出したのよ、入る」
    「じゃあお言葉に甘えて…」
    中はじんわりと暖かく、冷えきった足先が体温を取り戻していくのがわかる。
    部屋は柑橘系の香りが充満していた。
    炬燵とみかんという定番の組み合わせにより、冬という実感がより増したような気がする。

    「魔理沙、帽子脱がないの」
    「えあぁいや…寒いからな」
    咄嗟に帽子を抑えてしまったので、霊夢は私を訝しむように見ている。
    「…まぁいいわ、それよりみかん食べる」
    「食べるー」
    霊夢がカゴに積まれている1番上のみかんを取ってはい、と渡した。
    それを受け取る為に私が手を伸ばしたその時だった。

    「…スキあり」
    霊夢が小さくそう呟いたかと思ったら、次の瞬間には私の帽子は霊夢の手元にあった。
    「…えあ」
    急いで手で猫耳を隠すも遅く、霊夢は目をまん丸にして私の頭についてるそれを見つめていた。
    「何それ…」
    「ん、ん〜…霊夢さんには何が見えてるのかな〜」
    「…魔理沙」
    隠し通す事は最早困難だと判断し、大人しく手を離すことにした。

    「……猫耳」
    「猫耳それ、猫耳なの」
    「だからそう言ってるじゃん、猫耳だって」
    「ふぅん」
    …あれ?思ってたより反応が薄い。
    もっと笑われたりするかと思ってたのに。
    何となく面白くないのでとりあえずみかんを剥くことにした。
    ひんやりしてる、なんて思いながらぼーっと剥いていたので霊夢の手がこちらに向かってきてることなんて気付かなかった。

    「あ…っ」
    「え…」
    猫耳を触られてびくっとなった拍子に声が出た。
    咄嗟に手で口を塞ぐが、もちろん間に合わない。
    「魔理沙、それ…」
    霊夢はそう言いながらニヤついていた。
    「気持ちいいの」
    「な…」
    もう1回、と言わんばかりに再び手を伸ばしてくる。
    「ちょ、駄目だって…」
    「どうして駄目なの感じちゃうから」
    「ちがう」

    完全に忘れてた。
    触るとびくっとなること。
    見られたら馬鹿にされるかも、というのばっかりですっかり忘れてた。

    「冬ってさ、日が暮れるの早いわよね」
    「…そうだな」
    「もうすぐで暗くなっちゃうね」
    「…うん」
    霊夢は一体何が言いたいんだろう。
    もう猫耳への興味は失せたのだろうか。

    「暗かったら別にしても問題ないよね」
    「するってなにを…あっ、え駄目だって問題ある」
    「…なんの問題があるの」
    霊夢はそう言いながらじりじりと近寄ってきて、私はとうとう壁に追い詰められてしまった。
    今日はそんなつもり無かったのに…!
    「問題ないよね、魔理沙」
    「あ…まって…っ」

    夜の帳が降りる頃、人里離れた神社は一足先に夜を迎えていた。
    ふわふわの耳はそれはそれは甘い味がしたとか…。







    〈あとがき〉

    幻想少女たちの日常の方でたくさん書いてた気がしてたのに最後に更新した話がプロポーズ現パロレイマリだったことにびびってる、どうもりんたぴです。

    今回のお話は1時間程度で短いお話を書いて更新速度の遅さを軽減しようという目標で書きました!!!
    猫耳ネタは割とよく見かけるような気はしますが書きたかったので…いいのです。

    言葉責めっぽいSっけのある霊夢さん…
    何かしてくれないとつまんない少しだけMな魔理沙さん…
    これぞりんたぴ流レイマリとでも言うのでしょうか???
    言葉責めっぽい霊夢さんが大変好きなので話の系統が似通ってしまうのは仕方の無いことかと()
    魔理沙さんは巫女様に食べられてなさい()

    今単発も連載の方も進めてるんですが単発は無駄に長くなるわ連載の方は筆が乗らないわでしばらく更新出来てなかったんですよ…
    たまに我に返ったように即興で短いのまた書くかもしれない〜〜〜

    本編より長いあとがきになりたくないのでまぁこの辺で。
    りんたぴさん一応多忙なのです。
    じゃ、まったねー!!!



    ポイピクあとがき

    猫耳…ロマンだよな
    しっぽもいいと思います
    感度が他のとこより高いやつ(つまり性感帯)
    猫耳とか生えたら人耳はどうなるのか…
    性感帯だから聴覚はない説もワンチャンある()
    適当な話しかしてないー!!!
    おわり!!!




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